劇場公開日 2019年6月21日

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「思いのほか、ぐっとくる」劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思いのほか、ぐっとくる

2019年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

レビューが高評価でしたので、釣られて観ましたが、大正解でした。とはいえ少し懐疑的で、正直期待度低かったです。ゲームのネタで、さらにお父さんネタだしなぁ。それが、まさか、こんなに感動的に仕上がっているとは! まさか、ゲームを通じて家族を取り戻す物語となるとは、思いもしなかった展開。

昇進を目前に会社を辞めた仕事一筋の父親。それが気になりながらも面と向かうと、上手くコミュニケーション出来ない息子。そこで彼が企てたのが、昔一緒にやったファイナルファンタジーファンタジーを父親にやらせて、ゲームの中で本音を聞こうという作戦。ゲーム内の仲間にも助けられながら、父親は予定通りゲームにハマっていく。そして…。

お父さん役の吉田剛太郎さん、さすが。寡黙で厳格な父親かと思いきや、実は茶目っ気たっぷりで、めちゃめちゃいいです。まるで子供のように、奥さん(財前直美)にコントローラー取るあげられるくだりが好きです。息子の坂口健太郎くんも、実家から通う若手サラリーマンのイメージにぴったり。彼の仕事で成長するドラマもまた、ストーリーに彩りを添えて、良い味付けでした。リアルとゲームの世界がうまく絡みながら、どちらの世界でも様々な問題を乗り越えていく。「レディープレイヤー1」とは違い、日本の身近に起きている物語に仕立てている、ありそうでなかった設定かと。

ファイナルファンタジーは、昔からちょこちょこやってたので馴染みはあるのですが、オンラインはやったことなかったので、なんか面白そうですね。仕事引退して時間持て余したら、オンラインゲームもありかもですね。

AMaclean