劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのレビュー・感想・評価
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誰にでも知らない一面がある
父が仕事を辞めた理由。仕事でしか家族に貢献することができない口下手な父は、仕事を辞めて、生きる意味を喪失していた。アキオがプレゼントしてくれたファイナルファンタジーで顔も知らないたくさんの仲間と普段言えないことや知らない一面を見せたり、大きな敵に立ち向かったり、いつしかゲームが父の心の支えになっていた、ツインタニアと闘う約束を守るために病室を抜け出してきた父だったが、手術を決意するには、最大の敵ツインタニアを倒してからじゃないとだめだった。子供のころ一緒にやったファイナルファンタジーを通じて、父親と息子があの頃できなかった時間を埋めるかのように心を通わしていくのがよかった。ゲームの中で「お父さん」と呼んだシーンは感動。寡黙なお父さんだけど、威圧感はあまりないし傲慢じゃないしいいおとうさんだとおもった。
ゲームの中のキャラクターがしゃべる愛らしさと、ゲームを通してかわいい一面を出していく父がかわいい、深いストーリで笑いや感動できる場面まで最後まで楽しい映画でした
うるさい役をやるイメージだった吉田鋼太郎さんが、無口で表情が乏しい役だったのが印象的。無表情に見える中にも、細かい表情の機微が読み取れたり、面白さや愛らしさ人間味が垣間見れるような芝居がすごいなと思った。
ファイナルファンタジーをやってみたいと思う作品。
対面じゃない他者との関係
父とのコミュニケーションを取りたいが、踏み出せない息子。
オンゲをプレイしてきた経験はあるがFF14?をプレイしてない感想
オンゲならではの、相手のリアルを知らない関係性構築に共鳴。娯楽映画として素直に楽しめた。
FFの広告としてもよく働いたのかなと邪推。
父との会話が恥ずかしいというか苦手な息子の気持ちは、皆が感じているのかな?と共感した。
こんなコミュニケーションが出来て、父の気持ちを知ることができたら良いな。
言葉で伝える事は、気恥ずかしくて多分出来ない自分。
父に感謝の気持ちを残す。
私は無事に育つことができました、ありがとう。
プレステ持ってない、FFやったことないって人でも大丈夫
アマプラで見つけて予備知識なくみたんだけど、素直によかった。
えぇ話や~、って感じ。
これお父さんがゲームやり始めてから覚醒してゲーム内で無双するようなコメディー全振り映画でも面白かったかもしれないけど、いや、最後しんみりもいいね。
糞みたいな最近の邦画と違って恋愛系の描写が必要最小限になってるのもとても良い。
まぁストーリー的には先が読めるというか、特に大きな展開があるわけでもなく、最終決戦の日程が決まった時点で何かしらのトラブルが発生してぎりぎりになるんだろうなぁと想像できたり(ぎりぎりになった理由がそもそもお父さんの退職理由に繋がるとこまでは想像できなかったけど)、娘の彼氏は最終的には認めるんだろうなぁ、とか、ある意味王道なストーリーなんだけど、それを言ったら太宰とか三島とかの文学小説ってのは、根幹に大きな軸があるだけで煩雑なストーリー展開があるわけじゃなく、場面毎の描写で魅せる類のものだから、この映画は、そうか、なるほど、文学なんだ。
邦画で一番泣いた。
タイトルがあんまり興味をひかなかったからノーマークだったけど邦画で一番泣いた。ラストはもう過呼吸になるレベルで泣いた。
たまにある感動する系のCMを2時間の映画にした感じ。
ところどころFINALFANTASYファンが喜ぶような描写があってゲーム内の描写もテンポ良くて全くくどくないし、人間が喋ってたら臭すぎるセリフもゲーム内のキャラクターが言ってくれてるから全然見れる。中盤入ってくる同僚との恋愛パートも一切くどくなくてあっさり終わって良かった。
ゲーム、オンラインゲームの良さがすごく表現されてる。年齢や環境が全く違う人が同じ目的のために協力する。親しい友人には話せないこともなぜかネットを介した友人には話せてしまう。場所も時間も選ばない。ゲームってこうだよねって思い出させてくれる。見やすくて泣ける作品だった。
ゲームで繋がっていた親子にほっこり
今年13本目
息子に退職祝いにゲームをもらった父親。始めは堅物な父がゲーム慣れしていない姿やチャットでの痛い喋り方で笑ってしまった。だが、油断していた。幼いころの息子と一緒にしたゲームの思い出が結果として父の闘病を後押ししたシーンで涙を流してしまった。私の父もゲーマーなので本作を勧めてみようと思う。
家族愛
ゲームを通して知る親子愛の物語。
なんか心が温まりました。
ゲームも捨てたもんじゃない世界。
出てる人たちの演技がなんだかすきでした。
楽しい作品でした。
お父さん、ゲームの中だと
お茶目で可愛い。
光のお父さん
実話を基にして描かれた作品。
内容は、実の息子が正体を隠してお父さんとゲームで友達になり、そこから今まで話せなかった本音を語る事で親子の絆を描いた作品でした。
お父さんのひょうきんな姿とても面白くて声を出して笑っていました。
物語が進むにつれて今まで遠くなって親子の縁がどんどん近づくにつれていいなと思えるシーンが沢山あって良かったです。
印象的に残っているのは、「相手のことを知ろうしなければ分からない」と言ってお父さんが娘の婚約者の仕事に訪れなんとも照れ臭くそうにしてる姿がとてもよかっです。
この映画は、一度みるとゲームを普段しない人でもその世界に飛び込んでみたくなるような映画でした。
とても良かったです!
親子☆
昇進のはずが仕事を辞めてしまったお父さん。家で何するんだろうってことで、息子がファイナルファンタジーをプレゼント。初めは使い方もイマイチ分からなかったお父さんが、変な身振りをして挨拶するほど馴染んでて笑った。
ちょっとずつお父さんの本音が聞けて、最後実は息子だと打ち明ける場面。素敵でした。
ゲームの持つ魅力×インターネットの素晴らしさ×人の優しさ=素晴らしい作品
日本だからこそ作れたと思える作品。
うちの父もだが、寡黙で多くは喋らない。
同じような父が突然退職した、心の中を知りたいとゲームを勧めるのがすごいなーと見ていた。
この作品の親子もお互いギクシャクしながらも少しずつゲームを始めていく。
吉田さんのいかつい感じなのだが、それが観客のツボにハマるというか、見ていて滑稽w
緊張と緩和というか、その空気をうまく作っているのが財前さん。
本当の家族のように息もピッタリで違和感無かった。
多くの人が触ったことがあるFFという媒体を使って物語は進んでいく。
子供の時代にやっていたシリーズが大人になった現在でも続いているのもゲームならでは、それが十数年越しの約束につながるのが非常に感動的。
ゲームはゲームをやった人間にしか共有できない感動や想いがある。
大きく言葉をかわさなくてもモニターを介して会話をする。(今作はキャラがすごく喋るが、、、w)
ゲーム部分もしっかりと作られており、FF14はプレイしたことがないのでどこからが特別な演出かはわからないが、表情やアクション、カメラのアングルに至るまでかなりの種類があり、本当にお互いが会話しているように違和感なく観れる。またそれがスムーズに現実世界にシフトするので観ている側も醒める事なく楽しめた。
ストーリー的にはありきたりな内容ではあったが、実話であること、また『電車男』の時のような匿名だからこそ正直に話し合える、日本人の心の美しさのようなものをスクリーンから感じた。
自分も子供の頃からゲームを中心に生きてきたし、自分の子供もゲームをはじめたばかり。まだSwitchのマイクラを操作できず、穴をほって水を流して遊ぶだけだが、それだけで楽しさを共有できるし、会話ができる。
いつか疎遠になる日がきたとしても、ゲームがまた結びつけてくれるかもしれない。
吉田鋼太郎さんがいい味出してますね〜
お父さんの頑固親父っぷり、ゲームに夢中になる様、ゲーム内でのお茶目さなど、吉田鋼太郎さんによる名演が最大の見所ではないでしょうか。
自分の父親も夜中にこっそりファイナルファンタジーやってたなぁと思い出しました。(当時はFF7だったかな?)
感動する話で正直ラストは涙もでましたし、半分ぐらいゲームシーンが占めているのも斬新でした。ただ、展開は予想できますしそれほど考えさせられる内容でもなかったので星3つぐらいかなと。
最後に他のパーティメンバーの正体が出てくるかなと思ってましたが、そこはスルーでしたね笑
ゲームの知識がなくても楽しめました
ファイナルファンタジーはおろか、オンラインゲームも全く知見がなく『テトリス』で止まっている自分にとっては、映画のタイトルから『ゲームの実写版』だと勝手に思ってスルーしていました。
でも今回タブレットの小さな画面で観て、せっかくいいお話、かつ未知のゲーム画像に触れられるなら映画館のスクリーンで観たかったと、勘違いを悔やみました。
友人たちの会話で聞いた『ダンジョン』の意味を初めて知って得した気分です。画像の進化にも目を見張るものがありますね!?
昭和のオヤジである父親と幼い頃一緒にFFⅢ(この表記で合ってますか?)をクリアしようと約束した父子、決して忘れていた訳ではありませんでした。
世間一般では疎遠になりがちな父娘の間のやりとりもとても面白く観られました。
親友の家族ではスマホ経由でしか会話してくれないらしいですし、それすら「頻繁にメールしてくんな!」よく言われるらしいです。(T . T)
不思議な親子の関係だけど吉田鋼太郎さんと坂口健太郎のゲーム内でのやり取りには思わず笑ってしまったり目頭を熱くさせられたりしました。
映画のタイトルをもっと一般的なものにしたらより多くの人々に感動を与えられるのではないかと少し残念に思ってしまったのは私だけでしょうか?
ほっこりする家族の作品
ふざけたタイトルの作品だが、ほっこりした良作。流石に入院中に病院抜け出してゲームはしないでしょとも思ったが、電話番号もメールアドレスもSNSも知らない友人に近況を知らせるにはゲームに入るしかない。そう思うとあの展開も真実かもしれない。
もうちょっとマシなタイトルにすれば良かったのに笑
ゲームを通しての良質の親子作品ですぴょん♪
観た人の感想が軒並み高い事もあり、鑑賞したかった作品ですが、なかなか上映時間が合わなかったのですがやっと鑑賞しました。
で、感想はと言うと、良いね♪
ドラマや原作小説もあるとの事ですが、全くの未鑑賞。
それでもスッと入って来れる隠れた良作と言うか、良い作品ですよ。
オンラインゲームと言う、興味の無い人にはなかなか敷居の高いジャンルかとは思いますが、オンラインゲームを通じての親子の絆を深めると言う、ある意味今風の作品です。
長尺のテレビゲームのCMを見ている様なドラマ仕立てで、物凄い悪い顔で言うとゲーム会社が都合良く描くゲームCMのなんですがw、これが良く出来てます♪
オンラインゲームあるあるも随所にあるし、オンラインゲームをやった事が無い人でも“やってみようかな~”と思わせる魅力がたっぷり♪
まぁこの辺りがゲーム会社の策略なんですがw
またオンラインゲーム経験者なら余計に“うんうん”と頷ける要素もたっぷりです。
ただ、オンラインゲームをやってる人なら分かるんですが、オンラインゲーム上でのレベル50と言うのは基本的に天井レベルなので、そこに行くまでには並大抵どころの騒ぎではなく、ゲーマーどころかゲーム廃人になるくらいのプレイ時間を要さないといけないのに、パーティーメンバーどころかお父さんのキャラもレベル50と言うのは“どんだけやっとんねん!”とツッコミを入れずにはおれませんでしたw
あと敢えて言うなら、妹の美樹の芸人の彼氏の「ぷくまんず」のコントは劇場の爆笑ほど面白くはありませんでしたw
それでも変に脱線する事もなく、親子の絆、そして家族の絆を描いた作品としてはかなりクオリティが高い。そこにオンラインゲームのファイナルファンタジーが良い感じで味付けをしていて、変にファイナルファンタジーと言うゲームに振り回される事もなく、良い感じでツールとして使っているのも良いんですよね。
また、この作品、劇中のBGMが抜群に良いんですよね♪
大作ゲームのBGMは下手な映画音楽も顔負けなくらいに音に拘りを持ったのが多いのですが、大作ゲームの中でもファイナルファンタジーシリーズは超が付く一級品のBGMだし、耳慣れた感もあるので、そのBGMが劇中に流れるだけでも、かなり“勝った感”がありますw
オンラインゲームと言う、パソコンをしている人でもなかなか敷居の高いジャンルにゲーム免疫が殆ど無い人にはかなり難易度が高くて、正直一緒にやる人がいなければ多分最初で躓く所は多々あると思います。
勿論その先にある感動や面白さはプレイした人でないと分からないし、またプレイした事の無い人にはゲームの世界の広さと奥深さと自由度の高さ。目を見張る様な美しいグラフィックに圧倒されると思います。初めてオンラインゲームをやった時の自分がそうでした。
ただ、オンラインゲームはある意味ゴールが無いのでのめり込む程、日常での何かの時間を割かなければいけないし、失う事の方が圧倒的に多いです。
ですが、日常では築けないコミュニケーションもオンラインゲームでなら築けるし、取り戻す事も可能。
勿論、そんな都合の良い事だけではないけど、ゲームの世界だからこそ、現実に持てない理想や夢を持っても良いんではないか?と言うのは本当にゲーム会社の理想かも知れませんが、この作品はそこにあえて乗っかる事の心地好さがあります。
でも、でもね。顔を合わせてなら、素を見せない、見させない関係でもオンラインゲームの世界で相手の素性が分からない関係なら見せられる事もあるでしょう。
そんな素の部分が見れたなら、好感を持てる事もあるかも知れませんが、相手が身内なら見せたくないし、…正直見るのが怖いw
次の日、どんな顔をしたら良いのか分かんないのに、そんな父親に正体をバラすなんて勇気あんなぁw
主人公の坂口健太郎さんと父親役の吉田鋼太郎さんが本当に良い感じ。また妹の美樹役の山本舞香さんのテンポの良い台詞回しとツッコミ、演技がナイス♪
上司の佐藤隆太さんも良い感じで出番が少し少ない感じが逆に“佐藤隆太を贅沢に使ってんなぁ~”と思わせますw
いろんな伏線の張り方も回収もキチンとされてますが、佐藤隆太さんの父親の官能小説と「アトランティスの謎」だけは放ったらかしw
お母さんがお父さんに言った「ゲームは1日1時間!」は40代以上のファミコン世代にはツボな台詞ですが、今のオンラインゲームでは1時間は屁の突っ張りにもなりませんw
公開から約1ヶ月が経とうとしているので、そろそろ上映館も少なくなってきてますが、もっと評価されて、もっと上映館が多くても良い作品かと思います。
オンラインゲームどころか、ゲーム自体も最近では殆どやってませんが、久し振りにオンラインゲームをやってみようかなと思いました。それもファイナルファンタジィのオンラインゲームを。
…あっ!これもゲーム会社の戦略にハマりましたねw
どれもライトに楽しくて、感動して、楽しくて、泣けてとバランスの良い作品。
なかなか合わない上映時間に合わせて鑑賞して良かった♪ ホントそう思えるくらいの良質な良作です。
未鑑賞な方は機会があれば、是非お薦めする作品。と言うか、沢山の人に観て欲しいぴょん!w
現在では許されない父親像
「仕事一筋で家庭を顧みず、不器用だから解りづらいが実はもの凄く家族のことを愛している」っていうお父さんって結構いたと思うの。その話だから自分のこととも重ねて感情移入しちゃうね。
でも、もう、こういうお父さんは出てこないんだろうな。「家族を愛するが故に家庭を顧みず働く」ってのが「なに言ってるの?」って感じになったし。「ワーク・ライフ・バランス!」ってのもあるし、男女同権なのに「俺が家庭を支える」って男性だけが言うのもなんだかなってなってるしね。
映画の作りは、ゲームの場面の芝居がかった感じが、現実とシンクロしてるから違和感なくて見事なの。最後メーデーさんが「うおー」と走るところは、まさに「『うおー』しかない」と思ったしね。
不器用なお父さんが、それでもゲーム面白いからやりたいと思うところとか可愛いし、それを通じて家族と解り合っていくところもいいんだよね。
佐久間由衣でてきて、ちょっと恋愛要素が入るんだけど、いらなかった気もすんのね。佐久間由衣すきだから全然いいんだけど。
あと山本舞香が二階堂ふみに似てた。「二階堂ふみ? 山本舞香? どっち?」って思いながら観てたもん。年齢的に山本舞香だと思ったけどさ。
めちゃくちゃ面白かったけど、父と息子の物語だから、女の人は観たらどう思うのかな。そこは知りたいと思ったよ。
FFファンだぴょん
オンラインゲームは未経験。
(いま一歩踏みこめないのよねー)
ドラクエとFFだけはずっとやり続けております。
良くまとまってる映画だと思いました。
笑けて ジーンて きて
観て良かったなー!楽しかった!
(映画館であの音楽聞くと嬉しくなるやん)
(話は、こじつけ感満載やけど)
(で しずる感て 何?!)
「FF Ⅶ リメイク」が楽しみです。
父に「ありがとう」を言わなくちゃ
オープニングの海、私は最初本物かと思っちゃいました。
最近のゲームって、凄いですね。と、言うくらいゲームには疎いです。
それで、この映画はゲームの画面のシーンとゲームをしている二人のシーンの占める割合が多いです。
なので、二人の表情の演技が、この映画の全てと言っても過言じゃないと思うくらい。
そして、吉田さん、坂口さん流石ですね、しっかりと魅せてくれます。
結構笑わされて、沢山泣かされました。
特に、お茶漬けのエピソードの所は、涙が止まらなくなりました。
時が経ってから気付く愛情も有るのですね。
映画を観終わってから、父との幾つかの出来事が、頭に浮かんできました。
改めて、見守られて生きてきたんだと気付かされました。
父に「ありがとう」を言わなくちゃ。
「ありがとう」のタイミングに今更なんて無いと、この映画が教えてくれた気がするから。
ゲーム知らないけど、楽しめる。
ゲーム好きなら、もっと楽しめると思う。
ストーリーは、よくまとまっていて、納得出来る。
合格点だと思う。役者もみんな上手いし。
少しの疑問と、注文を書きたい。
コレは、父が「光の戦士だ!」って話しなんだから、
どう戦士なのか、今ひとつ感あり。
映画だと、病気に立ち向かう決心して、手術受けました。
ってだけの感じがします。
実際は、家族を守る為に、会社人間となり、専務になる直前でリタイアしている。社会人としては、とても優秀であろう。
家庭では、奥さん子供とはあまりコミュニケーションもなくなり、存在感は薄いけど。
この、会社での戦士ぶりを息子がゲームを通じて、知ることとなっていく展開なら、もっと感動するんじゃないか?
ゲーム初心者ながら、
戦略は理論的で、素晴らしいとか、
諦めかけた仲間たちを、鼓舞するところとか、
仕事の苦労をあの談話室見たいなところで、優秀さと、お茶目さを
もっと垣間見えたら、どうだったろうか?
あの、光の中に入っていくところで、
会社での活躍場面がフラッシュで入って、
子供の頃の少しの思い出と重なり合って
いたとしたら。今は、お互い上手く会話も出来なくて、
でも、本質は変わらない、素晴らしい男だったんだ!
まさしく戦士だったんだ!
という方が、深みがありそうだけどなー。
別の論点。
一流企業に勤め、専務にもなろうと思う社会人の家庭での存在の、現実はどうなの?
多分週休2日だろうけど、そんな子供との時間って取れないのか?思い出となる出来事が、あまりないのが現実?
あと、奥さんとなんで結婚できたのかが疑問。
今は、無口なのは解るけど、昔は違うから結婚したわけで、
その辺は、省略でみんな納得なのかな?
ワンシーンぐらい、こんな感じの若者だったよ、ってあると
わかりやすいけど。
でも、面白い映画ですね。
山本舞香も良かったです。もっと活躍してほしいひとり。
今でも、活躍してるけどさ。
面白かったぴょん!
あまり話題ではないのに評価の高さからこれは映画好きな人向けな作品だろうと感じていた。その予想はまさに的中した。
作品自体は全く知らずネットで話題になっていた程度の知識だった。後にテレビドラマで既に放送されていたと情報を得る。逆にファーストインパクトだからこそ楽しめたかもしれない。
ドラマとの比較については後々検証したいが、まず圧倒的な違いとしては尺の長さだろう。いかに余分な部分を削り重要な場面を魅せるかが問われるだろう。
作品に全くと言っていいほど無駄なシーンが無い。それぞれの場面は必ず後の場面に繋がり、より深みのある印象を視聴者に与えている。
今作の見どころである父親がFF14というゲームの世界に溶け込んでいくようすは単純そうで難しいと思う。
まず、今の60台の男性はゲーム世代より上。あまりゲームに馴染みのない世代である。しかも家族とのふれあいも少ない。
その設定で主人公からゲームを与えられて溶け込んでいくまでの流れを作るのは難しいのではと感じていた。
しかし私の心配は早々と無用なものだと分かった。
冒頭の父親が仕事人間であることを説明するシーン。ただ仕事や会議の場面だけではなく、接待ゴルフで上司をおだてるなど少しひょうきんなキャラである一面も見せている。
このお陰で後にオンラインゲームに没頭する父の姿が違和感のないものとなっている。彼の処世術がそのままゲームにも活かされていることが重要だからだ。同時に、彼が実は家族思いの人間であったということが伝わってくる。
その後の父親がゲームに没頭していく流れも見事だ。最初はゲームが理解できず投げてしまうが、キーボードを与えられコミュニケーションを覚えるうちにどんどん上達していく。
思わず語尾に「ぴょん」が移ってしまうところは今作の一番の笑い処。もちろんそれは父親なりの努力の成果でもあるが、思わず母親が振り返ってしまうところは笑いのツボを抑えていて上手いなと思った。
マイクに喋りかけるところはオールドゲーマーなら誰しもクスッと来るところだろう。最近の若い子には少し難しいかもしれない。
30代以上だとお得なシーンである。
もちろん父親以外にも見どころが散りばめられている。
物語の中にいくつも相反するものがあり、それがパズルのように組み合わさっている。
家族との団らんを求めながらも仕事に時間を奪われていく主人公。
安定した生活のために仕事を取った父とは裏腹に不安定な彼氏を持つ妹。
ゲームの中でも主人公が女の子で後輩の子がゴリマッチョなのも上手い対比である。
一方でゲームと現実とはうまくシンクロさせている。
後輩の女性との接点もFF14である。ちゃっかりしてるなあ。
しかしこれも彼女なりの処世術か。この話はなかなか世渡り上手が多い。
また指輪のくだりで周りを勘違いさせるシーンは良い。陣内智則のコントのようで笑いのレベルが高いと思う。
また、最後転勤で離れ離れになってしまったが、ネットでは繋がっているというくだりがまたオンラインゲームの良さを感じて素晴らしい。こういった説明を長々と映像で経過を見せるのではなくさらっと一言でまとめることができるのはすごい。
出演者の中で演技が光っていたと思うのは佐藤隆太氏。
まさに名脇役。演技力の高さはさすがである。
彼の台詞で一番残っているのが「親が死んだら想像以上に堪えるものだった」という旨のもの。
自分とほぼ同じ世代なので胸に来る台詞である。
ひょうきんに振る舞う彼ではあるが、人一倍情にもろいところが伺える一コマである。
遺品である官能小説をまるでお守りのように会社に持ってくるのは一見笑えるようで深い。
唯一残念だったところは映像的に安っぽい印象が否めないところ。これは日本映画全体に言えることなので仕方がないが今年は映画の当たり年。6月の萎む時期ですらディズニーやマーベルが台頭して幅を利かせている現状ではやはり比較されてしまう。2時間ドラマなら家でDVDや配信で見ればいい、という層が多い。
話が申し分ない反面、映画館で敢えてみる理由はと問われると返答に困るのが現状である。これではただの映画好きの作品という域を出ない。
細かいところだが映画にするならもう少し力を入れてほしい部分を挙げる。
FF3の頃のブラウン管テレビはあんなに新しくないと思う。あれは90年代後半から00年代にかけて製造されたものだと思われる。今ではなかなか手に入らないのかもしれないが、映画ならもう少し年代を感じさせる映像があってもよかったと思う。実家の古いテレビを貸してあげたかった。
時代劇モノでも時代考証が必要であるように、90年代はもはや30年前である。その30年というのは短いようでかなり長い。
映像を見てあの頃を思い出す懐かしさがあればもう少し感動したと思う。
街角の玩具屋のシーンがあったが、どこか作り物といった印象が強かった。こういう場面こそ当時の面影を忠実に再現できるような熱意が欲しい。
例えばあの頃はゲームそのものが珍しかった時代、FF3の発売に子供たちが大挙して押し寄せ我先にと争奪戦が繰り広げられた時代である。
それなのに玩具屋は現代の地方の寂れた商店街のよう。当時の玩具屋は子供でごった返すほど活気があった。
キーボードを打つ演技に違和感。人差し指だけで下の方のキーは押さないだろう。役者さんはパソコンを使い慣れていないのだろうが、これでは明らかに適当な文字を打っているだけということがバレてしまう。
音だけカタカタ言っているのにキーボードが全然押されていないところなど、オンラインゲームを得意とするような人間とは思えないぎこちなさを感じてしまう。
ずず。。という映画特有の重低音が関係ないシーンで聞こえてくるのはミスなのか映画館の音響のせいなのか。
ゲームの画像はそのまま使うしかないので仕方ないが、カクカクとしたCGの動きは少し脱力してしまう。映画のためだけに特別にCGを起こすのは世界観を壊しかねないが、工夫次第ではもう少し豪華な絵面にできるのではないか。
2000円近く払う価値があると思わせる映像づくりは今後の日本映画の課題だと思う。
どこまでが実際にあった出来事なのか?
原作ゲームプレイヤーです(今は時間がとれないのでやってません)。
序盤~中盤で、あー、懐かしいなーまた始めようかなーと思ったものの、最終盤病院から逃走してネトゲに走る光の戦士(お父さん)でネトゲ廃人かよと一気に気持ちが冷めました。息子も止めれ。
理由があったとはいえ、いやないでしょそれは…と思ってしまって素直に観られませんでした。
FF14の映像はとても綺麗だっただけに、物凄く残念です。
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