「女は弱し、されど母は強し」パリの家族たち 玉川上水の亀さんの映画レビュー(感想・評価)
女は弱し、されど母は強し
原題「母の日」にあるように、パリを舞台に「母に感謝する日」を巡って様々な職業や状況にある女性の群像劇を通して、母とは、母になるとは、または母にならない選択を含めて、その意味や意義を見詰めていく。
この群像劇の中心になっているのは、認知症の老母を抱えた三姉妹で、夫々仕事を持ち、生活がある彼女らが、人生の転機を迎える中で迷い、葛藤しながら歩む姿を映し出していく。
この三姉妹とコントラストを成すように重責を担うポストにありながら新米ママになった女性と、身籠ったのに恋人がつれない女の子が登場して、改めて母になるとは何かを浮き彫りにする。
この作品を観ると、母の偉大さ、母に対する感謝を新たにします。
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