「タイトルなし」浅田家! よしさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
何になりたかった?弟はなりたかった写真家になった、家族全員を巻き込んで。家族の物語 = 中野量太作品という感じで豪華キャストが脇を固め、様々な人生が交錯しては、泣かせにかかってくるハートウォーミング。優しく温かな眼差しは時に感動することを強いられているようにも感じられてしまう。確かに感じ入るものはあるのだけど、同時にセリフが説明的というか丁寧に何でも口にしすぎではなかろうかと思う節はあった。あと、これはもう主観でしかないのだけど、やはり子役の演技が苦手…と、冒頭の方で主人公兄弟の子供時代を見ていて思った。兄・妻夫木聡の安定っぷり、小野・菅田将暉のカメレオンっぷり。写真を撮る前、家族に話を聞いているシーンは同じ嵐メンバー櫻井くんのアフラックのCMを思い出してしまった。もう一つ気になったのが政志が東京で若菜の部屋に居候していたとき、二人はそういう関係になっていたのかということ。もちろん付き合っているとは言っているものも、本作に性の部分が無さすぎて、逆に不自然にも思えてしまった。キスシーン一回もなくて結婚するの?家族っていいな。僕はなりたかった写真家になった。
今年映画館鑑賞52本目たぶん
コメントする