「壮大なストーリー。楽しめる。」ライフ・イットセルフ 未来に続く物語 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
壮大なストーリー。楽しめる。
下高井戸シネマを初めて訪れた。いい感じ。ずっと頑張ってほしい映画館。
ウィルとアビーのカップルに訪れた悲劇。そこに偶然居合わせた少年ロドリゴと彼の父ハピエル、母のイザベル、雇い主のサクシオーネの物語。それらが4章にわたって次々と語られ、もうひとりの登場人物が語る第5章で完結する物語。
冒頭の章でアビー(女性)が卒業論文に選んだ内容は、「人生は、信頼できない語り手」 というもの。人生は、私たちを屈服させる。悲劇は、私たちを簡単に呑み込んでいく。
ストーリーは、その言葉のまま、健康で朗らかな若者たちの人生に、数々の悲劇が、試練がふりかかってくる。やるせないその流れは、アビーが書いたとおりに、次々と彼らを飲み込んでいく … 。 しかし、最終章で語られる通り、「それでも立ち上がって、物語を、前に進めよう」 というエンディングなので、皆様、楽しみにして観てください。
惜しいのは、最終章である5章が、説明に終始している点だろうか。この章まで含めて、”語らずに伝える” ことができていたら、ほんとうに最高傑作といえる出来だったと思うのだが。
(まあ、「贅沢なことを言うな」 という話でしょうね … )
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kossyさんのコメント
2021年5月30日
CBさん、コメントありがとうございます。
1章だけ評価したら☆4だったでしょうか。
そのあとは何の映画をオマージュしてるんかな~とか、余計なことまで考えちゃいました。バンデラスは良かったですね♪