「優しさの画角」浅田家! 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさの画角
クリックして本文を読む
記録と記憶に留めるために
わたしたちは暮らしの日々のなか写真を撮ります。
きれいな草花や訪れた風景、そして大切なヒト...
その時感じた素直な気持ちが、シャッターを押させます。
好意のレンズを向け「ここぞ!」と思った瞬間に
撮影者はその意識と共にフィルムに焼きつけます。
その刹那に、わたしたちは
この目に映る外面だけでなく
その被写体の内面にどれだけ
ファインダー越しに触れてきたのだろう...
だから写真は、
技術や意図したアングルの枠を超えて
寄り添った分の想いが詰まった
かけがえのない1枚に現像されるのです。
切り取られた一瞬が
時間を留めていつまでも...
写真家・浅田政志さんの
やさしい想いでいっぱいの画角と
中野量太監督の
一貫して〈 家族 〉をテーマに据えた三脚で
手振れ知らずの確かな画角との一致をみた
記録にも記憶にも残る名作だと思いました!
家族のひとりひとりに、ひとりのヒトとして
真摯に接する語りかけだったり
向けられた温かなまなざしだったりと
二宮和也さん持ち前の、
しなやかでこまやかな補正の効いた
やさしい暖色系フィルターにかけられて
浅田さんご本人の人柄と、
楽しく巻き込まれてくれた実家族さんたち、
そして撮ってもらった人々の喜びが
スクリーンいっぱいに伝わりました!
◈
◈
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。.
◈
◈
わたしを産んでくれた両親との家族写真は手元に残ってないし、
もう一緒に撮ることもできませんが
わたしを育ててくれた両親とで
先日スタジオで家族写真を撮ってもらいました。
ふたつの両親に、ありがとう。
◈
◈
みなさんも、家族写真を1枚、いかがですか?
すてきな思い出を、いつまでも。
◈
◈
コメントする