劇場公開日 2019年4月20日

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「慰安婦をダシに監督がプロパガンダしてる」主戦場 セルクさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5慰安婦をダシに監督がプロパガンダしてる

2019年9月8日
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こういう題材の作品ですし、客層が思想的に偏ってしまうのは仕方ないものと思って覚悟していたのですが、それを上回る驚きがありました。
上映館がバレるかもしれませんが、苦言をひとつ申し上げます。
2.5次元のミュージカルを観に行った時みたいな応援団が居て、すごく不愉快でした。「いいぞっ!」とか鑑賞中にリベラルを応援するのは、鑑賞マナーの悪さに驚いてしまいました。
上で述べたとおり、この作品はリベラルに利するよう組み込まれた、酷く古風なプロパガンダ映画でした。鑑賞者側にノーマナーな応援団が付いたのは監督も予想外だったでしょうけれどもねw
一見するとディベート動画なのですが、撮る側が中間的な立ち位置に立とうとしていないのが問題でした。
最も分かりやすい例は、何名かが既に述べているとおり、保守側を「リビジョナリスト」呼ばわりして、あたかも悪役として扱っている点でしょう。ディベートを撮る者として、もっともやってはいけない差別的な行為だと思います。
ホントにYouTuberのなり損ないって、差別的な行為で再生数稼ぐの好きですよね。まがりなりにも監督を名乗る人間がこんなプロパガンダを作品内で展開するなんて、呆れてモノが言えません。
この映画を観るためにお金を支払うことは、差別を助長すると言っても過言では無いでしょう。
また、途中からは監督が言いたかったことに話が逸れていきます。これは慰安婦の方々にとっても失礼な締め方だと思うのですが、日本批判につながるなら彼女たちは文句を言わないのか、苦情はあがっておりません。
すなわち、この映画をめぐる動向を観察するだけで、「慰安婦は反日活動が出来て、お金さえもらえればダシにつかわれたとしても文句言わない」人たちだと分かってしまいます。

セルク