「ヒロインに共感できず」ガーンジー島の読書会の秘密 oliveさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインに共感できず
第二次世界大戦中、英国で唯一ドイツに占領された島が舞台。ミステリーと銘打っていますが緊迫感はなく、少しずつ真相が明らかになっていくと共に、読書会のメンバー達とヒロインが心を通わせていくというストーリー。英国でドイツに占領されていた島があるということ、島の子供達が英国本土に疎開していたということもこの映画で初めて知りました。家畜を没収され食料も不足し食事はポテトばかり、夜間は外出禁止などかなり厳しい生活を余儀なくされていたことも知りませんでした。島の自然が美しくいつか行ってみたくなりました。
なかなかの良作と思いますが、1つ気になったのはヒロインの思わせぶりとしか受け取れない言動の数々。仕事のパートナー、米国人婚約者、読書会の男性、3人の男性にやけに馴れ馴れしいというか誘うような目で見つめたり、人目も憚らずハグやキスしたり、、美人の自分が目立つことを分かっていて敢えてやっているのか、ただの空気読めない女なのか?(リリージェームズファンへのサービスか(笑)) そういうのが気になって☆マイナス0.5。明らかに結婚に乗り気で無さそうなのに米国人から指輪受け取っちゃうわ、「私、婚約してるの」なんて読書会で親しくなった女性(←不美人)に指輪見せて自慢?するわ、エリザベスの消息を婚約者に調べてもらって、用が済んだらハイさようなら👋みたいな感じで自分からあっさり別れを切り出す等々、ヒロインの奔放キャラに共感できない点が多かった。ストーリー自体はすごく良かっただけに非常にもったいない!もう少し恋愛シーンを控えめに描いていたらもっと良い作品になっただろうと思うと残念。ヒロインをこんな設定にする必要はなかったのではないだろうか。
映画の日だったからかほぼ満席でしたが、なぜか高齢者が多い印象。いつも不思議に思うのは一年中シルバー料金で見れるのに何故かわざわざ込み合う映画の日や水曜のレディースデーに来るお年寄り(特にお爺さん)の多い事。自分がシルバー料金で見れる年になったら絶対に避けて空いてる日に行くけどなぁ。
追記:他の方のコメントにも書いてありましたがTOHOシネマズシャンテ、やはりお年寄り多いんですね・・😅 せめて空いてる日に来場してくれたら助かるんだけど。
拙いレビューに記念すべき初コメントをいただきありがとうございます❗(緊張してます・・(笑))返信の方法も分からずこちらに書かせて頂きます。
そうですね、決して嫌な女性としては描かれていないですが、、良く言えば天真爛漫・無邪気、悪く言えば少々無神経、相手の気持ちをあまり考えない人なのかな~という印象を持ちました。
米国人についてはすいません、私には少なくとも結婚したいと思うほど彼を愛しているようには最初から見えませんでした。だから「え?指輪受け取っちゃうの?」と驚きました。米国人も彼女があまり乗り気でないのを分かっていて早く指輪渡して結婚をやや強引に進めているようにも感じました。もし本当に結婚したいほど愛していたなら、島に着いてから心変わりするのが早すぎる気がするのですが、、そこまで愛してなかったからあっさりドーシーに魅かれたのでは、と理解しています。
友達とのシーンも「え?婚約してるって話しちゃうの?(見せてと言われてもないのに)指輪見せちゃうの?」・・ちょっと引いてしまいました。
友達といっても明らかに彼女より不美人な年上独身女性だし。。
う~~ん、自分だったら指輪も受け取らないし、自分から婚約してるとか言わない&指輪も絶対見せないな~と思いながら見てました(^_^;)
「(指輪は)島から帰るまで考えさせてほしい」「(求婚されてるけど)まだ返事していないの」くらいのセリフにして、もう少し思慮深いキャラ設定の方が、島の素朴な雰囲気とも違和感が無くもっと映画全体が良くなったんじゃないかなと思いました。
ヒロインを素直で純粋な女性と見るか、正直過ぎて子供っぽい?と見るか、の違いだと思うのですが、公開2週間でレビュー34件というのも寂しい、、ストーリーは良いので本当にもったいないと思います。(・・以上、長々と失礼致しました)
ヒロイン、そんな嫌な女性としては描かれていないと思うのですが・・・
素直で、純粋で、一生懸命なステキな人に思えました。
シドニーはゲイの友達だし、プロポーズを受けたのは当時は彼を愛していたからだし、友達に婚約してることを伝えただけで自慢になるのでしょうか・・・