HUMAN LOST 人間失格のレビュー・感想・評価
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ゼロ年代的ディストピア
宮野、桜井の主役のキャストが、絶望したGODZILLA
を思い出させてしまって期待せず
冲方丁が設定ときたので念の為鑑賞
設定は、伊藤計劃のハーモニーのようなゼロ年代JSF、管理されたディストピア
そのあたりが好きな人なら世界観は嫌いではなく受け入れられる
極端なディストピア世界での死と再生を描く物語なので整合性より設定優先
そのあたりに突っ込むのは無意味
そもそも、そういう手法なのだから
これは、主題からして救いのない終わり方になるだろうと予想
途中で希望が見えた分、鬱になりますね
という感じの作品なので好きそうな方なら是非
ポリゴン・ピクチュアズの描画はこの作品にはマッチしてました、いい映像だったと思います
が、人を語れてない、設定てんこ盛りで消化しきれなかったな映画でした
恥の多い作品
誰に見せたくて作ったの?
テレビアニメで1~2クールかけて描けば…
みなさんのレビューの採点が低くてかなり不安でしたが、期待していた作品なので、ハードルを下げ、覚悟して鑑賞してきました。率直な感想としては、思ったほど悪くないどころか、わりとおもしろかったという印象です。太宰治の「人間失格」に着想を得たというものの、それ自体を読んだことがないので、先入観も予備知識もまったくないまま鑑賞したのがかえってよかったのかもしれません。
冒頭から、近未来の架空の日本を舞台にしたSFであることはすぐに理解できました。そして、科学の進歩が医療の革新をもたらした一方、新たな問題も生まれ、そのひずみの中で苦しむ人々が社会や体制に抗っていくというのが、ストーリーの大筋です。近未来のSFにありがちな設定ではあるものの、この手の話は大好きなので、最後まで楽しく鑑賞できました。
とにかく映像が美しく、見応えがあります。「シドニアの騎士」や「GODZILLA」のような映像が嫌いでなければ、ポリゴン・ピクチュアズが創り出す作品世界を堪能できると思います。そして、異才を有しつつも心のうちに闇を抱えた主要キャラも、なかなか魅力的でした。そこに、宮野真守さん、花澤香菜さん、櫻井孝宏さんら実力派声優陣がキャスティングされており、まさに万全の体制です。
設定、映像、キャラ、キャスティングと、ここまでなんの文句もないのに、それでも評価が上がらないのは、やはり脚本のせいでしょうか。物語が進むにつれていろいろなことが明らかになってくるとはいえ、それがわかりにくく、腑に落ちない部分も多かったです。そのあたりを丁寧に描いてくれれば、かなり見ごたえのある作品になったのではないかと思います。そういう意味では、テレビアニメで1~2クールかけてじっくり描いたほうがよかったかもしれません。
PSYCHO-PASS
幸せとは何かを考えさせられます
太宰は知らないが、全然物足りない
映像や音は素晴らしい しかし内容は理解できなかった
何も説明できないのですが
映画の日に映画館で鑑賞
物語に入ると楽しめる
深いのに深堀れていない
見応えあった。
通常スクリーンで観賞。
★が別れているみたいですね。
皆さんのレビュー内容は見ずに、どうだろうと見に行きましたが、私は見て良かったです。
好き嫌いの出る作品かも知れませんが、安っぽくは無いと感じました。
始まる前、眠かったのですが直ぐに吹き飛び、上映中集中して見れました。
絵(CG?)が所々荒いところもありますが、全般良かったです、絵の雰囲気は攻殻機動隊やアップルシード系とかでしょうか? 内容は人間失格というよりデビルマンの原作ぽい?(描いた絵も似てたからかなー?)。ストーリーや設定は結構奥が深そうで解りにくい部分もあり 尺が足りてない感も? いっそ、TVシリーズで2クール位でやった方が良いのではと思いました。。
メカ描写もこだわりを感じました、どことなく「アキラ」に近い匂いを感じたのは私だけでしょうか(バイクのせい?)。
生き永らえる事の価値(高齢化社会)や管理社会への問いかけなど、他にも色々なテーマが感じられ終始重い雰囲気と難しさを醸し出していました。
声優人はさすが実力派揃いで凄く良かったです。
色々ダメ出しはあるけれど、結構な力作ではないかと私は思いました。
GODZILLA三部作が好きな人にはささるかも
出だしの雰囲気はいいし、声優も実力派がそろっているし、メカのデザインもなかなかいいんだけど、ストーリーが進むにつれてどんどん物語への興味が薄れていく。
しかもこの声、この絵、空虚な世界観、どっかで見たことがある。そうだ、GODZILLA三部作だ。映画を見終わった後、調べてみたら、制作会社(POLYGON PICTURES)が同じな上に、メインキャストの声優が、宮野真守、花澤香菜、櫻井孝宏で同じ。どうりで、デジャブなわけだ。
それにしても、今回の冲方丁の脚本はひどい。PSYCHO-PASS サイコパス3では、いい仕事してるに残念。太宰の人間失格のエッセンスがなくなっていて、もう登場人物の名前と有名なセリフを借りただけ。
環境に配慮しない経済活動と19時間労働政策って、いくらSFでも無理があるでしょう。仮にそうなったとしたら、強烈な監視社会で、暗澹たる毎日を過ごしている市民が描かれていないと説得力がない。その上、PSYCHO-PASSのシビュラシステムの亜種みたいなおじいさんも出てくるし。
中盤あたりから、興味がうすれて、惰性でみてました。
それでも、この映画で良かった点が2つ
首都高速でのバイクチェースシーンは最高。昭和の暴走族をサイバーパンク風にデザインしたバイクがすごくかっこよくて、首都高でアクションシーンは、すごく見ごたえがあった。「ネズミ捕り」と呼ばれていたロボットマシーンもファニーなデザインでマッチしていた。
劇中で出てくるマダムをモデルにしたエロス満点の絵。この絵は、手元においておきたいな。
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