「原作より映画の方がいいのでは」アンダー・ユア・ベッド(2019) にーるさんの映画レビュー(感想・評価)
原作より映画の方がいいのでは
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原作をチラ見したら、映画より登場人物が深堀されていた。でも、DVする理由やら、ストーカー行為の理由やら、それは説明しても納得を得られるはずもないし、ダラダラ語られるより映像でぱしっと示した方が私はいいかなと思った。
特に、オチは絶対映画の方がいい。原作は夫を殺したあと千尋と三井が一緒にコーヒーを飲んだり、「僕、三井です……覚えてますか?」と言ってしまったりするので、いやそれは無いだろと思う。そんな行動力あったら初めに家特定した時に名乗ってるわい。
やってることはかなりキモイ三井くん。でも目がキラキラしすぎてて、30歳まで独りでいたやばい人だと言うのを忘れそう。それほど、千尋さんへの恋は素敵なものだったんだね……。
興信所はそんな簡単に個人情報を出してしまうのか、三井くんはそんな簡単に店を出してしかも生活成り立つのか、夫が妻の居場所特定するのが早すぎて超能力でもあんのか、と色々ハテナは浮かぶけど、とにかく、オチがいいと思った。
あと、三井が「千尋が欲しいか?……それは、答えられない。人を幸せにする方法が分からないからだ」と心でぶつくさ言うところが、この人は認識される人生であれば、きっと優しいとか言われて幸せだったのになーと思えるところだった。異常者かもしれないけど、三井は水嶋とも濱崎健太郎とも決定的に違う心を持っているのが分かる。とにかく、高良健吾さんって綺麗な顔ですね。
この映画見てからしばらくは、健全なラブソングが全て三井くんのアブナイ心境に聞こえます(笑)いや、三井くんだって、ボタンがかけ違えなければ、普通の恋する男のはず……。
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