「なめてました」チャイルド・プレイ 火虫さんの映画レビュー(感想・評価)
なめてました
殺人鬼の魂じゃなくAIの暴走?はぁーん?とたかをくくっていたがこれがなかなかどうして
無垢で無知で不器用な人工知能という「ものの哀れ」「不憫さ」さえ感じさせるが反面、こちらの預かり知らぬとこで何かやってんじゃないかという人工知能の不気味さという二重の旨味がそこにはあった
ターゲットが明確なクズ→変態→善良な隣人→無差別→大切な身内とグレードアップしていくのもチャッキーの驚異度がこちらにも伝わってくる作りは見事
最初の犠牲者のときはコミカルな絵面も合わせて「よくやった!」と喝采を送りたくなったもの
R15相応の程よいグロさと怖さ、さらに人工知能チャッキー&ルーザーズクラブ的ジュブナイル系のちょっとした切なさがコンパクトにまとめられてた逸品
大作の間の息抜きにおすすめ
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