「父の威厳の11針」浅田家! Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
父の威厳の11針
三重県津市出身の家族写真を撮る実在の写真家浅田政志と、ちょっと変わった明るい家族の話。
12歳の時に父親からカメラを譲り受け、写真に目覚め、写真の専門学校を卒業した主人公は、働くでもなく、写真を撮るでもなく、実家住まいでパチプロの様な生活をしていたが、親父のかつての夢を切っ掛けに、コスプレ紛いの家族写真を撮る様になって行く。
自分は写真のことは全然解らないけれど、子供の頃から変わらない撮影する際の意気込みや、初めての仕事の依頼者に対する思いから、彼が撮っているのは単に画像ではないのだなと、しっかり感じさせてくれるし、「母の痛み」はそりゃあもう反則ものの愛情表現ですよ。
野津で出会った少女との件は、その場で答え出るだろう?ぐらいのみえみえのネタで、更にそれを引っ張るけれど、良いものは良い!w
浅田家というタイトル通り、浅田家の人達の人間性を、東日本大震災後の話しを絡めつついくつかのエピソードで紹介しているだけだし、キレイ過ぎるけど、コミカルだし優しいし胸アツだし、非情に面白かった。
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グレシャムの法則さんのコメント
2020年10月3日
政志さんのパチスロの腕前はプロ級で、あの3年間の間に、アメ車までパチスロの儲けで買ったそうです。
浅田家のこと、結構勉強して観たんですけど…。
監督への先入観もしくは偏見⁈がなければ、もう少し楽しく見れたのかもしれませんね。