「主人公に苛立ち」CURED キュアード KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公に苛立ち
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どの視点で見るかで感想は大きく変わりそうなストーリーに思えた。
非感染者、感染者もしくは回復者どちらにも肩入れせずに見ようとしたが気づいたら最終的には非感染者の視点で見てしまっておりコナーへの不快感と主人公のセナンとアビーに苛立ちを感じてしまった。
ストーリーは予告で流れていた通りゾンビ化した人間が健常者として回復するものの、社会からは拒まれ政府から殺害されるのではないかという噂が流れる。
その為回復者は社会、政府に反逆すると言った話だ。
その反逆者を率いるリーダーがセナンの知人であるコナーになるのだが、こいつがまぁ悪い奴である。
自分が家族、社会から受け入れてもらえないことから、家族に受け入れてもらってるセナンに嫉妬し、彼に対して数々の悪事を行うのだが、セナンもアビーも躊躇した行動が多く自ら穴に嵌りに行くシーンが多い。
最終的にはコナーの思惑通りに話が終わりバッドエンド。
バッドエンドで終わる作品はやはり気持ちが良いもんではないが、この作品はストーリーに合わせて登場人物が動いてる感を時折感じてしまい、主人公目線でストーリーを追うと苛立ちは隠せなかった。
大袈裟にいうと24のジャックの娘のキムを思い出すような…
まぁただゾンビ映画とあって、適度のサプライズシーンが多数ある為、スリリングな気持ちで楽しめたのは良かった。
続編があるならあの街がどうなったかは凄く気になる。
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