「各人のベースとなる思想によって評価が分かれる」主戦場 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
各人のベースとなる思想によって評価が分かれる
クリックして本文を読む
アメリカ人が従軍慰安婦の問題についてインタビューをしたものをまとめたもの。
ボクは慰安婦は存在し、戦時中における人権侵害の事象だという立場で、それを前提に鑑賞。
歴史修正主義者の加瀬英明、杉田水脈、ケントギルバートなどは特にひどい。櫻井よしこは肝心な部分は答えないという卑怯な対応。
個人的に思ったのは、歴史修正主義者たちは慰安婦としては存在はしなかったものの、娼婦として稼いでいた人としては存在していたという認識なのかなーと。
人権問題として考えるとしても、自由がなかったかどうか・・・足に鎖をやって身動きでない・自由意志で外出できるのか、というのも慰安婦と認めるかどうかの指標のようだ。
紙面での証拠がなく、慰安婦の証言も変わっていくから信憑性がないという理由で慰安婦の存在を否定することは絶対許せない。戦争に関する紙面を処分したこと、(細かい部分の内容が変化するとしても)大筋の内容として人権を無視して苦痛を与えたということは証言としてあることからも認めるべきである。
国が弱い部分を認めることは崩壊!?のようなインタビューがあったが、戦争に関する国の発表は戦争を正当化するものが全面に出ることが必至なわけで、殺した話、慰安婦のような負の情報は出さないor隠蔽する傾向にあるのはホント残念である。
とにかく杉田水脈と加瀬英明が人間的に問題があるのがよく分かった。加瀬は半笑いでこの話題に応えている時点で人としてどうにかしている。
コメントする