劇場公開日 2019年8月30日

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ガーンジー島の読書会の秘密のレビュー・感想・評価

全81件中、41~60件目を表示

3.5避難所

2019年12月5日
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鑑賞方法:映画館

読書会というタイトルに惹かれて鑑賞。
ヒロインはイエスタディにも出ていたリリー・ジェームズで、帽子をかぶった衣装が素敵でした。
ミステリーというよりは、人と人との出会いの物語かな、と思いました。
ガーンジー島の景観が美しいですね。イギリスで唯一ドイツの占領下にあった島と、今回初めて知りました。そのドイツ兵にもクリスティアンみたいな人もいたのですね。
ジュリエットは自身が戦争で両親を失っているから、キットのことが気になったのかな。
エンディング・ロールでいくつか本が出てくるのですが、私は最初の「灯台へ」しか分かりませんでした。

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マリエル

3.0文字や形にする大切さ

2019年12月4日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

この作品を通して改めて自分の気持ちや考えってのを言葉や文字や形ににし、相手に伝えることの美しさ大切さを感じさせてくれる。また相手にだけではなく、時として文字や形にすることで自分自身にも迷いや不安を拭わせてくれ、確信に繋げるツールとして非常に大切なんだと言うことが改めて感じさせてくれる。

ただ作品内の情景やストーリー性はありきたりで、良くも悪くも地味な印象を受けた。
決して悪い作品ではないが、個人的には普通といった印象で若干退屈にも感じた。

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J24

2.5良さがわかりませんでした

2019年11月14日
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鑑賞方法:映画館

私にはこの映画の良さがわかりませんでした。

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?

4.0見応えがあり、良い作品でした。

2019年11月3日
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一通の手紙から始まって、辛い時でも楽しみを見つけて日々を過ごしていく姿が良かった。
でも、話はだんだんと暗い部分をさらけ出していくので、悲哀が感じられていきました。
しかし、読書会の人たちはずっとエリザベスを悲しく過ごしていたのに、アメリカが動くとあっさり分かってしまうのはいかがかと。
あと、正直で真っ直ぐなのは良いですが、周りを巻き込みすぎて可哀想には思いましたが、少しは考えた行動がとれていたら悲しみも変わったのではないかと思いました。でも、最後がエリザベスらしくで皆が納得出来たのは良かった。
厚みがある内容で見応えがあり良かったです。

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なし

5.0味わい深い

2019年10月30日
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ちょいとミステリーっぽい展開だけど、戦争中の出来事やロマンスが自然に語られていて惹きつけられる。
それに役者が達者な人ばかりで、ちょっとしたセリフの言い回し方や表情などが本当に多くを語ってる。
ほとんどのシーンが何かの対比を示していて、無駄がない、素晴らしい脚本。映画自体は地味だけど、計算され尽くした脚本と演技が見事というしかありません。

それぞれのキャラクターがいま何を感じているのかを考えながら見ると、さらに味わい深くなると思います。文句なくオススメ。

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ぽこぺん

3.0ミステリーとは?

2019年10月22日
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予告編を見た記憶もなく、特に興味はなかったんだけど、ミステリーとあったので、観に行くことにしました。
私は、何かしら事件が起こるものだと思ってたんですよ。いっこうに、何も起こらない。まあ、エリザベスの行方など、謎はありましたけどね。
で、ミステリーって、なに?ミステリーの定義って?と思った訳ですよ。調べてみたら、推理ものということではないんですね。
さて、ストーリーですが…。事件は起こりませんでしたが、エリザベスの行方など、ゆっくり紐を解いていく感じ、悪くなかったです。個人的には、エリザベスに生きてて欲しかったけど、そうすると、ラストの3人家族の絵に収まらないからなのかな…。みんなで、キットを守ろうとしている様は、ちょっと感動もしました。
でも、全体的に、ちょっと地味でしたね。ひさしぶりに、睡魔と戦ってしまいました。

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らぶにゃん

4.0クラシックで上質な装丁のドラマ

2019年10月19日
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第二次大戦中、ドイツ軍の占領下にあったイギリスの小島を舞台にしたドラマで、冒頭で語られる読書会の由来が愉快です。ドラマの展開や当時の時代背景、美しい島の風景等、映画そのものが非常に丁寧に作られていて、主演のリリー・ジェームスのクラシックな美貌もあいまって、とてもいい感じです。真相は何となく予想できちゃうんだけど、ゆっくりとストーリーを純粋に楽しめる佳作でした。

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シネマディクト

4.0美しい奥深い映画

2019年10月2日
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鑑賞方法:映画館

厳しい飢えに迫害、戦争下でいかに人間として生きぬいたのか、読書会に隠して守った人の威厳と優しさと愛情。
主人公が自身の好奇心から一つずつ紐解いていく、ミステリー調のラブロマンスでした。
映像も音楽も人も物語も本当に美しい奥深い映画でした。

ただ1つ、難を言えば主人公と婚約者の関係が悲しい。
愛と恋と友愛を混同したのでしょうが、、、完全に当て馬にされたのが;作家という設定の割には、人の心の機微にうといというか子供な主人公。
少女性が魅力にもなるのですが、もう少し大人の女性が秘密に触れることであらためて自分の生き方と向き合いなおす方が世界観にはあっていた気もします。

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ちいまめ

3.5主演の女優がとても良かった

2019年9月28日
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鑑賞方法:映画館

ドーバー海峡の小島Guernsey島を舞台にしたミステリータッチのラブストーリー。タックス・ヘイヴン(租税回避地)として有名なこの島が舞台と知り、ただそれだけの理由で鑑賞したのですが、英国映画らしい、大戦中の時代考証をしっかりと踏まえた重厚な作りで、丁寧なストーリー展開と共にとても楽しめました。拾い物のような佳作。また主演女優の方(Lily Jamesさん)は初めて拝見したのですが、なかなか華があり、作品にぴったりでした。

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ホワイトベア

2.5ひどい女

2019年9月23日
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鑑賞方法:映画館

本筋は心温まるハッピーエンドのようだが、婚約者に対してひどい女だという印象のが強かった。

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あふ

3.5懐かしい顔を探して歩いてきたの

2019年9月23日
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鑑賞方法:映画館

まさにジュリエットは、自分のいるべき場所に導かれてこの島にやって来た。美しい島の風景と、そこに住む人々。既視感は「ライアンの娘」か。この映画のほうが閉塞感はないが。
この話がどう落ち着くのかの戸惑いはハラハラやヒヤヒヤではなく、シンミリとホッコリしたものだった。とてもイギリスらしい、何かを乗り越えた先の幸せな話だった。

いつものことながら、邦題で「秘密」と名乗って、ミステリー仕立てのストーリーを先に匂わす。そういうアオリのセンスが好きじゃない。原題通りに「ガーンジー読書とポテトピールの会」でいいじゃないか。そこに彼らの人柄がにじみ出ているのだから。

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栗太郎

3.5☆☆☆★★★ ポテトパイは味がなさそうだ! でも、この作品には様々...

2019年9月22日
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☆☆☆★★★

ポテトパイは味がなさそうだ!
でも、この作品には様々な素材と調味料で味が整えられていた。
それらから、しっかりと《旨味成分》を引き出したのは、監督であるマイク・ニューウェル。

決して名作…だとは思わないのだけれど。月に1本でも、こうゆう作品を観れたなら。確実に心を豊かにさせて貰える、そんな一品でした。

2019年9月20日 TOHOシネマズ/シャンテシネ2

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松井の天井直撃ホームラン

5.0美しい映画

2019年9月22日
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風景、ファッション、人々の心全てが美しかった!リリージェームスがとにかく綺麗でした!人との出会いには悲しいこともあるけれど、良いこともある、とても美しいストーリー。また見たいなと思いました!

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きみに読む物語

3.5戦争の不条理と自分らしい人生

2019年9月16日
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邦題長いなーと思っていたら、原題はもっと長かった(笑)

少し前にも『マイ・ブックショップ』という、本をテーマにした作品を見た。傾向は大分違うが、同じく、本を愛し、『物語』を必要とする人々の物語である。

イギリス領ガーンジー島、第二次世界大戦中ドイツ軍に占領され、厳しい締め付けに苦しむ中で結成された読書グループ。
戦後縁あって読書会の存在を知った女流作家ジュリエットが、島を訪れ、戦中の話を聞いていく。
読書会の一員、今は島にいない『エリザベス』を中心に話は進行していくが、彼女が物語の主体ではない。読書会のメンバー一人一人の、エリザベスとの関係や思い出を通して、戦時中の苦しみ、悲しみ、恨み、後悔。各々の物語が各々の口から語られ、ジュリエットによって一つの物語に纏められていく。

もうひとつの大きな流れが、主人公ジュリエットの人生。戦時の不条理の中でも、自らの信念を曲げなかったエリザベスの影を追う内に、本当の自分、本当の居場所、本当の愛を見つけていく、一人の女性としてのジュリエットのパーソナルな物語である。

戦争もの、自己探求、ラブロマンス。色々な表情を持つ為、一つのテーマに絞った鮮烈な印象は余り感じられないが、ドラマとしては取っ付きやすく、バランスよく作られた作品と言えるのではないか。
ジュリエットの親友かつ編集者のシドニーが、女性から見て、こんな男友達いたら最高だな!という立ち位置でいい味出していた。
タイプライターの打刻音と共に刻まれるタイトル、エンドロールのバックに流れる読書会の音声など、一捻りある演出も面白い。

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しずる

3.5ほっこりした

2019年9月15日
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ポスターのイメージとは違ったけど、すごくいい映画だった!DVD出たら欲しいかもしれない。
何回も見たくなる映画とはまさにこれだと思う。
安心して何回でも観れる。

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コロン

4.5戦争の悲劇から生まれる勇気と幸せ

2019年9月15日
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悲しい

知的

幸せ

辛く重い出来事は誰も語りたくないもの。
まるで氷の中に閉じこめられ、誰も触れないようにしていた。それを島の外からきたジュリエットによって、周りから少しずつ溶かしてゆく。
読書会創設者のエリザベスに何があったのか、島の自然や人々に触れ、その事実を知っていくことでジュリエット自身の心の氷も徐々に溶けていった。島の人々も辛い事実を知ることになるが、ジュリエットによって、氷が溶かされたことで、戦争がようやく終わったと感じたのではないか。最後のジュリエットの選択にはホッとして幸せを感じました。素敵な作品でした。

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TOMO

3.0戦争が生んだ奇跡と悲劇

2019年9月12日
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戦争がなければ生まれない出会い。ドイツ兵と島の住民の愛、窮乏する島の人々が分け合うことによって生まれる友情。その読書クラブがもたらしたご縁。どれも絵空事のようだけど、きっと私の知らないところで、汚ならしい戦争のなかでも、このような人々の物語が繰り広げられていたのだろうなと、しんみり。
すべて成り行きで起こった訳じゃなくて、誰かの勇気ある行動が起こしたミラクルだな。

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マッターホルン2

4.0とても良い映画

2019年9月11日
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鑑賞方法:映画館

リリー・ジェームズが主演!
…見逃せません!(笑)

というより、この作品、恋愛映画の新たな名作だと思います(笑)

宣伝は、"ミステリー"推しですが、イギリス大好きとか、本を読むのが大好きとか、そういう方にもオススメ出来る作品だと思います。

*登場人物ひとりひとりの描き方も個性的かつ繊細で、印象に残りました。オススメです!(笑)

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stoneage

2.5共感部分がない

2019年9月9日
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鑑賞方法:映画館

予告編チラ見だったせいか、数十年の時を経て重大な秘密が暴かれてゆく恋愛ミステリー的な作品を想像してしまった。
なんだ、たったの4~5年前のこと。しかももったいぶってラストまで隠すほどの秘密でもなく、最初から明らかにされて、そこから紡ぎ出す展開でも良かったとも思える。
大戦中、ドイツ軍占領下、などのキーワードはあるものの、それほど切羽詰まった状況にも思えないのは、島の美しい風景と島民たちのまったりした気質が影響しているからか、ドキドキ感がない。
外から来たヒロインの気持ちはわからないでもないけど、まったくもって自由奔放。この子だったらこの島に来なくても一人で勝手に前に進んでいけるよと、背中を押すまでもない行動力があるので、それほど共感する部分がない。しかも人との関わりがどれもこれも雑な描き。
結末も想像の範囲内。やっぱりなという感じで感動もない。予告編の作り云々以前に、それほどの作品ではなかった。残念。

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むっしゅ

4.0力強い人間ドラマ

2019年9月9日
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鑑賞方法:映画館

 ミステリー仕立ての上質な作品である。第二次大戦後のロンドンでは復興めざましく建物は修理や新築が相次いで綺麗なペンキも塗られているが、人の心の中に残る戦争の惨禍の傷跡はまだ開いたままだ。
 主人公ジュリエットもそんなひとりで、肉親を失った以上の喪失感を心の奥に隠しつつ、明るく強気に振る舞う。アメリカ兵の恋人は型にはまった幸せが望みであり、ジュリエットのうわべだけを愛し、気が利いたふうな社交界の付き合いに彼女を引き込み、その生活が幸福で楽しいものだと信じている。
 いろいろなことがうまくいかない彼女のもとに、ある偶然から住所を知った男性からの手紙が届く。聞いたこともないガーンジーという島からの手紙だ。しかしそこにはどこか彼女を惹きつけるものがある。そこで彼女は浅薄で哲学のない彼氏を残してガーンジー島に出かけるのであった。
 物語の設定は前半でほぼ出来上がっていて、あとはパズルのピースをはめ込むように進んでいくシーンを気軽に楽しめる。じゃがいもの皮のパイは、想像しただけでとんでもない不味さだろうし、多分体にもよくない。イギリス料理の不味さは世界的にも有名だから、そのあたりのアイロニーも感じさせる。指輪や勲章などのキーアイテムは説得力を持って登場し、使われる。主人公が無意識に予期したとおり、ガーンジー島には彼女の心に空いた穴を埋める何かがあった。
 編集者のシドニーや手紙を送ってくれたドーシー、そして郵便局の少年など、魅力的な人物が登場する。それぞれの造形はよくできていて、みんなエネルギーに満ちている。多くの犠牲を払った戦争の傷を抱えつつ、それを癒やしながら前進していく彼らの姿に、ジュリエットは大変に勇気づけられ、熱が伝染るようにエネルギーが満ちてくる。原題はとても静かなイメージだが、実に力強い人間ドラマである。

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耶馬英彦