「表と裏と裏の裏」盗まれたカラヴァッジョ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
表と裏と裏の裏
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1969年に実際に盗まれたカラヴァッジョの「キリスト降誕」を巡る映画に渦巻く陰謀の話。
人気脚本家の依頼でゴーストライターをしている映画製作会社の女性が、市場で声をかけてきた謎の男に従い脚本を書いたところ、脚本家が意識不明となるリンチを受けて巻き起こっていくストーリー。
ミスターXを探るマフィアと、何故か真相を知る謎の男と、そこに絡んでくるコマ等々、みんな怪しく主導権の探り合い。
作品の空気感はさすがイタリア・フランス合作というだけあって?イマイチ地味で垢抜けない感じは否めないけど、明るいつくりのエンタメサスペンスで最初から最後まで楽しめた。
ただ、当初みせていた不穏な部分をつくった人物達の結末は、字幕&ナレーションというちょっと肩透かしを食らった気分。
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