「石の下の虫」アンダー・ユア・ベッド(2019) エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
石の下の虫
世間から忘れさられて生きてきた19歳の主人公にとって「三井くん」と自分の名前を呼ぶ女性の声がどれだけ甘美なものか。一緒に飲んだマンデリンの味とともに忘れられるはずがない。
11年後、30歳となった主人公は彼女を探し、再会し、暴走した。彼の行為は異常かつ違法かも知れないが100%腑に落ちた。
そして感動的なラストシーン!全てが報われた。彼にとっては十分過ぎるご褒美だろう。
「幸せ」が何たるかを知らず一人で生きている人たち、一人で生きていた記憶がある人たちにとっては共感/感動必至の秀作。大切な作品になるかも。
主演の高良健吾と西川可奈子が素晴らしかった。
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