「没入」劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
没入
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不覚にも涙が。
TVシリーズから気にはなっていたのだが、観る機会に恵まれず本作が初見。
なもので、前作のイメージにとらわれずに楽しむ事が出来た。
会心の出来だと思う。
作品としても面白いし、FFだってやってみたくなる。MMO RPG経験者としては、その時の風景や時間が蘇ってくる。FFの画面やキャラに興味もあって観たのだけれど、満足。
おそらくなら映画用のアングルや繋ぎ方、表情なんかもあって、アレを期待してプレイすると違和感を覚えるのかもしれない。
終始、和やかに話しは進み、MMOあるあるなどのエピソードもツボ。
かと思うと、中毒性が多分にあるゲーム性や、同調圧力にもとれるパーティシステムなんかも紹介されてる。
面白いの裏側もしっかり描いてくれてた。
息子が発案する大胆な会話方法が肝の本作。
FFのプロモーションとしての側面は軽々クリアし、劇中劇を担うゲーム世界は美しく、アクションは派手だし、エフェクトが大袈裟でも違和感などあるはずがない。つまりは、地味なヒューマンドラマのはずなのに視覚的にめちゃくちゃ楽しい!
双方向にWIN-WINな構成だった。
ただラストは好みが分かれるところか。
距離感が近過ぎて食傷気味だ。
「一緒に遊ぼう」のカットさえなければ…。それを匂わす程度で、一歩前くらいの幕引きが俺的には好みだった。
単純な事だけど、ラストの白のポロシャツは良い仕事してた。
明るい色を着ようと思うくらい前向きな気持ちを取り戻したんだなぁと。
些細な事だけど、衣装部さんGJ
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