いなくなれ、群青のレビュー・感想・評価
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作品の評価が見終わった後ジワジワ上がる
余韻が続いてます。
もう一度観たい映画
「面白かった」と一口で言えなくて、すべての人に共通する物語だと思う
映画を観終わって。
登場人物たちが目の前の自分から目を背けたり、向き合ったりする。
その描写は他でもなく、いつかの自分、もしくは鑑賞者にも向けられる。
「今、自分はどうだろうか」と、ふつふつと考えてしまう時間でした。
はっきりとした答えとか映画を観てスッキリしたい人には向いてないかも。
モヤモヤ、自分と向き合える作品だと思う。
登場人物たちが失くしたものは何か、で、自分が失ったもの、またもう一度拾いたいものは何か?
呑みながら感想を話してもいいかも。
いや、学生にこそ観て欲しいけど、ただ全然学園ものラブきゅん映画ではないです。
あとは映像美の素晴らしさは必見。
みなさま、ぜひ劇場で!
好きな世界観
今注目してる俳優さんがメインキャストで出てるということで観に行きました。原作はあらすじをパラっと見た程度だったけど、これ実写難しいんじゃないの??とあまり期待せずに観賞。
結果、私はとても好きな世界観でした。映像も美しく、一人一人のキャラも個性があって面白かった。
とても考えさせられる映画で、原作が小説だからかもだけど、映画を観終わった後、1冊の小説を読み終わったかのような余韻がありました。
セリフの一つ一つが聞き逃せず、重みがあり、また、言葉の選択とかがとても素敵でした。
最後は原作を読んでみたいと思わされました。
ただ私的に残念だったのはエンディング曲かな・・・最後は余韻に浸れるような優しいエンディングがよかったなと思いました。あとラストはちょっと急展開すぎるというか、無理矢理感あったような気もする・・・原作だとどうなるんだろ??とりあえず原作読んでみます。
映像の綺麗なミュージックビデオとして、原作知らない人は絶対観るなよ!
ステータス:
2ヶ月前に原作小説を4巻まで読了。作中ストーリー把握済み。小説の難しい心理描写等をどうやって映像化するのかに興味があり閲覧。
一言で言うと:
"ミュージックビデオとして"映像だけ観れば最高!それ以外は最悪!
①ストーリー:
一番最悪な部分。原作読んでいても、強引なストーリー展開とカット割りに終始苦悶。ヒロイン達の単純な恋愛関係ではないもっと根本の部分、若者のアイデンティティーの部分の完成度があまりに中途半端。
また、作中の重大イベントの作り込みが中途半端。もう少し作り込みしないと、クライマックスで感情移入できないし、途中で「え?これってそんなに大変な事態になってたの?」と呆れる始末。
②演技:
横浜流星くんがドンピシャ!特に、抑揚のないナレーションとセリフは”観る側に考えさせる”ものになってる。ただ、原作独特の詩的な台詞回しが、映画だと変にワザとらしく見えてしまう。
飯豊まりえは下手ではないが、原作とは噛み合ってない。キャラの深みを感じず通り一辺倒な印象しかない。
③映像:今作での1番の推し。何かのミュージックpvだったら...と考えてしまう。特にあるシーンで山を登っていくシーン、あれは映画でしかできない表現だと脱帽。
④メッセージ性:あるわけがない。
⑤最も許せない点:
最後のシーン描写で、今作がまるで下手な恋愛映画みたくなっている点。「いや、そうじゃないだろ!」と。原作はヒロイン達が互いのアイデンティティ、「自分とは何か?」「他人とは何か?」という青春問題が主題になっている。勿論、恋愛もあるが、それを越えた人間的成長にゴールを置いている。しかしこの映画は時間不足で、とりあえず「お互い必要だから一緒に頑張ろ」「とりま雰囲気で手つなごー」とった安直な結論、自己満足に終始している。
最後に:
原作読んでない人は、絶対観ないで!原作読んでいても分からないのに、ストーリーわかるとは思えないから。あと、前の席では映画に飽きたカップルが、途中からずっとホッペをつつき合って遊んでいる始末でした。
蒼と碧と青と葵
美しい情景が危うさを平らにしてしまう
難解だか最後は後味がいい、岩井俊二みたい
あらすじからミステリーを期待していると、青春ストーリーが始まります。高校生?と思えるほど子供の話。また、どこか無気力な演技なのでちょっと退屈。あれ?期待していた話と違う。
横浜流星も飯豊まりえ、2人とも好きですが、なんか機械的な演技。
後半、ようやくミステリー要素が加わるも、ちょっと難解。ついていけなかったけど、ちゃんと解説されるので安心。
結果、すごく切ない話だった
特筆するべきは、映像美。
不思議な雰囲気と、光のさし方、青っぽい色味で、独特な雰囲気があります。
難解さと雰囲気が、岩井俊二っぽいと思いました。
途中、眠くなりつつ、終わってみればとても後味がいい。テレビドラマでこの演出だと無理。映画ならでは。
たぶん、1晩寝ると、ジワジワきそう。
そういう意味で、岩井俊二監督みたい。
青春群像劇とは
そもそも学生服の子供たちが思春期ならではの悩みと格闘すると言う内容があまり好きではなかったのですが、ミステリー要素があり台詞が詩的でかつ映像が美しいということで観に行きました。結果はとても素晴らしかった。まず内容がミステリー小説原作ということもあり単純ではなく映像の構成も独特で展開も速い。そして若手の演者がそれぞれに演技力が高い。これは少し驚くくらい。台詞が詩的なことに違和感がなく心に刺さる場面がたくさんありました。
現実とも空想ともとれる捨てられた人が住んでいる場所「階段島」が、「素晴らしい場所」だという最後の言葉をみなさんがどのように感じるか 映画が終わった瞬間の劇場内のあの静けさがとても印象的でした。
若手の演者の作品としては珍しく、映画館て観て良かったと思える作品でした。
しみじみと深く心に刺さった
本当に誰が求めてるんだ…
映像もストーリーも美しい映画🎞✨
原作を上回る美しさ
全てが美しい
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