「久し振りに、誰でも簡単に作れる必ずヒットする邦画の作り方」かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
久し振りに、誰でも簡単に作れる必ずヒットする邦画の作り方
今日は『僕の初恋をキミに捧ぐ』以来久し振りに、誰でも簡単に作れる必ずヒットする邦画の作り方をご紹介します。
材料に以下の物をご用意下さい。
・イケメンと美少女アイドル
・人気コミック
・大手映画会社とTV局
・漫画チックな演出・展開・ギャグ
・コスプレ
・胸キュン
・人気グループの主題歌
では、早速作っていきましょう。
①まず、人気コミックを準備して下さい。今回は、赤坂アカ原作のラブコメ少女漫画で進めていきます。
②①を大手映画会社とTV局の中に入れて下さい。今回TV局はTBS、映画会社はやはり東宝がベストです。
③ここでメインディッシュであるイケメンと美少女アイドルの登場です。ジャニーズ史上最高と云われる平野紫耀と“1000年に一人”の橋本環奈を揃えられれば何も言う事ありません。
④そこに、漫画チックな演出・展開・ギャグ、コスプレ、胸キュンを混ぜて下さい。ひと昔前は純愛・難病・涙でしたが、今はこれがトレンドです。
平野と橋本環奈が天才?…なんて愚問です。演技とは思えないド下手学芸会レベルでも、コスプレさせてコミカル&胸キュンさせればそれでいいのです、見映えさえ良ければ。
⑤周りにも頭空っぽのイケメンや美少女、佐藤二朗のクドいナレーションやおバカ演技で彩りを加え、最後はラブラブハッピーエンドと人気グループ“King & Prince”の主題歌で締め括れば完成です。
以上の通りなら、キャスト目当ての若者だけを多く集め、興行収入20億円を稼げます。
こんなんで韓国映画に勝てるかって?
まともな作りや真面目に見ていられなくともいいんです、日本映画界や客はそれで大満足しているんです。
こんなゴミみたいなレベルの低い映画と呼べない代物作って、目先のヒットや客媚びをしてるのが、今の日本映画の現状なのですから。
皆さんも是非お試し&ご堪能あれ!