「写真が良い」浅田家! asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
写真が良い
かなり違和感の三重の方言を除けば、総じて良かった。
見てて多分これは実話だろうなあと思ったがまさに。
(つまり全然知りませんでした)
お母さんいいなあ。
刺青見て「これからのあんたの人生に影響する。感染症に気をつけて」
って看護師らしい事を言う母。
ぱしん って頬を叩いて「これが病気の父親を置いて行く息子に対する母親の痛み。覚えときなさい」
このセリフにかなり感動します。
こう言う事言って育てたかったけれど、いつもいつも感情で叱ったなあって心に刺さってしまった。
東日本大震災が後半はウェイト大きくなるのは原作のカメラマンさんが実際ボランティアに従事してたからだそうで。
私にとっての東日本大震災はボランティアする側の立場に立つ余裕のない小さい人間を露呈させた天災だった。
次に地震が来たらきっと潰れて死んじゃうんだなあっていう根底に渦巻く恐怖が、街灯も消え自販機も消えた街で
自分とその家族とで縮こまらせた。
写真というものと震災と
繋がりを付けたストーリー展開は、結果よかったと思った。
そして。
この映画の肝である 浅田家の写真が
本当に良い。
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