「現在では許されない父親像」劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
現在では許されない父親像
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「仕事一筋で家庭を顧みず、不器用だから解りづらいが実はもの凄く家族のことを愛している」っていうお父さんって結構いたと思うの。その話だから自分のこととも重ねて感情移入しちゃうね。
でも、もう、こういうお父さんは出てこないんだろうな。「家族を愛するが故に家庭を顧みず働く」ってのが「なに言ってるの?」って感じになったし。「ワーク・ライフ・バランス!」ってのもあるし、男女同権なのに「俺が家庭を支える」って男性だけが言うのもなんだかなってなってるしね。
映画の作りは、ゲームの場面の芝居がかった感じが、現実とシンクロしてるから違和感なくて見事なの。最後メーデーさんが「うおー」と走るところは、まさに「『うおー』しかない」と思ったしね。
不器用なお父さんが、それでもゲーム面白いからやりたいと思うところとか可愛いし、それを通じて家族と解り合っていくところもいいんだよね。
佐久間由衣でてきて、ちょっと恋愛要素が入るんだけど、いらなかった気もすんのね。佐久間由衣すきだから全然いいんだけど。
あと山本舞香が二階堂ふみに似てた。「二階堂ふみ? 山本舞香? どっち?」って思いながら観てたもん。年齢的に山本舞香だと思ったけどさ。
めちゃくちゃ面白かったけど、父と息子の物語だから、女の人は観たらどう思うのかな。そこは知りたいと思ったよ。
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