劇場公開日 2020年10月2日

「久しぶりに笑わせて泣かせるど真ん中の日本映画の良作。観る前はキャストのイントネーションが心配でしたが杞憂でした。」浅田家! もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久しぶりに笑わせて泣かせるど真ん中の日本映画の良作。観る前はキャストのイントネーションが心配でしたが杞憂でした。

2020年10月4日
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鑑賞方法:映画館

①主要キャストが全て好演。芸達者ばかりが集まっているので当たり前と言えば当たり前なのだが、最初から最後まで安心して気持ちよく観ていられる。妻夫木聡は、役者としては色々な役をやりたいだろうけど、やはりこのような普通の好い人の役が一番ピッタリくる。今回はお兄ちゃんとしての受けの演技に上手さを見せた。黒木華も映画では淑やかな役の印象が強いが、今回はやや気の強いくせのある役に魅力を見せた。あくまで演技だろうが関西女の地を出している様にも思えて面白い。②浅田一家のシーンでの肩に力の入らない柔らかい空気に対して、東北のシーンはやや硬いが(題材が題材だけに仕方ないかもしれないけども)、渡辺真紀子の懐の深い演技で緩和されている。菅田将暉も『糸』よりも好演。③私個人は、写真を撮ることも撮られることも余り好きではないが、映画の最後の政志の独白にあるように、写真は家族の思い出・記憶を留める、というだけでなく家族が未来に向かって進んでいくよすがになる、という力は確かにあるように思えた。

もーさん
カールⅢ世さんのコメント
2020年10月4日

黒木華 大阪人なんですね セリフ生き生きしてました。

カールⅢ世