「ガーンジー島に行ってみたくなる」ガーンジー島の読書会の秘密 みにこさんの映画レビュー(感想・評価)
ガーンジー島に行ってみたくなる
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SNSが普及した現代では、もう味わうことのできないかもしれない、アナログのよさを感じさせる優しい映画。
ガーンジー島の素朴な自然美がこの映画のテーマを引き立てていた。
鞄を携え島に入る主人公は、まるで金田一耕助を彷彿とさせるものがあったが…新たな事件は起こらず、その存在によって閉鎖的な人々の心を次第にほぐしていく。
しかし、今まで胸にしまってきたことを割と簡単によそ者に話してしまってる気がして、見ている方としては釈然としない気がした。
彼女の存在がそうさせたのは解るが、そうさせるほどの魅力が、いまいち観る側としては伝わって来なかったし、そこに至る読書会のメンバーの心理描写があってもよかったのでは。
また、途中から結末が予想できてしまう展開になっており、読書会のメンバーが秘してきたエリザベスのくだりが予想外だっただけに、それとは対照的で少し残念だった。
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