いなくなれ、群青のレビュー・感想・評価
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映像の綺麗なミュージックビデオとして、原作知らない人は絶対観るなよ!
ステータス:
2ヶ月前に原作小説を4巻まで読了。作中ストーリー把握済み。小説の難しい心理描写等をどうやって映像化するのかに興味があり閲覧。
一言で言うと:
"ミュージックビデオとして"映像だけ観れば最高!それ以外は最悪!
①ストーリー:
一番最悪な部分。原作読んでいても、強引なストーリー展開とカット割りに終始苦悶。ヒロイン達の単純な恋愛関係ではないもっと根本の部分、若者のアイデンティティーの部分の完成度があまりに中途半端。
また、作中の重大イベントの作り込みが中途半端。もう少し作り込みしないと、クライマックスで感情移入できないし、途中で「え?これってそんなに大変な事態になってたの?」と呆れる始末。
②演技:
横浜流星くんがドンピシャ!特に、抑揚のないナレーションとセリフは”観る側に考えさせる”ものになってる。ただ、原作独特の詩的な台詞回しが、映画だと変にワザとらしく見えてしまう。
飯豊まりえは下手ではないが、原作とは噛み合ってない。キャラの深みを感じず通り一辺倒な印象しかない。
③映像:今作での1番の推し。何かのミュージックpvだったら...と考えてしまう。特にあるシーンで山を登っていくシーン、あれは映画でしかできない表現だと脱帽。
④メッセージ性:あるわけがない。
⑤最も許せない点:
最後のシーン描写で、今作がまるで下手な恋愛映画みたくなっている点。「いや、そうじゃないだろ!」と。原作はヒロイン達が互いのアイデンティティ、「自分とは何か?」「他人とは何か?」という青春問題が主題になっている。勿論、恋愛もあるが、それを越えた人間的成長にゴールを置いている。しかしこの映画は時間不足で、とりあえず「お互い必要だから一緒に頑張ろ」「とりま雰囲気で手つなごー」とった安直な結論、自己満足に終始している。
最後に:
原作読んでない人は、絶対観ないで!原作読んでいても分からないのに、ストーリーわかるとは思えないから。あと、前の席では映画に飽きたカップルが、途中からずっとホッペをつつき合って遊んでいる始末でした。
蒼と碧と青と葵
美しい情景が危うさを平らにしてしまう
難解だか最後は後味がいい、岩井俊二みたい
あらすじからミステリーを期待していると、青春ストーリーが始まります。高校生?と思えるほど子供の話。また、どこか無気力な演技なのでちょっと退屈。あれ?期待していた話と違う。
横浜流星も飯豊まりえ、2人とも好きですが、なんか機械的な演技。
後半、ようやくミステリー要素が加わるも、ちょっと難解。ついていけなかったけど、ちゃんと解説されるので安心。
結果、すごく切ない話だった
特筆するべきは、映像美。
不思議な雰囲気と、光のさし方、青っぽい色味で、独特な雰囲気があります。
難解さと雰囲気が、岩井俊二っぽいと思いました。
途中、眠くなりつつ、終わってみればとても後味がいい。テレビドラマでこの演出だと無理。映画ならでは。
たぶん、1晩寝ると、ジワジワきそう。
そういう意味で、岩井俊二監督みたい。
青春群像劇とは
そもそも学生服の子供たちが思春期ならではの悩みと格闘すると言う内容があまり好きではなかったのですが、ミステリー要素があり台詞が詩的でかつ映像が美しいということで観に行きました。結果はとても素晴らしかった。まず内容がミステリー小説原作ということもあり単純ではなく映像の構成も独特で展開も速い。そして若手の演者がそれぞれに演技力が高い。これは少し驚くくらい。台詞が詩的なことに違和感がなく心に刺さる場面がたくさんありました。
現実とも空想ともとれる捨てられた人が住んでいる場所「階段島」が、「素晴らしい場所」だという最後の言葉をみなさんがどのように感じるか 映画が終わった瞬間の劇場内のあの静けさがとても印象的でした。
若手の演者の作品としては珍しく、映画館て観て良かったと思える作品でした。
しみじみと深く心に刺さった
本当に誰が求めてるんだ…
映像もストーリーも美しい映画🎞✨
原作を上回る美しさ
全てが美しい
圧倒的な世界観
原作を読んで見た。
前半は忠実に美しく自分のイメージが再現された世界観に驚いたけど、中盤からはその想像をはるかに上回る映像美と音楽に引き込まれた。
横浜流星と飯豊まりえも七草と真辺そのもので、ほかの役者も代えのきかない存在感があった。
何度もグッとくるシーンがあり、ラスト鳥肌がたったシーンも。
オリジナルとは違うストーリーを展開しつつも話の本筋は原作そのままで、ラストまで引き込まれた。
ストーリーは難しいと思う人もいるかもしれないが、私の感想としては、「難しい」ではなく「深い」。「驚き」もある。
毎日でも、何度でも観たくなる映画で、何年たっても色褪せない世界観を見事に創り上げていたと思う。
横浜流星の演技も、想像を超えてよかったが、飯豊まりえの存在感がスゴイ。
生まれ持った輝きが真辺そのものであったように思う。
ただ、、好き嫌いは分かれるかな、とは思う。
情緒的なものが好きでない人にはオススメしません。
難解で退屈に感じるかもしれません。
#65 人の心を擬人化した映画
一見SF映画かと思ったけど実はラブストーリー。
お互い愛し合ってるのに自分の心を無理矢理打ち消す主人公と彼を追いかけて心を取り戻そうとするヒロイン。
原作が読みたくなった〜。
途中寝ちゃったところもあるのでもう一度観たいけど、WOWOWまで待とうっと。
フィルマークス独占試写会
フィルマークス独占試写会で鑑賞。
ファンタジー要素のある青春ミステリー映画という認識でこの作品を観ましたが、禅問答のような哲学的要素がプラスされた作品でした。
七草役の横浜流星とナド役の黒羽麻璃央の屋上のシーンは彼らのファンには堪らないシーンだと思います。
原作を読んでから映画を観るか、映画を観てから原作を読むか悩む時がありますが、この作品の場合は後者かなと思います。
原作を読みましょう
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