「切り取り方。」浅田家! 大粒 まろんさんの映画レビュー(感想・評価)
切り取り方。
とても構成としては良くまとまっていて演者さんのチョイスが良いですね。みなさん上手い。あと、浅田家の皆さんは本当いい人です。
が、それ以上特に何も残りません。盛り込みすぎてバランスが悪く、色々見せすぎてて残らない。そして、この監督さん音楽のチョイスがやや気になる。
内容としては、ある程度人生経験があれば必ず泣けるポイントはあります。
ただ、写真家の人生を浅田家の人生を切り取るときにああでなくてはいけなかったのか?という疑問が残ります。それら(やっとの思いで撤去したであろう瓦礫を再現してまで震災)を入れ込む必要性を感じません。
個人的には、震災経験者として、切り取り方にやや不満がありますし、母親が脳梗塞で倒れた者からすると置いて去っていく次男にあのように寛大ではないと思います。
あの写真家の人生を本当に切り取れてるのだろうか?綺麗すぎて、実話ベースのファンタジーのようでした。監督さんは人情者なら人情を取れば良いかと、敢えてトリッキーさをいれなくてもいいかもしれないね。
華ちゃんと妻夫木さんが良かった。
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