「いまや、テレビゲームが親子を繋ぐ」劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん tik_takさんの映画レビュー(感想・評価)
いまや、テレビゲームが親子を繋ぐ
男親子の子どもの頃の思い出の象徴といえば、キャッチボールですが、たしかに今やキャッチボールをする親子も見なくなり、そもそも野球よりサッカーの方がメジャーになりつつあることもあり、変わりつつあるのは納得。そして確かにスポーツだけが親子の思い出ではない。特に体育が苦手な男の子にとっては、テレビゲームは友だちや親とのコミュニケーションツールになっていたし、それが思い出となる世代がすでに社会へと出てきている。ファイナルファンタジー3も、公園でのキャッチボールと同じくらいノスタルジーを感じるものであって全くおかしくない。
コミュニケーションがうまく取れない親子がオンラインゲームを通じてつながり、打ち解けていく本作品は、少し強引な部分はありつつ(そんなすぐにお父さん、オンラインゲームマスターできる?とか)、時代を読んだハートウォーミングなお話。クスッと笑わせて、ホロって泣かせる良作。ファイナルファンタジーファンならなお楽しめるのではないか。
オンラインゲームもそうだけど、SNSとかやり始めて、本当に年代の異なる方々と繋がる機会が増えた。名前も明かさないからこそ、実は知り合い、親子みたいな話は今後も出てきそう。
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