劇場公開日 2020年1月10日

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「ラストのライブパフォーマンスで全てを許す!」ティーンスピリット まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ラストのライブパフォーマンスで全てを許す!

2020年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

歌の才能はあるけど田舎で燻っている地味女子が、地元でたまたま開催されるオーディションをキッカケにのし上がっていくシンデレラストーリー。
この手の作品にしては説明や台詞が少なく、歌や映像で語る場面が多用されていて、ちょっとアート映画のような雰囲気も。なので、エル・ファニングの美しさや個性的な歌声をたっぷり堪能出来ます。
一方で、ストーリーは非常に凡庸で、正直擦り尽くされたシンデレラストーリーの枠を出ません。先も読めるし意外な展開もなし。歌のパフォーマンスも「ララランド」のように印象に残るものがなく、うーんと思っていました。
でも!ラストのライブパフォーマンスが素晴らしく、それまでの80分を全部許して、観てよかったという気持ちにさせてくれました。主人公の溜まりに溜まった思いを歌に込めてシャウトし、体全身で表現する姿がとにかくエネルギーに溢れていてカッコ良い!!痺れました。
他は置いといて(笑)、ラストのパフォーマンスだけでも一見の価値ありです。

まだまだぼのぼの