「70‘sのハリウッドB級アクションのような砂塵舞う世界観に漂う不二子の母性が印象的」LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
70‘sのハリウッドB級アクションのような砂塵舞う世界観に漂う不二子の母性が印象的
難病を患う息子ジーンのために犯罪組織から5億ドルを横領したランディは組織が放った殺し屋、呪いの力で人を操ることが出来る能力を持つビンカムに命を狙われていた。ビンカム達はランディの隠れ家を発見して襲撃、死を覚悟したランディは家政婦の不二子にジーンを託す。ルパンと次元はランディが横領した5億ドル目当てに不二子とジーンを助けるが、彼らのアジトには組織の手がすぐに伸びてくる。
スピンオフトリロジーの最終作は、70‘sのハリウッドB級アクションに纏っていた砂塵が舞う世界。3作を貫く謎の一端を明かしながら、さりげなく劇場版第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』へといざなう洒落た演出にまいりました。70‘s当時ジーンのように無垢な少年だったアラフィフのオッサン達なら不二子に纏う母性に微かなノスタルジーを嗅ぎ取ることでしょう。
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