ライフ・イットセルフ 未来に続く物語のレビュー・感想・評価
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イザベルの言葉に感動❗️
素晴らしいオムニバスヒューマンドラマ。出演者が豪華で見応え十分だ。
5章に分かれていてどれも素敵な内容だが、僕が特に一番良いと思ったのは、第4章のイザベルの最期の言葉とエンドロールのバックに流れるアコースティック風のBGMだ。最後にジーンと感じさせて、観賞後しばらく幸福感に浸れて癒されて、明日も明後日も前向きに生きる元気をもらえる作品はそれ程多くはないが、本作は間違いなくそんな数少ない作品の一つだ。
ボブディランの曲を殆ど知らずに見たのがホント残念!知っていればもっと良かったと思う。
久しぶり一杯飲りたくなる映画
純愛をカート・ヴォネガットが書いたようです。って云ったら完全なネタバレだ。演者が皆さん達者で他の大根演劇見られなくなるなぁ。中でもバンデラス爺最高です。
やっぱり恋愛ものは良いなあ。こういうのが大箱で映れる日が来ないなぁ…
傑作です。早めにご覧下さい。
ライフ・イットセルフ 未来に続く物語 (2018)PG12
家族ドラマの傑作です。
是非是非おすすめします。
様々な年代と国籍も違う家族の何気ない日常を凝縮してドラマチックに描いた名作です。
喜びと悲劇も全て含めて受け入れて生き続ける事の大切さが身に沁みます。
ラストの言葉を聞いたときは思わず嗚咽が・・・。
明るい未来を求める若い人も様々な苦難をした年配者にも誰にでも記憶に残る見事な脚本でした。
公開映画館が少ないのが残念ですがぜひ早めにご覧ください。
海外ドラマTHIS IS USの脚本監督でした。
最初から最後までセリフも演出も無駄がない見事な作品。
少しだけ
173本目。
組織の中で頑張れサラリーマン。
緊急ないから今日も休み。
土曜日観たかったけど、まあまあ色々な訳で。
マンディ・パティンキン、そしてお気にのオリビア・ワイルドが出てる。
何か久し振りに見る。
観終えて思ったのは少しだけ勇気を貰える。
それだけで充分かな。
力強い愛の物語
人の死さえ乗り越え、真実の愛に辿り着けという骨太なメッセージを、現実と虚構を織り混ぜながら緊張感を保ちつつじっくりと語ってゆくスリリングで知的な展開により、すっと受け止めることができた。
全編ネガティブでもの悲しいアルバムの中の唯一のラブソングとして批評家からは酷評を浴びたボブ・ディランの楽曲が、隠れた主人公として効果的に物語を前に進め、そして気持ち良くまとめてゆく。
悲劇や困難に幾度苛まれようと前に進み続けることによって、真の愛を掴むということは、両親、祖父母、曾祖父母…という先祖の人生を引き受け、光を目指してこの信じるものが不確実な世界を切り開いていくと云うこと、それが人生そのもの“Life Itself”であるという、日常で困難にぶつかった時に観れば、勇気と力がもらえるような、辛口の人生讃歌だ。
未来に続くのならうれしい
ほぼ7割くらいの観客数。
前半落ち込みますね・・カウンセラーとの対話って苦手ですわ。絶対的にこの場面がないと後半続かないって分かっていたら、その一言一句聞き洩らすまいと観るんやけど、この流れはあまりにもきつかった。
父親がいて愛する妻を亡くしてからの心の落ち着きどころの探し旅なんて、もっとも苦手でもあるし、このカウンセラーが成功してないのは明らかだし・・(事実悲惨な形で1章は終わる)
ところが後半スペインの章になって俄然心がゆすぶられるのはなぜかって考えたら、無償の愛に関しての寡黙な愛の形が描かれるからかな!?明らかに使用人に自自身の心の内を明かす主人なんて、めったにはいないだろうと思いながら、グイグイその孤独の内側に引き込まれました。スぺイン編だけで一つの壮大なドラマになっただろうに。その辺が残念な点でした。未来へ続く物語という視点は好きだった。
シェリーは甘口が好みです
THIS IS USは残念ながら知らないし、ボブ・ディランの曲も数局知っている程度で鑑賞。
ニューヨークで起きた交通事故から世界に繋がる家族の物語で、5章からなるオムニバスストーリー。
幸せな夫婦やカップルを襲った悲劇や皮肉な出来事を時系列を弄りながら紡いで行く展開で温かさと哀しさが入り交じったとても良い話だし面白かったのだけれど…。
後で一応設定で回収はされるけれど、突飛で作風とは合わないオープニングはちょっと空気感がおかしな感じだし、全体を通しても、個々の章でも時系列が弄られまくっているし、結構無茶な道の選択等々、後出し感とか作り物感を覚えた。
それとこういうオムニバスだし、これは仕方ないところもあるけれど既視感もあって、更にはこのサブタイトル。もう少し勿体つけて欲しかったかな。
魔法にかけられた人は至福の愛に触れられる
一種の群像劇で、5章立てで構成されています。
そして、冒頭第1章から、好きな人にとっては、堪らないんだろうなぁ、という要素で見事に監督の術中にハマります。
❶オスカー・アイザックとオリヴィア・ワイルド演じる恋人同士の二人は、『パルプ・フィクション』が大好きで、劇中のパーティーでトラボルタとサーマンに扮し、注射で蘇るシーンまで再現されます。パーティー参加者もみんな、その映画(シーン)に興奮します。まるで一般教養のようにタランティーノ映画を知っている仲間たちという状況だけで嬉しくなります。その上、サミュエル・L・ジャクソンのナレーションとカメオ出演‼️
❷第1章のウィル(アイザック)はアビー(ワイルド)のことが、もう好きで好きでたまらない。一目惚れの瞬間の情熱が尚一層高まることはあっても冷めること無く、結婚、妊娠、あの事故の後までも続きます。お互いを見つめ合う距離が鑑賞者にも伝わるよう、顔面どアップでの会話が続くのですがこの2人の美形と表情が観ている側にもバーチャルリアリティのように刷り込まれ、ここで感情移入の魔法が発動。第2章以降もこの2人のことが自分の中の記憶のように脳の記憶装置である海馬に留まり続けます。
❸そして、ボブ・ディランが好きな方(私は意識的に聴いたことがなかったので、鑑賞後、山野楽器でベスト盤購入、それを聴きながらこれを書いてます)がどう受け止めるのかは分かりませんが、アビーはディラン大好き女子で、アルバム『タイム・アウト・オブ・マインド』とディランの復活と楽曲のひとつ『メイク・ユー・フィール・マイ・ラブ』について、どアップの恋人目線で語るのです。既に魔法に落ちてる私は恋人の言うことを理解するために、当然のようにアルバムを聴こうとして探したのですが、ベスト盤しか在庫が無く、その曲が収められているものを買った、という次第。
ディランそのものが、劇中でアビー(オリヴィア・ワイルド)語るところの〝信頼できない語り手〟として効いてくるのですね。最初はナレーションを務めたサミュエルのことかな、と簡単に騙されていましたが、第2章以降の展開で明かされていきます。
〝信頼できない語り手〟については、学生時代のアビー(オリヴィア・ワイルド)が卒論のテーマとして哲学的・文学的な論考のひとつとして提示されます。
哲学といっても何となく分かったつもりという程度で十分です(私はそうでした)。映画を楽しむうえでは影響ありませんのでご心配なく。
以降の各章に登場する人達も実に魅力的です。
スペイン編もそれだけで重厚なドラマになっています。
誰にも媚びない、それでいて気負いもなく、淡々と自分の人生を全うする潔さ(ゴンザレス)。
人を愛するために生まれてきたとしか思えない、それでいて綺麗事とか嘘っぽさのようないかがわしさを微塵も感じさせない女神のような田舎娘(イザベル)。
強欲な父から相続した遺産で、まるで罪滅ぼしのように慈愛の人として振る舞う孤独で愛に飢えたオリーブ農園の経営者(サチオーネ)。
『ラブアクチュアリー』とか『アイネクライネナハトムジーク』のようにそれぞれの物語が〝愛〟で繋がり最後は……、などと書くとありきたりな、二番煎じみたいな作品と誤解されそうですが、第1章で魔法にかかった人にとっては、いくつもの愛に包まれる珠玉の2時間を味わえる作品だと思います。
ファミリー・ツリーの起点となるウィルとアビー(アイザックとワイルド)、ディランの音楽。
(起点、と書いちゃいましたが、ウィルとアビーの両親も外すことのできない魅力的な人たちです。)
それらとともに、色々な思いがジワリと心に沁みてきて、エンドロールを迎える頃には、頰に涙の川が何本もできていました。
ラストは感動で涙ポロポロ
予告から感動モノと思って観ましたが、その通りで本当に観て良かったと思います
章立てでストーリーが進んでいきますが、私は3章目からストーリーの中にグイグイ引き込まれました
ラスト近くのロドリゴの母の言葉が感動で、エンドクレジット中もずっと涙がポロポロでした
みんなが両親や祖父母の人生を受け継いで、その人生の中で家族の人生も続いていく、そのメッセージにとても前向きな気持ちになれました
暖かい気持ちになれる作品と思います
【ニューヨークの家族とスペインのオリーブ農家家族の国境、世代を越えた愛に溢れる不思議な繋がりの物語】
”人生、長く生きていれば様々な悲しみに遭遇する。親しい人との死別、恋人との別れ、親しかった友人との齟齬・・。 今作ではそのような様々な悲しみを正面から描きつつ、最後は素晴らしい結末に昇華させている・・。”
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章立てで、この切なくも美しき物語は語られる。
ウィル(オスカー・アイザック)とアビー(オリヴィア・ワイルド)はもう直ぐ産まれる娘を待ち望み、幸せの絶頂にいた。
が、”ある出来事”が起き二人は永遠に引き裂かれる。失意に沈むウィルは彼のセラピスト(アネット・ベニング)の治療もむなしく、奇跡的に誕生した愛娘ディランにも会わず命を絶つ。
ウィルの父に育てられたディラン(オリヴィア・クック)は"私は死と悲劇に捕らわれている”という深いトラウマを抱えて、荒れた青春時代を過ごしていた。
”第三章 ゴンザレス一家” から物語の舞台はスペインのオリーブ農家に移る。若き真面目な優しい瞳のゴンザレスは意中の娘と恋に落ち、ロドリゴ・ゴンザレス少年が誕生する。
そして、彼らを支えるオリーブ園のオーナー、ハビエル。
・彼が子供の頃のトラウマを抱えながらゴンザレス一家を支える姿がとても良い。彼の”自筆で書いた手紙は必ず想いが届く”などという信念など・・。
幸せな一家はニューヨーク旅行を楽しむが、”ある出来事”に遭遇し、ゴンザレス少年はトラウマに悩まされることになる。
時は瞬く間に過ぎ、ゴンザレスは立派な青年に成長し、ニューヨークの学校に進学し、恋もする・・・。
この世代と国境を越えた物語にはほぼ善人しか出て来ない。が、時が流れる中で悲しい事は起こる。
それでもこの物語は、前向きに生きていればいつか歓びが訪れる、というポジティブな思想の基に描かれている。
<世代、国境を越えた、愛に溢れる不思議な繋がりを描き出した良作である。章ごとのナレーションの移り変わりにも是非、気を配りたい。>
<これだけの人物を(しかも世代を超えて)117分で描いているので、筋の運びがやや粗い部分があるが、そこは”脳内脚本自己補正作業ボタン”を起動して、自ら自由に補完して鑑賞したいものである。
家人に得得と話すとかなり呆れられた表情が帰ってくるが、私にとっては楽しい作業である・・・。>
愛しさも切なさも心強さも・・
予告に「ひと観惚れ」し
本編に「本気惚れ」致しました
・・5章からなる2家族のストーリーでしたが
悲劇に終わった衝撃度にうろたえてしまった章・・
母親の人生最優先である息子愛ににウルウルした章・・が特に印象的でした🌠
俳優人の並びだけでも大興奮出来ましたし👏
これから慌ただしくなる時期の前に少し立ち止まって深呼吸出来る素敵なヒューマンドラマでした🍀
自分の人生の一部は誰かの人生の一部でもある
キノフィルムズにて試写会鑑賞。
自分の人生の一部は誰かの人生の一部でもある。この作品の一番のメッセージ性であると解釈し鑑賞した。
このメッセージ性は特段新鮮味のあるメッセージではないかもしれないし、ありきりたりかもしれないが、こういうったメッセージ性の強い作品は改めて受け取っても、個人的には好きなメッセージの一つである。
そのため楽しい気持ち、ワクワクした気持ちで序盤から鑑賞していたが、2時間で描くには各々のパート描写が薄く感じてしまった。
その為あまり各々のキャラの苦しみや悩みへの感情移入がしづらく、言いたいことはわかるけど…って気持ちで終わってしまった。
まぁ言いたいことはわかるし、メッセージ性は好き。
自分に置き換えても、僕の人生は両親や兄弟、祖父母の人生の一部でもあり、だからこそ大切に人生を歩まなければいけない。
辛いこと、苦しいことがあったら共有し、一緒に乗り越えることも大切だ。
そのあたりを自分に置き換えて捉えて劇場を後にするとまた明日から前向きな気持ちで生活を送ることができる。それもまた映画の楽しみ方の一つであり、この作品はそういった作品だったなと思った。
壮大な人生の話
ご都合主義も否めなくはないが、それをはるかに上回る感動に心が震えました。自分の人生が誰かの人生のきっかけとなったり、また自分の人生も誰かにとってちょっとした出来事によって大きく動かされたりする。運命が偶然の連続によって動かされるのは『500日のサマー』でもなんとなく見覚えがあるような…
映像で見せられると本当に大切にしたくなるような愛おしさ。ネタバレ厳禁のような映画ではないがあまり前情報を入れずに浸ってほしい映画。
ハギスっぽく。
三世代にわたる家族愛の物語。そのストーリー構成や仕掛け、軽く韻を踏んだセリフ。どう考えてもポール・ハギスの香がプンプンするのだが、なんか関係しているのかな?本当、誰か教えてほしい。このハギス臭さの正体を。貶しているわけではない。佳作だからゆえ。
☆2なんて.......中途半端!?
Life itself trick us.
It misleads us.
It paints one man a hero when he may well be a villain.
"Hero or villain?"
................
この作品、NHKでも放送された"This Is Us"というテレビシリーズをご存知の方なら、このテレビ番組の脚本家であり、プロデューサーを務めていたのが、今回は、この映画の監督と、脚本を務めているダン・フォーゲルマンであるので、"This Is Us"でも取り上げたtime frame形式とnon-linear narrative形式をとっているので、時間軸が多少入り乱れることによるミスが散見し、シナリオの腰を折るような興ざめをさせられることとなる。もともとこの"This Is Us"でも感じたのだが、その言葉を聞けば、行き場をなくして、憤りを覚える"I Nagasaki'd him."なんて平気で使えて、しかも誇張した良い言葉として使われるのには、ナイーブでもなく、どちらかというと無神経な者でも不快感を持ってしまう。つまり彼の作風は、物語を面白くするためには、いかなる方法や手段を択ばない、身勝手な作家と個人的にはとらえている。
アメリカの新聞紙Village Voiceの記者はこのように揶揄している。「 この映画には、被害を軽減するエクソンモービルのコマーシャルに見られるのと同じくらいの誠実さと本物の感情がある。」また、San Francisco Chronicleの記者は「仮に失敗をしたとしても、彼には才能があり、役者とはうまく付き合っていけるのだが、彼が描く物語は、彼の作ったキャラを理解するのに大変な苦労が必要とされる。」と投稿している。
I've already said goodbye to him.
It's not necessary to say goodbye twice.
前出の"This Is Us"は、プライムタイム・エミー賞やゴールデングローブ賞の2冠を達成しているので、3冠には、あとオスカーだけ?無理か.....!
時空を捻じ曲げているシーンもあり、先ほどの興ざめをさせられるのだが、しかも妊婦の嫁さんをさせるわけがないものも出てくる。そのシーンは特別に重要で、2家族の繋がりを結ぶ糸となるものなのだが......。これも捻じ曲げをして物語の意外性を持たせ面白みをプラスする手法は健在ということか?
この映画、残念なことにTVシリーズのようにはゆかず、A box-office bombになるのは避けようがないようだ。
amazon.comではプライムビデオ、4K UHDで視聴が可能であるので、ディバイスが揃えばわざわざ映画館に行く、エネルギーは必要としないものとなる。
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