「もし誰かいるなら、お願い。私を助けて」アンダー・ユア・ベッド(2019) shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
もし誰かいるなら、お願い。私を助けて
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映画「アンダー・ユア・ベッド」(安里麻里監督)から。
観賞後、他人のレビューを読んで驚いた作品の一つ。
多くの人が、作品を絶賛し、高評価を与えていたからだ。
私には「ストーカーVS一途な愛」がテーマではなく、
自分の感情に任せて妻に暴力を振るう男と、
その夫の暴力から、逃げようとしない女の行動の方が、
主人公のストーカーより印象に残ってしまった。
だから、この作品を思い出すフレーズとして選んだのは
夫からのDV被害に疲れた彼女が、自宅に他人の気配を感じ、
「もし誰かいるなら、お願い。私を助けて」と呟いた台詞。
いくら主人公が存在感のない役割と言っても、11年前に
一緒にお茶を飲んで、熱帯魚のグッピーまでもらう約束をし、
さらに、当時と髪型や雰囲気、声も変わっていない異性を、
忘れてしまうことなんてあるのだろうか?という疑問が、
最後まで違和感として残り、作品に没頭できなかった。
11年って、長いようで意外と短いんだよなぁ。
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