「サスペンスではありませんでした。」ガーンジー島の読書会の秘密 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
サスペンスではありませんでした。
第二次世界大戦直後のイギリス。手紙をきっかけに、孤島の読書会を訪ねた小説家の物語。
サスペンス色の強い映画だと想像しての鑑賞でしたが、恋愛物でした。
でも、ラブストーリーが苦手な私が観ても、それなりに楽しめた作品でもありました。
読書会のメンバーと主人公の交流が、暖かく描かれていて好感が持てます。
また、戦中戦後の世相を描いていたことも興味深く感じました。
ただ、評価はやや低め。
単純に私が恋愛物が苦手・・・と言うこともあるのですが、主人公にあまり共感を覚えなかったことが原因でしょうか?
幾つか理由はあるのですが、一番は、行方不明の女性に興味を持ち調査することに違和感を感じたこと。小説家らしい好奇心なのでしょうが、人々の古傷を抉りかねないその行動に、説得力を感じませんでした。
もう少し説得力のある理由を提示出来れば、サスペンス色ももう少し映えたように感じ、残念に感じました。
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