LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘のレビュー・感想・評価
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70‘sのハリウッドB級アクションのような砂塵舞う世界観に漂う不二子の母性が印象的
難病を患う息子ジーンのために犯罪組織から5億ドルを横領したランディは組織が放った殺し屋、呪いの力で人を操ることが出来る能力を持つビンカムに命を狙われていた。ビンカム達はランディの隠れ家を発見して襲撃、死を覚悟したランディは家政婦の不二子にジーンを託す。ルパンと次元はランディが横領した5億ドル目当てに不二子とジーンを助けるが、彼らのアジトには組織の手がすぐに伸びてくる。
スピンオフトリロジーの最終作は、70‘sのハリウッドB級アクションに纏っていた砂塵が舞う世界。3作を貫く謎の一端を明かしながら、さりげなく劇場版第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』へといざなう洒落た演出にまいりました。70‘s当時ジーンのように無垢な少年だったアラフィフのオッサン達なら不二子に纏う母性に微かなノスタルジーを嗅ぎ取ることでしょう。
続編を全力待機
2019年6月劇場鑑賞 シリーズ3作目になりますね。 全体に漂うハ...
タイトルに「嘘」とあるのに、それほどでもなかった。
何しろ峰不二子は「裏切りは女のアクセサリー」と言ってるのだから、「嘘」は日常的なものだ。そんな不二子の嘘にはいつも騙されてはいるけど、ルパンは「男は騙されるために生きてんだ」と二人のやり取りは最高に面白い。
今回の敵は呪いの言葉を吐くビンカム。チラっと登場しているのが五ェ門パートでも描かれていたスタン・ハンセン似のホーク。殺し屋製造工場まで発見し、誰が黒幕なのかも気になるところでした。
このビンカム。結局は誰も呪われなかったし、ちょっと可哀そうにも思えてきた。不二子のボディタッチだけで満足していいのか?!モーテルの主人も金取れなかったしなぁ。毒物にも詳しいし(今回はデビルズ・トランペット)、やっぱり不二子の誘惑は最強・・・
毒の回り始めたあなたは、最早わたしの操り人形…
WOWOWの放送で観賞。
前2作、次元編・五ェ門編で敵を殺さなかったのは、殺し屋を育成している組織の存在を本作でルパンたちに気づかせるためだったか…と、納得。
「嘘」は峰不二子の専売特許みたいなもの。当然本作中でも嘘をつく。基本的には自分のために嘘をつく。でもほんの少し他人のためにも嘘をついた。女を武器にして生きてきた不二子の母性が垣間見える嘘。これらの嘘がストーリーのカギとなる訳ではないが、敢えてタイトルに持ってきたセンスも良い。
敵の殺し屋はシリーズを重ねるごとに現実離れ度を強めている気がする。
その荒唐無稽なアイディアは大したものだ。
逆に、ストーリーはオーソドックスだった。組織の大金を奪って追われる男と幼い息子。その金目的に父子に近づいた不二子が、男から子供を預かって逃げるという、『グロリア』を彷彿させる話。
ルパンと次元もサポートに徹していて、不二子フィーチャーとしては単純だ。
相変わらず不二子にご執心のルパンだが、本シリーズの原点にあると思われる『ルパンvs複製人間』で不二子がルパンを「愛している」と明言しているので、その想いが根底にある関係性を描いている気がする。
不二子のサービスカットが多数織り込まれているが、巨乳がイビツに見えるところがあったり、入浴シーンで肩甲骨を線で書き込んでいたところなどは、ちょっと気に入らない。
沢城みゆきの声は色っぽさを増したようだ。初代二階堂有希子の大人っぽい可愛さを秘めた色気と、二代目増山江威子の包容力のある優しい色気の、正に中間のようだ。沢城=不二子も乗ってきた感じだ。
瞳のクローズアップを繰り返す描写が良かった❗
まぁまぁ楽しめたけど。
天の川と峰不二子がセクシーでした。
「峰不二子の嘘」の意味
面白いけど短い
不二子の魅力が凄い
シリーズを通しての肉体的な感覚
言わずと知れたルパン三世の主要キャラクター達にスポットを当てたスピンオフシリーズの3作目。
今回の主役は、言わずと知れた "峰不二子"。
彼女の知的さと艶っぽさ、
そして、今回は子供のボディーガード(劇中ではメイドと呼ばれていた)としての、
母親のような優しさ、また、それを裏切るような非情さ、
と様々な面を見ることができます。
それらの面すべてが、タイトルの通り彼女の「嘘」であるような、
素性の知れない存在、
それこそが彼女「峰不二子」の魅力だということを思い知らされます。
この劇場シリーズは、
漫画のような手書きの画風、
予想もできないトリックと、
それを(泥棒一味でありながら仕掛けるのではなく)暴いていく鮮やかさ、
超人的な強敵との対決、
それらの展開を上演時間小1時間の中で存分に味わうことができて、
どの作品もすごく面白い!
特に、
『次元大介の墓標』では、彼のニヒルさとクールさ、銃撃で血が飛び散るイメージ、
『血煙の石川五ェ門』では、次元とは雰囲気の違った渋み、斬撃による肉がえぐられる痛み、
そして今作『峰不二子の嘘』では、女性の艶み・強み・愛情や、肉感的なエロティック、
と、本当に各人物の個性あふれる魅力を、肉体的な感覚をもって描かれています。
さらには、今回は前作までの敵役も絡んできて、
この調子で行くと、次回は銭形警部が主役か、
そして、最後はルパンが締めくくるのか!?
次の作品がいまから本当に楽しみです♪
面白かった
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