「謎解きの終焉が彼らの真の終戦となった」ガーンジー島の読書会の秘密 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
謎解きの終焉が彼らの真の終戦となった
1941年、イギリスで唯一ドイツに占領されたというチャンネル諸島のガーンジー島で、ナチスから身を守るための文化活動としてにわかに創設された読書会: The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society。
主人公の女性作家ジュリエットはロンドン在住で、戦後1946年にその読書会の存在を知りガーンジー島へ。戦争中に大陸へ連れて行かれたという読書会の創設者エリザベスの秘密に迫るミステリー仕立てながら、メインはジュリエットと彼女の真のカンパニーとなる読書会のメンバーとの触れ合い。
戦争の悲劇をしっかりと伝えつつも、ガーンジー島の絶景、本への愛情、そして何より人と人とのふれあいがポジティブな感触を持ち、幸せな気分に浸った。メロドラマなエンディングも嫌味がない。素直に感動し、泣きそうになった。
ジュリエットを演じたリリー・ジェームズの美貌、そしてその笑顔に萌えた。
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