「【”サングリアを飲んで、皆で地獄のシャングリラへ・・。”スピード・コカイン・マリファナ・ヘロイン(除く大麻)に興味を持っている方、必見です・・・。過去にトランス状態に陥った方も必見です・・。】」CLIMAX クライマックス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”サングリアを飲んで、皆で地獄のシャングリラへ・・。”スピード・コカイン・マリファナ・ヘロイン(除く大麻)に興味を持っている方、必見です・・・。過去にトランス状態に陥った方も必見です・・。】
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ー 雪が深々と降る山奥の廃墟に集まった22人のダンサー。
彼ら一人一人のインタビューが流れ、ギャスパー・ノエ監督お得意の
“エンドクレジット逆廻し”
の後、饗宴・・狂宴が繰り広げられる・・。ー
◆”96年の冬の実話に基づいて・・”というテロップの後に流れる
『誇りを持って、世に出すフランス映画』
ー ギャスパー・ノエ監督が、様々な批判に晒されながらも、世界の映画界を挑発する気概が伺える。ー
◆ストーリーはシンプルである。観れば分かる。
と言うか、ストーリーは無いと言っても過言ではない。
◆22人のダンサーの中で、プロの俳優は、「キングマン」の女殺し屋をキレッキレの動きで演じたセルヴァを演じたソフィア・プテラのみ。
他は、演技素人のダンサーだが、狂乱振りが尋常ではない・・。
・立ったまま、放尿する女性ダンサー。
・自傷行為を繰り返す女性ダンサー。
<”フランス国家が、蔓延する薬物中毒者撲滅のため、ギャスパー・ノエ監督に制作を依頼したという曰く付きの作品・・”と言われると納得しそうな、狂気性横溢感が、尋常ではない作品。
序盤のインタビューで”同僚が、眼にLSDを目薬の様に入れているのを見て、もう駄目だ・・”と語ったロシア人女性のラストシーンが強烈である。
薬物によるトランス状態の恐ろしさを、見事に表現した作品である。>
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