「人に親切にする時はある種の覚悟が必要なのだ。」ガーンジー島の読書会の秘密 はるさんの映画レビュー(感想・評価)
人に親切にする時はある種の覚悟が必要なのだ。
先の世界戦争が終わった直後のお話。とても若い女流作家の好奇心が発端で始まる。
映画の舞台は英国の島でナチスから解き放たれた住民は悪夢のようなあの時代を忘れ去ろうともがきながら暮らし始めている。そこへ、好奇心剥き出しにしてやってきた新鋭作家。謎に包まれた読書会へ招待されないのに参加し辻褄の合わぬことを発見して追及し始める。島民にとっては甚だ迷惑な話。それは、小説家だけが知らなくて、他の人々はすべてを知っていて知りながらもなんとか持ちつ持たれつで暮らしている。作家と言うのはそう言う生き物だと言えばそれで話は終わってしまう。どっこいそうじゃないのだ!
と・・・・そうなれば、良い映画になったと思うが、どうにもならないのだ。
この作家が愛する人を見つけて、戦争で失ったいくつかの哀しみを和らげてもらうためにこの島で暮らすことになる。
つまらぬ映画なのだ。
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