「誰にでも知らない一面がある」劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん るる 移行さんの映画レビュー(感想・評価)
誰にでも知らない一面がある
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父が仕事を辞めた理由。仕事でしか家族に貢献することができない口下手な父は、仕事を辞めて、生きる意味を喪失していた。アキオがプレゼントしてくれたファイナルファンタジーで顔も知らないたくさんの仲間と普段言えないことや知らない一面を見せたり、大きな敵に立ち向かったり、いつしかゲームが父の心の支えになっていた、ツインタニアと闘う約束を守るために病室を抜け出してきた父だったが、手術を決意するには、最大の敵ツインタニアを倒してからじゃないとだめだった。子供のころ一緒にやったファイナルファンタジーを通じて、父親と息子があの頃できなかった時間を埋めるかのように心を通わしていくのがよかった。ゲームの中で「お父さん」と呼んだシーンは感動。寡黙なお父さんだけど、威圧感はあまりないし傲慢じゃないしいいおとうさんだとおもった。
ゲームの中のキャラクターがしゃべる愛らしさと、ゲームを通してかわいい一面を出していく父がかわいい、深いストーリで笑いや感動できる場面まで最後まで楽しい映画でした
うるさい役をやるイメージだった吉田鋼太郎さんが、無口で表情が乏しい役だったのが印象的。無表情に見える中にも、細かい表情の機微が読み取れたり、面白さや愛らしさ人間味が垣間見れるような芝居がすごいなと思った。
ファイナルファンタジーをやってみたいと思う作品。
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