「☆2なんて.......中途半端!?」ライフ・イットセルフ 未来に続く物語 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
☆2なんて.......中途半端!?
Life itself trick us.
It misleads us.
It paints one man a hero when he may well be a villain.
"Hero or villain?"
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この作品、NHKでも放送された"This Is Us"というテレビシリーズをご存知の方なら、このテレビ番組の脚本家であり、プロデューサーを務めていたのが、今回は、この映画の監督と、脚本を務めているダン・フォーゲルマンであるので、"This Is Us"でも取り上げたtime frame形式とnon-linear narrative形式をとっているので、時間軸が多少入り乱れることによるミスが散見し、シナリオの腰を折るような興ざめをさせられることとなる。もともとこの"This Is Us"でも感じたのだが、その言葉を聞けば、行き場をなくして、憤りを覚える"I Nagasaki'd him."なんて平気で使えて、しかも誇張した良い言葉として使われるのには、ナイーブでもなく、どちらかというと無神経な者でも不快感を持ってしまう。つまり彼の作風は、物語を面白くするためには、いかなる方法や手段を択ばない、身勝手な作家と個人的にはとらえている。
アメリカの新聞紙Village Voiceの記者はこのように揶揄している。「 この映画には、被害を軽減するエクソンモービルのコマーシャルに見られるのと同じくらいの誠実さと本物の感情がある。」また、San Francisco Chronicleの記者は「仮に失敗をしたとしても、彼には才能があり、役者とはうまく付き合っていけるのだが、彼が描く物語は、彼の作ったキャラを理解するのに大変な苦労が必要とされる。」と投稿している。
I've already said goodbye to him.
It's not necessary to say goodbye twice.
前出の"This Is Us"は、プライムタイム・エミー賞やゴールデングローブ賞の2冠を達成しているので、3冠には、あとオスカーだけ?無理か.....!
時空を捻じ曲げているシーンもあり、先ほどの興ざめをさせられるのだが、しかも妊婦の嫁さんをさせるわけがないものも出てくる。そのシーンは特別に重要で、2家族の繋がりを結ぶ糸となるものなのだが......。これも捻じ曲げをして物語の意外性を持たせ面白みをプラスする手法は健在ということか?
この映画、残念なことにTVシリーズのようにはゆかず、A box-office bombになるのは避けようがないようだ。
amazon.comではプライムビデオ、4K UHDで視聴が可能であるので、ディバイスが揃えばわざわざ映画館に行く、エネルギーは必要としないものとなる。