空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』のスタッフが再結集した新作オリジナル・アニメーション。
まず、前2作は中規模公開だったのでレンタルだったが、今回は全国規模公開となり、我が地元の映画館でも上映され劇場で観れた事がとにかく嬉しい!
そして作品の方は、前2作が非常に良かったので今回も期待していたが、期待通りやはり今回も良かった!
今年は多くの話題の邦アニメーションが公開されたものの、ほとんど『天気の子』の一人勝ち状態だが、個人的には本作が一番好きだ。
前2作同様、今回も埼玉県秩父が舞台。
舞台となる地方都市ののどかでハイクオリティーの美しい画は言うまでもなく。
これ実写? 実景を書き起こしたもの?…と思わずにいられなかったり、
実際に住んでる人ならば、ここ知ってる! あそこに似てる!…と声を上げたくなるであろう風景があったりで、
秩父の魅力がたっぷりと描かれている。
…しかし、ヒロインにとってはそうではない。
ヒロイン曰く、“盆地に囲まれた牢獄”。
高校生のあおい。
幼い頃に両親を事故で亡くし、姉と二人暮らし。
こんな町を出て、東京に上京し、ミュージシャンになりたいという夢を抱いている。
性格はドライながら、ちょっと抜けている所もあり。
悩み多き思春期真っ只中で、色々とまだまだ未熟…。
そんな妹と対称的な、姉のあかね。
とにかくこのあかねが、何て素敵なお姉さん…。
市役所に勤めながら、家事も妹の面倒もこなす。
性格は優しく、穏やか。終盤思わぬ事態に巻き込まれるが、その時も決してパニックになったり慌てたりせず。マイペースと言うか、肝が据わっていると言うか。
あおいにとっては親代わりで、姉と言うより母親のような存在。
姉妹仲は良好。大好きなあか姉だが、複雑な感情も抱いている。
あかねには高校時代、恋人が居た。
卒業したら彼と東京に行く約束をしていたあかねだが、両親が死んで姉妹二人きりになり、彼との上京を断念。
と言うより、自分の夢や将来も諦め、この町に留まり、妹の面倒を見る事だけにずっと費やしてきた。
あおいはそんな姉に負い目を感じている。
どうして、自分の幸せや人生より、私の事を…?
だから、ある時、つい本心でもない事を言ってしまう。
その時も姉は怒ったりせず、いつもの優しい笑顔。
ますます姉への負い目が大きくなる。
私の事なんかより、自分の幸せや人生を生きてよ、と。
私事ながら、すでに両親を亡くし、弟と二人暮らし。
さすがにこんな素敵な関係ってほどではないが、兄弟二人の立場は少なからず分かるものもある。
(照れ臭いので、この事に関してはこれ以上は…)
姉妹愛物語として、『アナ雪』にも劣らない!
そんなある日、あおいとあかねは各々、思わぬ人物と再会する。
町の音楽祭のゲストに、大物演歌歌手が来訪。そのバックミュージシャンの中に、あかねのかつての恋人・慎之介の姿が…。
そして、あおいがベースの練習場として使ってる古ぼけたお堂で出会ったのは、高校時代の慎之介“しんの”…!
あらすじだけ読むと、「ん? どういう事?」。
しかし実際見ると、難なく内容が身に入っていく。岡田脚本の語り口の巧さ。
等身大の青春ストーリーに、ファンタスティックな要素をプラスは、前2作と同じ。
これがまた作品を魅力的にしている。
慎之介としんの。同一人物なのに、まるで別人のよう。
まず、しんの。一緒に居ると、パァ~ッと明るく楽しくなっちゃうような性格。
軽くて、突然過去からやって来た現状に対しても、「まあ、来ちまったもんはしょうがねぇや」的な。
今のあおいと同じ卒業したら上京してミュージシャンになると大言壮語。
あおいのミュージシャン志望の影響も彼。幼い頃可愛がってくれた、“目玉スター”同士。
一方の慎之介は、一応プロのミュージシャンにはなったが、昔夢見ていたようなミュージシャンではない。
発表曲も一曲のみ。
今はバックミュージシャンとして食い繋ぐ。
目に余るやさぐれ感で、典型的な夢破れたダメなオレ。
13年も経てばそりゃあ変わるかもしれないが、にしても…。
あおいはこの機に、もう一度二人を復縁させようとする。
またひょんな事から、慎之介らのバックミュージシャンにベースとして参加する事に。
なかなかの腕前のあおいだが、慎之介はキツイダメ出し。
あんなに優しかったのに…。
そんなあおいを、しんのは応援。
慎之介はヤな奴だけど、しんのはやっぱりイイ奴。
あかねと慎之介の再会時の印象も最悪。
でもある時二人っきりになったら、自然とあの頃のように…。
不思議な四角関係。
ユーモア、温かさ、シリアス、切なさ…。
それらが巧みにミックス。
またそれらが、メイン4人の性格をも表しているかのよう。
サブキャラでは、あおいと仲良しの小学五年生のツグやちょいウザイあおいの同級生がナイスな味を出している。
主役はあおいだが、あかねに吉岡里帆、慎之介/しんのに吉沢亮。
とりわけ吉沢が意外に巧くてびっくり! 慎之介としんので声色も変え、こりゃ思わぬ才能発揮!
難点も。歌がもっと重要要素になるのかと思いきや、あまりそれほどでもなく、キャラたちによるエモーショナルな歌唱シーンも印象ナシ。
それから、如何にも“マツケンサンバ”を踊り出しそうな大物演歌歌手が単なるお騒がせKYさん…。
いつしかあおいは、しんのに惹かれている自分に気付く。
だけどその時点で、この想いが成就されない事は分かってしまう。
しんのは別の世界(過去)から来た人。この世界(未来)に突然来たのには、何かしら理由があって。それが解決すれば、当然…。
しんのが時を超えて来た事には、自分自身や周りの人たちにとっても意味が。
あおいの成長。そして、
しんのは遂にある人物と顔を合わせるも、幻滅する。
果てしない将来と夢に希望を持つ少年と、人生や現実にぶち当たり燻る大人。
それぞれに言い分がある。が、
若者の真っ直ぐな言葉は大人の今を動かす。
お堂から出る事の出来ないしんの。しかし終盤、ある思わぬ事件を受け、必死にここを出ようとする。
じっとしていられない。オレが行かねば!
遂にお堂を飛び出し、あおいと共に、文字通り空を駆ける。この青い空を!
それは同時に、慎之介の再起、
かつてあかねと別れ、一人で上京したものの未練と心残りのしんのの解放。
あいみょんの楽曲がマッチ。
未熟な自分、変わらない自分、ダメな自分、無鉄砲だけど何かを変える自分…。
切ない想い、新たな想い…過去と現在を繋ぐ。
井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る
(↑やはりレビュータイトルはこれに尽きる!)
楽しめた
1つ心残りがある、それは会場作りしていたのにバンドのシーンが無かったことだ、それと疑問が1つしんのが御堂から出てドラゴンボールみたいに走り回っていたことだ
ガッツリ感動ストーリーではなかったが結構よかった
声ヲタならば・・・
多くの方が高評価をしているので自分は特別なのかな。と寂しい気持ちになります。
開始10分あたりからキャラクターに違和感を感じました。
声優さんは役を演じるにあたって声を作ると聞きます。性格や容姿などから演じるキャラの肺活量や声のこもり具合を想像するそうです。
当然のことながら監督がOKを出さなければ劇場公開はされませんので制作サイドは大人の判断をしたのだと思いますが・・・キャラデザはとても良いのでとても残念です。
俳優さんが声を演じる事に反対はしませんがオーデションはするべきです。声が合っていないと批判される演者さんを含めすべてのスタッフの努力が報われません。
この作品は深夜アニメ枠でやるべきでした。1クール物にすれば俳優さんではスケジュールが押さえられないだろうし騙しも効かない。脚本にも余裕ができてエンドロールで詰め込んだあか姉の結婚式もやれただろうし・・・あか姉ももっと輝いたと思う。
あか姉の声を認識するまでストーリーが頭に入ってこなかった。そこが残念だった。
人によるかも
地元を出られなかった自分は主人公に共感しにくかった。自分を特別だと思ったり、何もわかってないくせに悪態つくとか、急に素直になったりはやったけど。
ストーリーは途中までじっくり置いていった割には、クライマックス前に強引かつ中身薄めな感じになる。異様に続く飛行と間延びした救助シーン。ブツ切りしといてエンドロールで話の重要な部分を埋めるのは、サービスというより時間不足といった印象。結婚式は勘定に入れて欲しかった。あれだけ準備するとこを見たステージは止め絵内の写真で終了だし、見たいところが色々端折ってあってモヤモヤする。
あと、ソロデビュー曲は別途用意して欲しかった。歌ヘタのカラオケに聞こえるのは残念。
「井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る」
このタイトルがこの作品の全てを言い表していると思います。井の中の蛙である葵は、空の青さを知っており、ひたむきに努力します。
そんな中で、葵は2種類の葛藤に苛まれます。
しんのと茜への好意の狭間。そして現実(大海)を既に知っている社会人の茜と慎之介とは正反対の、理想(空)を抱えた葵はこの2人を「あんな風になりたくない」と、「現状に甘んじた怠け者」だと認識し、反発する感情。
そうした、思春期特有の恋愛感情と、現実を知らないが故の理想を追い求める若さのようなものを葵は持っているように思えます。
そしてそこに、同じく大海を知らないしんのとの出会いがあり、主人公は最終的にしんのと納屋(井)の中から飛び出し、大海を知ります。そして若者は井の中から飛び出て、大人は大海に流されたが故に忘れてしまった「空の青さ」を再び見つめることになり、作中の主要人物がみな前へ進んでいく、という物語なのではないでしょうか。
と、自分なりの解釈の概要を書いてみましたが、この作品はかなり奥が深く、スルメのように噛めば噛むほど味が出ます。中高生が多く視聴しているようですが、
夢を追いかけて苦しんだ人、理想と現実のギャップに現在進行形で苛まれている人、そのギャップで理想(夢を目指すこと)を忘れてしまった人向けに作られており、
【現状に妥協せず理想を求めることの大切さ】
を伝えたい作品だと思います。
そのような面ではキャラクターも、アニメーションも、音楽、ストーリー、全てが噛み合っており、とても深く面白い作品だと感じました。
中高生活をなあなあに妥協して過ごしてしまった人ではなく、個人的に理想を掲げて夢破れてしまった人、もしくは全力でその理想を追いかけた経験がある人に見て欲しいです!!
逆に言えばそのようでない場合、よほど感受性が高い方でもない限り感情移入し、物語の奥底を読み解くことはできない気がします😭
あいみょんさんを起用したり、とても綺麗なアニメーションにしたり、少し年齢層がぼやけているのが残念ですが、現在進行形で理想を追いかけ、ひたむきに努力している人などには強く心に刺さったと思います。
個人的な解釈としては、
井=子供の(現実のない)社会
大海=現実、社会
空の青さ=理想を追い求める心(向上心)
だと考えました!
語彙なくて伝わりづらいかもしれませんが、観たあとで参考になる方がいれば嬉しいです!
オジサン、オバ..(姉)さんに刺さる
面白かった。
学生がみても面白いと思うが、しんのと同じアラサー世代にはぶっ刺さるかと。
あかねの心中やしんの腐り感など共感できる部分はかなり多いと思う。
特に好きなのはあかねの涙のシーンですかねー
自身のやりたいことも全部我慢して、あおいを十数年育ててきた肝の据わった子。
直前にあおいに酷いことを言われても涙も出さなかったが、しんの誘いを断っただけでこうも
もろく崩れるのか...
周囲にも生き方は自分で選んだと言い、大丈夫の装いをしていても
その瞬間,諦めや緊張の緩み・不安のようなものがよぎって涙が止まらなくなったのかと,,,すごく優しくそして強い子
タイトルの空の青さを知る人よの意は何か大切なものを持つ人・選んだ人と私は捉えた。
井の中~から合わせると、大切なものは身近にもあるという意になるか...
しんのも最後には空の青さに気づけてよかった...文句なしのハッピーエンド!
観てよかった!ありがとう
青空は素敵!
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」
このあか姉の好きな言葉に物語は言い尽くされているようでした。
ひとつは青春時代には一番身近な幸せがなかなか理解出来ないと言うこと。例えば、秩父を出たから幸せになるとは限らないと思います。実は故郷の中にいっぱい幸せがあるのですね。
ふたつめは愛情も実は身近な平凡ななかにあるのが本物と言うことでしょうか。
過去と現在の慎之介にあおいとあか姉が惹かれているわけですが、あか姉とあおいとの愛情が数段深いんですね。その深い姉妹愛には度肝を抜かれます。
そして、最後はやさぐれていた慎之介が立ち直り、あか姉と無事結ばれて、秩父に戻るんです。秩父のきれいな青い空のもと、全員、幸せが一番身近な平凡な中にあることを知り、明るく生きて行くんですね。
感動ものでした。キュンキュンするのはあおいが過去の慎之介に恋するところです。そして号泣はあおいを連れて過去の慎之介が飛ぶシーン。あいみょんのボリュームアップされた音楽とマッチして涙ポロポロ。
本当に癒されました。
まあまあだった
主人公の性格と楽器が合ってない。あんなマイペースで暗い性格はギターかボーカルかキーボードだ。主人公が同級生のバンドをへたくそと蔑んでいたのだが、彼女自身バンドで合わせたことなどなさそうで、独りよがりがひどい。クライマックスは演歌のバックバンドでどれほどの演奏を見せてくれるのかとわくわくしていたら、なかった。ストーリーと音楽があまりかみ合ってない。
お姉さんが地に足の着いた性格で、その生活の中で変に夢を見ることなく、しかし日常や人生を大切にしているところがよかった。妹が娘のように愛しているように感じた。
あいみょんの歌があんまりよくなかった。特に空を飛んでいる場面はスピッツの『空も飛べるはず』がよかった。
井の中の蛙大海を知らず~~されど~~らしいです。(笑)
ストーリー的には。
独身男性が、夢の為に上京して、やられて、かえってきて。
ハッピーエンド的な。
うーーーんん。。
まあ、みんな悩んでいるのか、どうやっておれさせようか。適度なオレ具合。(笑)
なかなか、難しそうです。
なんかわかるような。わからないような。
違う井に入ると大変かもだとか。
それから戻ってくると、少し初心に帰るだとか。(笑)
まあ、理屈ではわかっているけれどなかなか。です。(笑)
個人的にはアニメーションのみの作品には否定的な立場で。(笑)(笑)
実写とかいろいろ組み合わせてほしいような。
コンセプトありきなのかもと思いつつ。
料金は一緒なんですけど。。。みたいな。。(笑)
まあ、なにかで決まっているらしく、しかたがないのか。
決めた人が悪いのか。それとも、その範疇では現代は収まらないのか。
無理に収めているのか。どうなのか。。(笑)
収まっていました。(笑)
個人的にはいまいち、不完全燃焼なかんじで。
スカッとしない。(笑)
中高生向きなのか。(笑)
どうなのか。(笑)
まあ、まあ、まあ。
ETかと。
まず、主要人物は以下3人。
あおい。⇒高校2年。あかねの妹。
あかね。⇒31歳。あおいの姉。
しんのすけ。⇒31歳。あおいの高校時代の恋人。
ストーリーざっくり。
あかねとしんのすけは18歳の頃に一緒に専門学校に進学する予定であったが、両親の不慮な事故死により、あかねは進学を諦めた。(幼いあおいを育てないといけない)
13年後、しんのすけは演歌歌手のバックミュージシャンとして、地元に帰省する。(音楽家としては成功と言えないようだ)。あかねは地元に就職していて、お互い独身。
あおいが御堂でベースの練習をしていると13年前のしんのすけ(しんのと呼ばれる)が現れる。しんのは御堂から出られない。
あかねが演歌歌手の首飾りを探しに山に入ると、地震に因り山崩れが発生。あかねの生息が危ぶまれる。
あおいは御堂でしんのにあかねが事故に巻き込まれた可能性を伝えると、そこにしんのすけがやってくる。
不甲斐ないしんのすけと接し、しんのは自分があかねを助けようと御堂から飛び出すことに成功する。(この時、ベースの玄が弾けて壊れる。)
しんのはあおいを抱えながら、空中を飛び回り、あかねの元に向かう。しんのすけは必死に後を追う。
しんのすけがあおい達の元に着くと、あかねはしんのに救い出されていた。
あかねと二人のしんのすけは車で帰る。あおいは、車に乗らなかった。
車中にて、しんのすけはあおいのことを諦めないことを決意し伝えた。すると、しんのは消えていた。
エンドロールで、しんのすけとあかねが結婚した時の写真が映る。
以下、私の解釈。と感想。
しんのは、13年前にしんのすけが捨てたあかねへの愛情だと思う。好きだけど、ミュージシャンになりたい夢があって、そのために諦めたんだと思う。
しんのが御堂から飛び出すとベースが壊れるシーン。あのベースは13年前にあかねと買いに行った物で、しんのすけが東京に出るときに置いていった物。気持ちを置いて行ったってこと。だけど、その気持ちが解放されたから、ベースが壊れたんじゃないかな。
また、あかねは本当は一緒にいたいんだけど、夢を追うしんのすけを引き止めることができなかったんだと思う。
しんのすけが田舎に帰ろうかなとあかねに呟くと、あかねが30代なんてまだ若いから頑張れというような話をして、しんのすけがいなくなったら泣いてしまうシーンがあって、これが本心ではないんだよね。
とにかく、ハッピーエンドで終わって良かった‼️
井の中の蛙大海を知らず、されど、空の青さを知る。の意味がわからなかったな。
あと、空飛び過ぎなのも。泣けなかったなぁ。
映像や音楽について
映像は良かったです。一部は写真じゃないかと思えるくらいに素晴らしく再現されてました。
音楽はあいみょんでした。あんまり知らないんだけど、良い歌だったと思います。
海の紅さなんたらかんたら。。
まあ、最後から見ると。
メチャクチャに飛んでいたりして。
ハッピーエンドっぽくて。
個人的には、悪くないのですが。
途中が中だるみがあって。
少々しんどい。笑笑
まあ、最後の展開に持っていくために必要なプロセスなのかどうなのか。
現実と幻想がぐちゃぐちゃなのは良いけれど。
へんな条件が、えーーっとおもって、しんどく感じるけれど。
それが良くかんじるのか。
それともしんどいだけなのか。笑笑
ホシメスターの言い方に笑いながら。
もっと繰り返して、笑わしてほしかったのに。
そこは、繰り返してくれなくて。
微妙な所の展開が遅い。
音楽も個人的にはイマイチと感じてしまいまして。
もっと、適当感というか、迫力というか。
まあ、仕方がない。笑笑
ロケーションはまあまあまあ。
途中で写真っぽい絵は個人的には高評価です。笑笑
手抜きっぽさが、逆にアクセントとなってるようなどうなのか。
まあまあまあ。
でも、やっぱり、実写と組み合わせて。
アクションも取り入れて。
スピード感。
サクサク感。
ブンブン感。
ザクザク感。
が個人的には欲しいと。
うーーーん。
残念。って言ってしまいそうな。
まあまあまあ。笑笑
空の青さを知る人よ その後 考察
少し自分と重なるところもあり泣いてしまいました。
観賞後はその後について考えたくなります。
一応エピローグとしてエンドロールでその後の写真が流されますが、細かいことはわかりませんよね。
そこで小説を買ってみました。その後について気になった方は是非読んでください↓
まず、あおいは東京に上京します。エンドロールに合格発表の写真があったので大学に行ったのかもしれません。
そしてバンド「ガンダーラ」を組んでいるそうです。
ライブなどのスタッフも正嗣とチカちゃんがやってくれてるそうです。
あかねとしんのは2022年5月に結婚します(エンドロールより)が、しんのは夢を追っているので相変わらず東京で1人暮らしです。
遠距離結婚をしていますが、あおいのライブを2人で見に行くなど幸せそうです。
ちなみに2022年はあおいが成人した歳ですね。保護者としての役割を終えたあかねはしんのと結婚したと思うと感慨深いです。
3人ともバラバラに暮らしていますが、多分しょっちゅう会ってるのではないでしょうか。
井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る。
田舎で残るあかねも、上京して夢を追っているあおいも、追い続けているしんのも、みんな幸せになれてとても良いですね。
いい映画でした。
まるで別人!
しんのから慎之介へ
年を経てのメンタルや共感能力が劣化しすぎ!
若い時の記憶も無くしているのか?、あかねピンチの連絡を受けた反応は完全に別人レベル。
とはいえ、あかね姉さんがいれば、この先幸せに暮らせるだろうし、案外子供が出来たら良いお父さんになるかも(誰にもわからないが)。ここから先の人生が長く大事。
年をとることと成長。男女の縁と幸せについて考えさせられる。
ヒロインが太眉で、尖った性格。
若干切れた感じで開き直る告白(友人)シーン
が新鮮だった。
正直見に行くか迷ったが
他と違ったヒロイン像が見れ良かった。
(あいみょん:主題歌が見に行く動機だったが)
アニメはこの映画のように、もっと色々なヒロイン像があって良いと思う。
期待を裏切らない作品
見たいものを見せてくれた,という印象.
自分の場合は特定の誰かに強く感情移入するということはなかった.
しかし,気丈に振舞い続けてきたあかねの思い,板挟みに揺れ動くあおいの感情と,そして,一度は自暴自棄に近い状態になりながらも再び前を向くことができた慎之介と,いろいろな思いが丁寧に描かれていて,浸み込むような自然な感動が得られた.
『あの花』もそうだったと思うが,作中の不思議現象は確かに起きているものの,あくまで心理的なものの象徴として不思議なまま描かれている.この点が,余計な考察をさせることなく,見せたいもの/見たいものを観客が自然に受け取れる所以なのかもしれない.
『ここさけ』を見る機会をずっと逃しているので,その内見たい.
大人同士の距離感がたまらなくリアル
観る一番印象に残った。二人とも過去の想い出にすがり、人の年齢によって刺さる箇所が違う映画だと思う。
私はあかね・しんの・みちんこに近い世代なので、彼らが現実にもがく様が自分の事のように感じた。
特にみちんこがトラブルに直面して東奔西走する様は、心当たりがありすぎて胸が苦しくなった。
二人のしんのがあかねに話す終盤のジーンズが一番好きだ。過去のしんのははっきりと好きと言うが、今のしんのは遠回しに、あかねの想いを探るように想いをつたえる。10代と大人の差が一番出ていていると思う。
期待どおりの作品
超平和バスターズ作品は「あの花」以来2作目です。
あの花も好きだったけど、あからさまに泣かせに来てるとこもあり、今回の方が好きかな。
序盤に子供と大人、それぞれの色んな葛藤が丁寧に描かれ、終盤でそれぞれが葛藤を取り払うという感じで、終盤の爽快感が本当に良かった!
「ここさけ」も観たいと思います。
面白かった!!
見終わった後に余韻に浸りたくなる映画を久しぶりに見ました。
最後に演奏シーンが無いのか..と一瞬思いましたがあれでいいんだとすぐに感じました。
ベースの重低音が体に響いてくるのがとても心地よいため、気になっている方は映画館での鑑賞をオススメします。
色々共感
大人でも子供でもどちら側に立ってみても共感出来るところがある映画でした。
いちばんの男前は正嗣くんでいいですかね!
エンドロールを含めて一本の作品になっていると思います。
是非見られる方は、明かりが点くまで席をお立ちにならないよう御願い致します♪
吉沢亮さんよかったぁ……(*´ω`*)
あかねの〝しなやかで強い自己実現の過程〟をこそ見届けるべき
あかねは〝夢を諦めた〟わけでもなく、妹のために何かを〝犠牲にした〟わけでもない。
あおい、というあかねにとって、たぶん自分の命以上に大切に思う存在を守り育てるという違う生き方を〝選択〟しただけなのです。
あの時、東京に行くこと(バンド活動のようなものでひと旗あげるというかなり漠然としたもの)より、あおいを守ることは遥かにリアルに自分がやりたいこととして明確に姿を現していたのです。
〝夢〟というとスポーツとか起業するとか芸能・芸術などの分野での成功をイメージしてしまいがちですが、〝この子(妹)を守り育てる〟ことだって立派な夢なのです。あの時、慎之介について行くことより遥かに具体的で身近な夢がそこにあれば、慎之介でなくあおいを選ぶのはあかねにとっては当然の帰結だったのです。『誰かが引き受けなければならない役割』を選ぶことは何かを犠牲にしてやらされていることと決めつけてはいけないし、そこに自分の存在意義を感じることを夢の実現と呼ぶことに違和感を覚える必要はありません。あかねにとっては、あおいが自分の足で立てるようになること(映画のストーリーに沿って言えば精神的な成長を踏まえての卒業のタイミングがそれにあたるのでしょう)がひとつの夢の達成であり、区切りということになります。
あかねはいつも淡々としており、殊更に強がったり、見栄を張ったりしないので周りの人が勝手に勘違いをして、偉いわね、などと言われてしまいますが、あかねはあおいが真っ直ぐに育っている姿を見ているだけで、心は満たされていたと思います。もし、こんなはずじゃなかった、とか、あなたさえいなければ、という悔恨のような負の感情を引きずっていたら、あおいがあんなに清々しく育つことはありません。
正確に再現できませんが、確か正道に「(今までの私の人生は)誰かに振り回されてるわけではなく自分で選んできた」と言い、なぜ皆んな分かってくれないのだろうという思いやそこはかとなく滲み出る自信を漂わせていたように記憶しています。31歳までの年月はあおいを育てるという自分の夢の実現の軌跡だからこそ、楚々としながらも芯の強さが溢れ出てくるのです。
あおいの成長を見届けた後も区切りをつけることなく、いつまでもあおいに干渉を続けるようなことがあれば、それは毒親・毒姉に変じてしまいますが、今度は慎之介と新たな道を歩いていくことをあかねは〝選択〟しました。これもまたあかねの素晴らしさのひとつです。
以前に比べれば、制度や社会の理解が進んできたとはいえ、女性にとって「子育て」と「夢や仕事の実現」とのバランスをどうとるかは、いまだに難しい問題ですが、あかねの「状況やタイミングに応じたしなやかな決断力、それを実現していく強さ(夢を実現するための献身的な努力)」は見方によっては、男性には味わうことのできないリアルな達成感をもたらすことのヒントになるのではないでしょうか。あおいをここまで育て上げた〝リアル〟と比べた時、慎之介の卑屈な内面のグダグダ感は同じ男として身につまされるような痛みを覚えました。
この映画は、涙無しでは観ていられない感動作のくせして、知らぬ間に女性の『現実に対するリアルな対応力としなやかな強さ』を刷り込まれてしまう、一筋縄ではいかない優れものだと思います。
全89件中、41~60件目を表示












