「出家とその弟子」歎異抄をひらく jjさんの映画レビュー(感想・評価)
出家とその弟子
「歎異抄をひらく」という書籍が映画化されたということでしたが、何ら関係のないストーリーでした。歴史考証も雑でした。おそらく、倉田百三の「出家とその弟子」をもとに脚本を構成したようにおもわれます。京都で唯円が、遊女「アサ」(「出家とその弟子」では「浅香」)とあって煩悶するあたりも前述の小説から拾ってきたものとおもいます。堂々と、”ストーリー参照「出家とその弟子」”などと記載すべきと思います。
このような素性のよくわからない映画が歎異抄の解説として浄土真宗の歴史に残ることは残念ながらないとおもわれます。
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