劇場公開日 2019年5月24日

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歎異抄をひらくのレビュー・感想・評価

全60件中、21~40件目を表示

3.0教材としてなら・・・

2019年6月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

動画としてはよく作られていましたし、背景などもきれいでした。
ストーリーは最初から最後までまったりと進み、クライマックスといえる部分があるのかないのかいまひとつピンときませんでした。
音楽も特に暗いというわけではないですが、ずっと単調な感じがしました。
ただこれを親鸞聖人や歎異抄を学ぶ教材として使うのであれば、よい出来なのではないかと思います。

歎異抄の、全ての人が悪人という考え方は、キリスト教の原罪に近いものを感じますし、阿弥陀様の救いによる絶対幸福を実現するというのも、キリスト教の信仰に近い感じがします。
悪人正機の考え方の一つとして、悪行を「実行すること」より「心で描く」ことの方が罪が重いというのは、かなり厳しい考え方かと思います。
悟りのレベルが相当上がった人ならともかく、普通の人には険しすぎて自分を責めるだけになってしまうと思います。

結局、親鸞聖人はどれほどの悟りをもって説法等をしていたのでしょうか?自分も悪人だと言ってごまかしていたようにも見えます。

アサさんはかわいくて好きになりました(笑)。

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一色三順

4.5「歎異鈔」詳しくなくても楽しめる!

2019年6月15日
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鑑賞方法:映画館

場面ごとに散りばめられて歎異鈔の中身についていろんなことが教えられいた感じですが、大事な部分?はまた違った場面で繰り返し教えられているので、印象に残りやすかったです。

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。kana.

5.0なぜ親鸞の言葉を求めずにおれないか

2019年6月13日
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知的

親鸞の教えを求める動機はいろいろあると思いますが、個人的には親鸞の出家の動機でもある“死後どうなるか”という点が最も重要だと思ってます。

仏教の話自体は、人生の暗い部分を見つめなきゃいけないようで毛嫌いしてました。ところが一度自分が溺れて死にかけた時、今まで聞いてきた事の重大さが分かって驚きました。
人生が、本当に言われていた通り、何の前触れもなく一瞬で終わってしまう衝撃と、何より最も恐怖は「まって、今から自分はどこへいくの?!」という不知でした。
今まで自分が誇りにしてきたこととか、気にかけてきたこととか、全部どうでもよくなり、すべての関心がこの一点だけに集中されました。
たった1人で暗黒に突入する焦りと不安は、まだまだ生きてられると思ってた時には想像もしなかったものであり、今まで聞いてきた話は決して恐怖を煽られている訳ではなく、紛れもない事実でした。
映画の中の、いまから処刑される、というシーンのとき、あの瞬間を思い出して、辛くなりました。

暗い部分を忘れてどう好きに生きても結局”自分はやがて死ぬ”こと と“死後どうなるか分からない”というこの2点は絶対に変わらないと思うと、何をしても空虚に思える。そんな自分は、第一章から親鸞の心からの歓喜の言葉に満ち、人生の目的をはっきりと述べられた歎異鈔の言葉を求めずにいられなくなります。また、多くの偉人がこの歎異鈔を賞賛した理由も、まさにここにあると思います。

この映画は、そんな歎異鈔に初めて触れる人目線で描かれているので、どの人が観ても分かりやすいと思います。映画で気軽に、深いことが教えられている歎異鈔に触れることができるのは素晴らしいことだと思います。

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タナ賢

4.5近い未来、浄土真宗の流れを変えたと評価される

2019年6月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

親鸞会の映画だとわざわざ、念を押していっている人があるが、原作の「歎異抄をひらく」の著者が、会長の高森顕徹氏なのだから、当然、親鸞会の映画。わかって見に行っている。
前作の「なぜ生きる」では、里見浩太朗、本作では、石坂浩二という、私の年代では垂涎の名優です。映画の中で主役の唯円が子供の頃「へいちゃ~ん」と呼ばれているのを聞くと、大橋巨泉が石坂浩二を呼んでいるようで間違えそうになった。といっても若い世代にはなんのことかわからないだろう。
YouTubeで「世界まるごとHow much」でも見て確認してもらいたい。
話は脱線したが、親鸞会も伝え方が変わって来ていると思う。ストーリーも親鸞像も、大衆に受け入れやすくなっている。作画崩壊以外、非の打ち所がない。ここまでの俳優、声優を揃えられたのは外部からの支援があってのことだと推察できる。浄土真宗のスタンダードは客観的にみて「歎異抄」で勝負に出た親鸞会に傾いている。

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がくぶちまえ

5.0仏説まこと

2019年6月10日
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真実を伝えようとすると反発したり攻撃したりする者が必ず現れると、親鸞も蓮如も仰っていました。ブッダにさえ敵がいました。この映画でもありましたし、前作にも描かれていることです。親鸞が正しい仏教の教えを広め、死刑宣告までされたことを思えば、現代のSNSでの誹謗中傷は必然的なことなのかもしれません。
この映画において、極端に評価の低いレビューは、総じて内容を議論するものでもなければ他の歎異鈔の正しいと思う解釈を提示するものでもなく、この映画を作った団体を批判するものばかりです。逆にどんな強烈な妬みとか恨みがあるのかと、勘ぐります。ふつうの一般人は絶対書かないような内容で悪意に満ちているので、どういう人が書いてるのか想像できます。

親鸞を殺めようとした作中の弁円が浮かびます。

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YJ

5.0隠れた名作になる予感

2019年6月9日
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前から観に行きたいと思ってたのですが、意外と上映してるところが少なくて、観に行ったところも家から距離のあるイオンになってしまいました
ところが、本当に行ってよかった。
こんな映画って今まで無かった気がします。
内容に感動して、エンディングに入ったら席を立とうと思っていたのにしばらく動けませんでした。
帰りに原作の本でも見ようかなと本屋に立ち寄ったら、すでにほとんど売り切れてました。
1冊ゲットできたので、大事に読んでいきたいと思います(o^^o)
隠れた名作ではなく、日本を代表する映画の1つになっても良いと思います。

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akane

3.5歎異抄入門中の入門?

2019年6月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

仏教全般に興味があるので観た。オープニング映像は、信仰の姿というか、荘厳さが滲み出ていてすごく良かった。
ただ、他の人が指摘していたように、あんまり絵は上手くない。動きも単調で滑らかさはなかった。アニメに凝る人は怒るかもしれない。
でも、親鸞上人の教えのミソの部分を、端的にわかりやすく伝えていると思う。ややこしく描く方が簡単なところを、わかりやすくするために稚拙になっているようにも思えた。
何より、製作者の方々の信仰の厚さをひしひしと感じられるようなアニメだった。
どうにもならないことを考え続ける、それこそが仏教の本質なのではないか。改めて考えさせられた。

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a0064

5.0今、世界に必要な映画

2019年6月9日
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泣き疲れました。映画のシーンに、「もっと早く再開したかった」(仏教を伝える主人公に向けて)というセリフがあるのですが、私も同じ気持ちになりました。
日本に、いや世界にもっと仏教の教えを学ぶ機会があってもいいのにと切実に思います。
偏見というのは、非常にもったいないことだとおもいます。

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Neo

5.0連日満席・オーディエンス全体から涙

2019年6月9日
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良いという口コミをさんざん聞いたので、7日から公開されたということで朝から、関西の映画館で観てきました。ネットで予約していたから良かったものの、着いたときにはすでに完売していました。

自分自身、親鸞といえば浄土真宗のファウンダーだという認識くらいしかなかったのですが、正直映画を観てこんなに感動するとは自分でも思いませんでした。娯楽映画にある、泣けるとか、感動するとかと同じレベルの感想ではないです。
映画全体にただただ圧倒されたという感じです。
観客席からは、すすり泣く声が絶え間なく聞こえていました。雰囲気ももちろんそうですが、泣けるのはやはり仏教の教えの内容の深さだと思いました。
今まで知らなかった世界へ突入した感じです。
どんな人にもおすすめです。
思わず、観てからすぐにレビューサイトに飛んできました。

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しまむ

4.5救いに差別はないようですが相手を限定した映画です。

2019年6月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

「いまさら歎異抄?」と思ったが、ストーリー展開は面白かった。
タイトルからして、かなり相手を限定した内向きの映画です。
いっそ、全部現代劇にして、高校生くらいを主人公にして「謎の書」歎異抄に救いを求めて成長するような内容ならもっと多くの人に受け入れられるではないかと思いました。

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まるなげマーケット

5.0いままでの「親鸞」像を覆す

2019年6月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

めっちゃ厳しいイメージの親鸞ですが、この映画の親鸞は、むちゃくちゃ優しい。
原作の高森顕徹氏の法話をきいたことがあるが、正信偈について続けて、話をしているようで、歎異抄については聞いたことがなかった。
映画のいたるところに歎異抄のことばらしきセリフがあり、原典を知っている年配の人なら、感慨が深くなるのではと思った。

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ブルーライト

4.5賛否両論ありますが

2019年6月6日
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とても良い映画だと思いました。1番良かったのは、登場人物の会話を通じて親鸞が教えられたことを知れたことです。歎異鈔の解釈についてネットで色々言われていますが、ここの原作が今のところ1番ロジカルで納得がいきます。

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posutel

1.0親鸞会

2019年6月6日
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原作者、高森顕徹さんが会長を務める親鸞会という宗教団体の制作した映画です。どういう団体かは、高評価レビューに親鸞会会員を名乗る人がいないこと、この作品へのレビューしか書いていない人が多いことから察することができると思います。一昔前は、会の名前を隠した偽装勧誘が問題となりました。今も相変わらず名前を隠して各地でセミナーや講座を開いているのですね。名前を明かすと都合が悪いのか不審に思います。あとは皆様の判断に委ねます。

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god

5.0Very profound movie

2019年6月5日
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I am from Germany. I went to see this movie right After I heard that this kind of buddhist stuff is coming up. I had been interested in how Buddhism is taught in Japan. I can say that this movie definitely changed my perspective on life. I found what is taught in “ Tannishō” really logical, consistent and understandable. Besides, It leads you to know your true self.
Btw, I can listen and understand Japanese so I got no problems. But I want a lot of people to see this movie. Especially those who are interested in Japanese culture or religion. I seriously wish this movie would be translated and spread all over the world.

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nickJ

5.0自分という存在をそんな視点で見たことは無かった

2019年6月5日
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ぶんち◎

5.0悪人なのにいい人

2019年6月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

差別的な意味ではなく殺人犯や風俗嬢が見たら絶対泣ける、必見の映画。歎異抄は、一部しか読んだことがないが、その魅力は、十分この映画にも溢れている。この映画には救いがあるから全国の風俗嬢に見てもらいたい。歎異抄を知らなくても、知識がなくても楽しめる。

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てふてふ

5.0作者の本気が伝わる

2019年6月2日
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なんというか、“無駄”がない、最初から最後まで、歎異鈔の正しい内容を伝えようと試行錯誤されているのが伝わってきました。歎異鈔の正しい理解=仏教の正しい理解なのかもしれません。
原作本も本屋に平積みになっていたので手に取ってみましたが、本当に丁寧に丁寧に作られているのを感じました。目次をパラパラと見ても、私のこれまで認識していた仏教の姿とは全く異なることが書かれていて、初めは疑ってかかったものの、読んでいると「あれ?確かにこっちのほうが論理的だし納得できる」と本当に思える内容でした。
時間をとってゆっくり勉強したいものです。

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teyan.D

5.0素晴らしい原作と美しい映画

2019年6月2日
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この映画を観てから原作を読みました。映画を観た時「どういう根拠でこういうことを言われるんだろう?」と疑問に思ったところの理解が深まりました。歎異鈔に対する深い理解があってじゃないと絶対に分からないようなことが書かれている。それを 私みたいな素人でも抵抗なく触れる事が出来るように、アニメにされている。 ストーリーでは今時な感じの髪の長い僧侶など、つっこめる要素もありますが、少しでも抵抗感をもたせず、少しでも多くの人に正しい理解を広めたい、というそれ一つのために作られたものだと思います。ただの映画ではないなと感じました。

そして、どことなく、美しい映画だなぁと思いました。

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あさいまる

5.0常識が覆る

2019年6月2日
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「葬式はいらない」という親鸞の言葉は、葬式の時ぐらいしか仏教に触れない多くの日本人にとって衝撃なのではないでしょうか。
死んでから救うのではない、生きているこの今、生きている私たちを救うのが教えであって、葬式だけに力を入れるのは真の仏教のあり方ではないってことを知りました。

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morly

4.5あっという間の98分

2019年6月1日
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次どうなるんだ?次はどういうシーンに合わしてどういう言葉を親鸞は発するのだ?と、展開が気になりながらとても楽しんで観てました!
最後のシーンは、さすがに私には深過ぎて難しかったです。
煩悩のせいで喜べないとは、、?はて。

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烏龍茶