HUMAN LOST 人間失格のレビュー・感想・評価
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「人間失格」の語感から出た着想としては凄く面白いと思う
感情移入したり設定を説明するには尺が足りなかったのかも。いくつか設定が理解しきれてないので、状況や理由が分からない箇所があった。
退廃的な街並みやメカ系はいろいろ見ていて楽しかったし、キャラクターデザインも好きなのだが、最後の方が急に巨大な怪物とか少年漫画的なバトルなとこは少し違和感だった。
大宰の作品とは別物だが、その「人間失格」というタイトルの語感から出た着想としては凄く面白いと思う。あと、主人公がいろいろ失敗したまま、何も掴めずに生き続けるラストは原作らしいかも。
あらすじを要約すると、
文明の安定のため、人間のあるべき形と幸福が規定され押し付けられる時代。自分が嫌いだから未来を悲観する男と、自分を見たくないから未来を盲信する女がいて、その間で世界が揺らいでいた。自分の居場所を探す主人公の登場により、他の人々の思惑もあり状態は一気に動きだした。結果、主人公は両者の願いを叶えることも討ち滅ぼすこともできず、恥を重ねながら生き続けている。
で良いのだろうか?
「ポリゴン・ピクチュアズ凄い」
今年128本目。
昨年11月の「GODZILLA星を喰う者LV」もポリゴン・ピクチュアズですが、その時のまもー、花澤香菜、櫻井孝宏の3人を今作でも起用と言う事で、この3人絶対の力があります。見ていて落ち着きます。
今作はセルルックアニメとして、3DCGを利用しているが、あたかも手描きアニメーションのように見える手法の作品です。亜人の映画もそうでした。
ポリゴン・ピクチュアズの技術の結晶で、日本のアニメの良さを存分に発揮した作品だと思います。
色々な作品のエッセンスが大渋滞!
TOHOアニメの作品なので、とても期待していましたが、
余りオリジナリティを感じず、作品に共感できる点がありませんでした。
作品の設定には、現在放送されている「サイコパス3」やエヴァンゲリオンの「人類補完計画」のような要素があったり、敵キャラには、シドニアの騎士の「星白ガウナ」みたいな敵が出てきたり等、どこかで見たような作品のエッセンスで大渋滞をおこしているように感じました。
個人的には、余りお勧め出来ない作品でした。
その中でも、2点程気になった点がありました。
1、主人公とヒロインがお互いに命をかけて助ける(想い合う)点です。
何処で、命をかけて助け合う程の関係になったのか分かりません?
それまでの経緯で、命を懸る程の関係になっているとは思えず、説得力不足!
2、主人公の最終形態を観て「何だ?こりゃ?」でした。
正直、全く共感できませんでした。
以上
興味のある方は、ご覧になってみて下さい。
CGなど作り込みはスゴいのに・・・
ソフトでぼやけた感じの絵がずーっと続いて、一体この作り込みで何を隠しているのか、そんなクリアに出来ない理由があるのか、演出だとしたら、個人的には全く受け入れることはできません。
亜人とかゴジラとかもこんな画風だったような・・・もっとくっきりはっきりさせる部分を増やしてくれたらなーと勝手に思っています。
ストーリーは分かるようで、あまり理解できなかった印象。でも、これは絵や動きを楽しむものと割り切って見に来ているので、チンプンカンプンな違和感など問題なかった。それだけにあのぼやぼやがねー・・・
しっかり観て考えながら楽しむ作品♪
11/20(水)
映画(試写会):HUMAN LOST 人間失格
開場:ニッショーホール
太宰治の「人間失格」を『原案』とした作品で『原作』ではありません。
ストーリー的には小説のお話しとは全く関係のないオリジナルアニメです。
原作を知っていれば名前とか設定的な事とかで共通点に気付く事は多々あり、そこを楽しむ事はできますが。
結構小難しい内容で、しっかり考えながら観ていかないと置いてけぼりにされてしまう系です。
ストーリーの面白さ+映像がとても綺麗で素晴らしいところが惹きつけられる要因かなぁ♪
僕はこういうのが好きなのでとても面白かったですが、万人受けする内容ではないかなと思います。
頭を空っぽにして観れる内容ではないので観る人を選ぶ、好みが分かれる作品だと感じます。
アップルシード、ZETMAN 、PSYCHO-PASS、仮面ライダー鎧武、攻殻機動隊あたりが好きな人はたぶん楽しめるのではないでしょうか。
#映画 #邦画 #アニメ #試写会 #人間失格 #ヒューマンロスト #太宰治 #本広克行 #冲方丁 #アップルシード #ゼットマン #サイコパス #仮面ライダー鎧武 #鎧武 #攻殻機動隊 #ニッショーホール #日本消防会館
純文学とSFが合体すると、スケールが凄すぎる!
英語にすると、
人間失格=HUMAN LOSTですが…。
そのLOSTという表現が、この映画では全然違った形で表現されているから面白い!
脚本が冲方丁氏なので、単純なストーリーではないと思ってはいたけど…。
まさか、この純文学をSFの世界に作り替えてしまうとは驚き!
しかも、登場する人物は、みんな原作に出てくるキャラクターと同じ名前にしているというかなり凝った仕上がり。
原作を知らない人は、まず『人間失格』を読んでから観ると、より一層この映画の世界を楽しめると思います。
この映画では、医療の革命的な進歩により人が死を克服した昭和111年の東京が舞台。
人々は体内にナノマシンを埋め込まれ、ネットワーク「S.H.E.L.L.」によって無病長寿を実現しています。
高齢者の平均寿命は120歳を超えて幸せなのに対し、若者は死の恐怖を知らずに、日々暴走行為を繰り返すという、表と裏の社会が存在しています。
そんなある日、ネットワーク管理から外れた人間が、LOST化して化け物になり、街を破壊する事態が発生!
LOST=失格
という烙印を押された人間は、AIによって次々に化物に変えられてしまいます!
この壊滅的な世界に救いの手は現れるのか?
結局、人類はAIに支配され壊されてしまう運命なのか?
フィクションとはいえ、AI技術がどんどん進化し、ナノマシンが人間を淘汰していく姿が恐ろしい…!
そして、ナノマシンの投入により、無病息災、健康寿命を目指してきたはずが、生きる希望を見失った人々の破壊と破滅が増幅していく姿がとても切ない…。
この壊滅的な世界に救いの手はあるのか?
ラストの行く末は、余りにも無情すぎて言葉を失ってしまったけれど、これが果たして正しい答えだったのかは最後まで分からなかった。
葉蔵には別の運命の道があったのか、それともやはり運命はこのまま変えられずに終わったのか。
色々と考えてみたけれど、その答えは分からずじまい。
結局、正しさや間違いなんて、誰にも決められない。
今の現状を一番よく理解しているのは、彼自身なんじゃないかしら?
そして、ストーリーは全く違う設定ですが、彼の生と死の考え方は原作に通ずるものがあると感じました。
死にたいと思っても死に切れず、周りの言葉やナノマシンの力に流され、流れ流れて自分自身が破滅していくという…。
太宰治自身も、恥の多い生涯だったみたいですが、葉蔵の人生も胸張って生きていきたいと言えるようなものではなく、この昭和111年の大気汚染で燻ってしまったような、悲しくも無情な人生。
一度LOSTしてしまったら、もう人間は2度と生まれ変わらないのでしょうか?
再生の道があるなら、もう1度チャンスを与えてあげて欲しい…。
だって若いんだもの。゚(゚´ω`゚)゚。
本日は東京国際映画祭の、舞台挨拶に参加させてもらいました。
舞台挨拶では、監督の木崎文智さん、脚本の冲方丁さん、声優の花澤香菜さんという豪華な方々が登場!
花澤香菜さんの、発言がとても可愛くて、見ているだけで癒されました(о´∀`о)
彼女曰く、おじいちゃんが登場するシーンがとても怖かったとのこと…。
これは映画を観た人にしか分かりにくい話ですが、確かに最後のおじいちゃんの辺りは結構怖かった(笑)
やっぱりお年寄りのパワーって、今も未来でも強し!
なかなかマニアックな発言でしたが、とても印象に残りました(笑)
今日から映像も解禁との事で、バンバン宣伝が始まる予感!
今度、パンフレット貰えたらもらいたいなと思いました。
とても貴重な時間をありがとうございました( ^ω^ )
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