「彼の孤独を知るのはアダムくらいでしょ。」アポロ11 完全版 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
彼の孤独を知るのはアダムくらいでしょ。
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映画「アポロ11 完全版」(トッド・ダグラス・ミラー監督)から。
この作品は、当時の映像と音声が作り出した、ドキュメンタリー。
だから、私も50年前を思い出しながら、当時の興奮が蘇った。
あえて、作品に対して評価するつもりもないが、
メモしたフレーズを眺めてみると、気になったのは
「彼の孤独を知るのはアダムくらいでしょ。
月の裏にいる47分間、コリンズは孤独と戦っていたのです。
静かの基地から戻る仲間と落ち合い、地球へ帰還します」
アメリカの有人月面着陸で一躍有名になってのは、
ニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン飛行士だが、
司令船パイロットを務めた、マイケル・コリンズの役割が、
とても大きかったことを再認識した。
2人が着陸船で月面に降下している間、
月周回軌道上で司令船の操縦、月面の写真撮影などを行ったため、
コリンズ自身は月面に到達していないが、その功績は大きい。
誰とも連絡が取れない47分間を、光も電波も届かない月の裏側で、
彼はどんな気持ちで過ごしていたのか、計り知れないけれど、
本当に、お疲れ様でした・・と声を掛けたくなった作品である。
P.S
私の記憶では「静かの海」だったが、作品では「静かの基地」。
そこだけが、ちょっぴり違和感を感じたなぁ。
P.S(2)
50年前に、ほとんどミスもなく「有人月面着陸」ができたのに、
どうして、今の技術でできないのか、私の興味は続いている。
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