劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのレビュー・感想・評価
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心が癒される映画
新手の長編劇場版CM
くしくも泣いてしまったぜ
シンプルでいい話◎
隠れた名作
分かっていても泣ける
光のお父さん、愛されてるなぁ!!
元ネタであるブログのファンで、映画への期待が高かったのですが
期待を裏切らない最高の映画でした!
「あれ、元ネタと内容違う」
と思う部分がちらほらあり、それを見つけることも楽しめました。
きっと映画化するにあたって、限られた時間の中、ノンフィクションを起承転結のある「物語」にまとめあげるために、そういった変更が必要だったのだろうと察します。
そのおかげで、元ネタやゲームを知らない人でも理解でき、楽しめる内容になっていたと思います。
父と息子を中心に、【家族っていいぞ!】、【オンラインゲームっていいぞ!】というメッセージが伝わってきました。
お父さんの不器用な愛情を知ったとき、目頭が熱くなりますよ。
ブログのファンとして楽しめた部分は…
大画面のゲーム世界に感動し、動いて喋るマイディーさん、きりんちゃん、あるちゃん、光のお父さんに感動し、いつまでも見ていたい気分でした。
「きりんセット!ゴー!」「にゃんにゃんぷ~」
が躍動していて…感無量ですね。
お父さんのグルグルやジャンプ、マイディーさんの「吉田あああああああ」など、知っているネタが出てくると
「キター!!」と嬉しくなり、同時にめちゃくちゃ笑いました。
お父さんのひざまずく姿、ポスターにもなっていたし、ブログでも何度か出てきていたのに、あまり出てこないなーと思っていたら、小さい頃の父と息子とリンクさせたのか!と、これは感動しました。
うまいですね…。
主題歌も最高です。
マイディーさんのブログを読んで、グッズがパンフレットだけで、それ故力を入れて作ってあると知っていたので、観る前に購入して読んでいました。
映画の主題歌はGLAYのTERUが光のお父さんを熟知した上で作詞作曲した「COLORS」。
良い歌詞だなぁと思っていたのですが。
メロディも最高だし、切なくて爽やかで、光のお父さんの世界をより深くしてくれたような気がして、まさかのエンドロールで涙するというハメに…!
良い歌詞だし、良い曲だし、TERU良い仕事し過ぎィ…!!
エンドロールが始まっても席を立たずに、最後まで聞いて欲しいです。
曲を聴き終えてようやく物語が完結すると言っても過言ではありません。
ブログの内容が物語として昇華した「劇場版光のお父さん」。
きっと携わった方たちは皆熱意と愛情を持って取り組まれたんだろうなと思います。
本当に素敵な映画です。
FF🎮を知らないお父さんにこそオススメ
FFを知らないお父さん世代だが楽しめた。
実写とゲーム映像のコラボは驚愕の出来。二人の監督さんには👏です。
昭和の父親像は、世界には通用しないのであろうが、この映像展開は邦画の枠に収まって欲しくない秀逸さ。上映館の少なさが残念でならないが、2019上半期のベスト邦画だと思う。
坂口くん、舞香さん👍でした。
想定外にいいよ、この映画。
終わった時に思わず「良かった」とつぶやいてしまった。席半分くらいしかうまってなかったけど、もっとお客さん来てもいい映画。
まず話しのテンポがいい。
飽きさせない、余計な事を考えさせない。
こりゃないわ!とかわざとらしいなぁ〜とか心の声がつっこみを入れる映画は多々あれど、この映画は最後までそれがなし。ぐいぐい見るものを引きつけ、引っ張っていってくれる。
そしてゲームの映像がきれいだし、現実の映像とゲームの映像のバランス、使い方もいい。
チャットのシーンに声をあてて実際にしゃべっているように見せてるのもみんなが頭の中で想像してるのを表現しているようで感情移入しやすい。
自分もオンラインゲームやったことないし、なんとなくのイメージしかないけど、お父さんがゲームを始めるくだりを一緒に体験して自然にゲームの世界に入っていけるようになってるから知識が無くても大丈夫。ほんと、丁寧に作られてる。
なんならもう1回見てもいいかも。
想定外に楽しめた一本でした。
洒落た世界観が楽しい
ファイナルファンタジー(スクエアエニックス)はプレイステーションで遊んだことがある。ロールプレイングゲームなのでバイオハザード(カプコン)やメタルギアソリッド(コナミ)などのアクションゲームとは違って、レベルを上げたりレアな武器を手に入れたりするのに本筋と無関係な場所を何度も行き来しなければならず、途中で辟易した記憶がある。それでもフェイ・ウォンのEyes On Meが聞きたくて頑張ったこともあったしその後もいくつかのタイトルを遊んだが、それもプレステ3までで、プレステ4を購入することはなかった。
本作品はファイナルファンタジーⅩⅣを積極的に肯定する。様々なエリアやダンジョンに赴き、ミニゲームやミッションをクリアしながらジョブを身に着けスキルを鍛えレベルを上げる。そして見知らぬ人同士でハンドルネームの交流をし、パーティを組んで冒険に出かける。ときに遭遇する強大な敵に対しては、各人のジョブとスキルを最大限に活かしてバトルを試みる。敵はあくまで仮想敵であり、バトル上でしか存在しない。他人を陥れるようなオンラインゲームもあるかもしれないが、ファイナルファンタジーシリーズはなべて平和的だ。やっつけるというよりもミッションをコンプリートするという感覚である。
ビデオゲームは人間の想像力に訴えるゲームだから歳を取っても楽しめる。加山雄三さんや鈴木史朗さんがバイオハザード好きなのは有名だ。お二人とも80代である。
さて本作品のお父さんは還暦だが、還暦くらいならまだまだ現役のゲーマーはたくさんいるだろう。むしろプレステのプレイヤーは年配の人が多い気がする。というのもプレステは主に自宅でやるものだから、スマホが主体の若者よりは年齢層が高いのではあるまいか。
本作品を見る限り、最新のファイナルファンタジーは大画面の液晶ディスプレイ向けに画像がとても美しくできている。これもCPUの処理速度やメモリの容量が飛躍的に向上したからであろう。この美しい画像のゲームをスマホの小さな画面で遊ぶのはもったいない。
さて本作品は映画としてはほのぼのとしたホームドラマである。切羽詰まった問題もなく家族の危機が訪れる訳でもない。ただギクシャクしていた父と息子がゲームを通じて漸く触れ合うことができたという単純な話である。しかしそれがいい。坂口健太郎と吉田鋼太郎の名演技あってこそではあるが、実利のあることばかりが意味のあることではないという洒落た世界観が楽しい。なんだかんだで最後まで面白く鑑賞できる。久しぶりにプレイステーションを引っ張り出して遊んでみようかという気になった。
ぴょん、ぴょん
話やアイデア、設定は最高
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