「写真の持つ力」浅田家! にっくさんの映画レビュー(感想・評価)
写真の持つ力
クリックして本文を読む
近くの映画館で数年前の映画をやっていて、ちょうど観に行ける時間だったので行ってみた。
最初はお気楽に見ていたが、次第に引き込まれて、東北大地震も出てきて「これは真剣に観る映画だ」と思いちゃんと観た。
家族写真撮ります、
と言って
桜ちゃんの写真では満開の桜が咲く時季を待って更に一工夫して素晴らしい写真を撮ったり(この家族は大津波の被害に遭うが助かっていた)、
脳腫瘍の男の子の写真では家族がそれぞれ虹を書いたTシャツを着てみんなで寝そべっている写真(後に男の子は亡くなるがいい思い出ができた)、
そして父親が大津波で行方がわからなくなった内海家の写真では、その状態で家族写真を撮ってというリクエストに、楽しかった浜辺にお気に入りの水着をきて、お父さんの腕時計をつけて、まるでお父さんが撮ったかのような最高の笑顔を撮った。
写真洗浄で、泥々になった八万枚もの写真を蘇らせ、数多くの人々の元に「記念の」写真を届けた。写真1枚1枚が輝いて見えた。
人の記憶を手繰り寄せる最も重要なものの一つが、写真だ。その写真の力に元々気付いていたんだと思うが、あの大地震で意を強くしたことでしょう。
黒木華さん演じる、
主人公と結婚することになる川上若菜さんの求婚が成功してホッとした。黒木華さんはキュートで良かった。
誰が監督したんだろうと見たら、あの
「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野監督で非常に納得した。
見に行くつもりはなかったが、同監督の「兄を持ち運べるサイズに」も観に行こうかな
コメントする
