ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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成功したとは到底言えない終盤の展開
ドラゴンクエストV 天空の花嫁は、1992年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム(RPG)であった。私は1986年発売の1作目からのファンで、すっかり成人してからこのゲームを始めた世代である。特にこの5作目は、3世代に亘る親子の物語を柱にした画期的な名作であった。個人的に第一子が生まれた翌年のことであったため、その物語構成には強く引き込まれるものがあった。
映画で最初に気になったのは、モンスターのデザインが原作に忠実なのに、人間のキャラクターのデザインが鳥山明のものと非常にかけ離れていることで、ビアンカもフローラもそれほど可愛いとは思えないことであった。何故あのようなキャラデザにしてしまったのか、真意が計りかねた。また、本編中で登場するのがフローラの方が先になっていたりして、やや強引にフローラ推しになっているところも気になった。
この映画は、ゲームの大筋を変えることなく、昔からのファンの気持ちに寄り添った作りになっていると感じられて、話の終盤までは楽しんで見ることができた。もっとも、子供時代の話が昔のゲーム画面で語られるなど、物足りない部分も散見された。特に子供時代のレヌール城の話は、ゲームをやっていない者には全く説明不足で、これでは後の展開に支障を来すのではと危ぶまれた。
その不安は的中したと思うが、もっと物凄い展開が待っていたので、比重がかなり軽いものになってしまった。この映画の終盤の展開には、非常に驚かされた。あたかも、ホラー映画を見に行ったら、ラスボスが突然「化け物なんて現実には存在しない」と言い出したような違和感を感じた。これは見る者への裏切りとしか思えない展開で、制作側としては、ゲームのストーリーをなぞるだけでは面白くないだろうと考えての新機軸なのだろうが、これによってこの映画の価値が上がったとは到底思えない。
鈴木光司が「リング」と「らせん」の後に発表した「ループ」において、それまでの世界観をぶち壊しにするような展開にして、シリーズ全体を無価値なものにしてしまったような、はたまたトマス・ハリスが「ハンニバル」においてレクター博士とスターリング捜査官との関係を台無しにしてしまったような、取り返しのつかない「やっちまった感」を、この映画で見せられるとは全く予想もしないことであった。
ミルドラースが語ったあの言葉は、成人してからゲームを始めた私などを真っ向から否定する言葉であり、制作側としては主人公の反論を導くための誘導のつもりだったのだろうが、観客の虎の尾を踏んでしまっただけのような気がする。この映画を低く評価する意見の大半は、終盤の「やっちまった」展開と、ミルドラースのあの言葉に反発している意見が大半であるのを見れば、到底褒められた演出でなかったことは明白であろう。そもそも、ゲーマーたちにとって一番怖いのはウィルスなどではなく、「いつまでもゲームばかりして!」と強制的に電源を切ったり、ゲーム機を踏み潰すといった、高嶋ちさ子のような無理解な母親の方だろう。
褒めるべきところも多々あった。ゲマのデザインを、私が個人的にもっとも嫌っている人物と瓜二つに作ってくれたことや、ミルドラースの声優を知的な井浦新に演じさせたことや、劇中で使用した音楽を「V」に限定せず、「Ⅲ」や「VI」からも採用したことなどである。特にエンディングの音楽は、「Ⅲ」の「そして伝説へ」しかあり得ないという思いを汲んでくれたところには感謝したい。また、ゲームでは台詞で語られただけだった伝説の勇者が天空の剣を抜くシーンは、非常に感動的だった。
それだけに、観客の気持ちに水を差すどころか、観客の頭の上から水をかけるようなあの終盤の展開は、残念でならなかった。BD や DVD を出すなら、ディレクターズカット版ならぬオーディエンスカット版として、ゲマが倒されて全てが終わるというバージョンを収録してほしい!
(映像5+脚本1+役者3+音楽5+演出2)×4= 64 点
めちゃくちゃ賛否両論な映画!
もうむちゃくちゃ賛否両論な状態なので、観る気無くす方もたくさんいると思います。
それでもやっぱり観てみたいよなーっていう人がいると思うので、私なりのコメントをしてみます。
ただ見る前にこれを伝えておきたいのは、原作の流れを重視している方、思い入れの強い方は絶対におすすめしません。
良かったところは、みなさんもおっしゃってる音楽。これは間違いなしです。あと3DCGのキャラやモンスターもクオリティ高くて観る価値はあると思います。
話の流れは、上映時間からみてもわかるように短いので、ダイジェスト観る感覚だと良いかなと思います。私は懐かしいなーって思いながら観れました。(かなり改変された部分もありますが)
物語の最後にはタイトルの意味が分かります。ここが今回の賛否両論ポイントになってますね。もしこの展開がなかったら評価があがったのかな?と思うと、それはそれで批判がありそう。
まぁこれほどのビッグタイトルの映画化ですからね。たくさんの人の色んな思いがあるので、どうやっても賛否両論な作品になることは想像してました。
自分は好きなのか嫌いなのか、そういう思いで観てはいかがでしょうか?そしてまたDQ5をプレイしてみるのも一興ですね。
ありゃないわ・・・・・・
最初の入りは百歩譲ったとしても・・・・・
中間は、まぁまぁ・・・よかったけどね・・・・
最後の5分で「完全にストーリー崩壊!!!!!!!!!」
はっきり言って、「ミルドラース→ウィルス云々・・・とか」
スラリンがワクチンとか・・・・・
ドラクエの世界観を重機でぶち壊すエンディングって何??
はっきり言って「金返せ!!」です。
ストーリー展開出来ないんだったら、最初からやるんじゃないよ!!
あんな駄作を演じなきゃいけなかった声優・俳優陣は本当に
かわいそうだわ。
他の方も最後の5分は・・・ってコメントが多かったけど、
よぉ~く理解できました。
3DCGだけ綺麗な、ストーリー××な大失敗作です。
ドラクエ全く知らずに観ました(笑)
勇者ヨシヒコなら観たことありますが、ゲームのドラクエ全く知りません(笑)
友達か詳しかったので最後に説明受けました。
最後にゲームの世界と現実の世界の話をしてたのでそれが面白かった。
唯一つ、音楽なら分かります(^^)
ラストを差し引いても酷い
ラストのメッセージはむしろ見ている人をバカにしているわけではなく、「ゲームをしていることに否定的なことを言うやつもいるだろうけど、ゲームをしている時の思いは本物だし自分だけのストーリーでいい。誰かに何か言われようとゲームを楽しめばいい。」というのが制作サイドの意図なのかと感じました。
なので否定された様な気分で怒ってる人は落ち着いてもう一回観てもいいかもしれません。
「今回はそういう設定なの」みたいなセリフやモンスターのやられ方からメタ落ちも予想できたので余り驚きもなく。
メタ落ちも斬新ってわけでもないのでプラスに振れることもなく。
その後の展開も陳腐すぎて何も褒める点がない感じ。
が。
そこに至るまでの本編が雑すぎだったなと。
あそこまでドラクエ5に対してリスペクトのないものを作るくらいならオリジナルストーリーのドラクエをやるべきでした。
・大事な場面で何故5ではなく6の音楽を使うのか
・ただの小屋しかないサンタローズ
・門と城しかなくトムしかいないラインハット
・魔物使いとしての主人公が全く活かせていない
・天空伝説において大事な天空城もエルヘブンもカット
・妖精に頼る経緯が意味不明
・序盤ダイジェストなので何がどう昔から背中を預けてたのかわからないビアンカ
・登場するモンスター少なすぎ
等々他にもありますが、雑な点は枚挙に暇がないです。
全部VRゲームだからって言われたらそれまでなんですけど
諸々が余りにも雑すぎて、好きなものにウンコを塗りつけられた気分です。
声に関しては、一部の下手すぎなのを除き、芸能人声優な割には悪くなかったと思います。
最悪
ドラクエと共に大人になってそろそろ50才。どうやってあの壮大なストーリーをまとめるのか、気になって仕方ない!ワクワクしながら観に行って帰りにこんなに悲しい気持ちになるなんて思わなかった。
ドラクエが大好きで、キャラクターもストーリーも思い入れがあるだけに悲しみしかない。途中途中で何か、話の繋ぎが雑だなぁ、とか言い回しが嫌だなぁ、とか色々思っていたけどやっぱり音楽がいいとか勇者のハイスペックさたまらんなとか思いながらラストシーンに入って、「はぁ?」ってなった。大好きな人に手酷く裏切られたというか、親を殺されたというか大事な思い出をぐちゃぐちゃにされたというか、本当に思い出しても不愉快。こんなにムカつく映画見たことない。絶対許さない。金返せ。最悪。謝っても許さない。山崎貴の映画は絶対に見ない。現実見ろよ、山崎。お前こそな。どれだけの人間を傷付けたか酷評を受け止めろよ。大っ嫌い!!!!
ゲマを倒した瞬間に劇場を出ましょう
ストーリー、BGM、キャラクターデザイン、まとめあげるのが難しい作品をよくぞここまで綺麗にまとめてくれたと拝見しておりました。
しかし、皆さんもおっしゃるように終わり方が最低最悪。歴史に残る、代々語り継がれるであろう失敗作。料理に例えるなら、とっておきのご馳走(感動)を長時間かけて作ってもらい、いざ食べようとしたら上から生ゴミをぶっかけられたような後味の悪さ。
総監督の山崎貴さんという方を知りませんでしたが、これまで監督をされた作品を見てみたら「Alwaysシリーズ」「BALLAD」「STAND BY ME」「DESTINY鎌倉物語」と私が好きな映画ばかりでした。
なぜこんなエンディングにしてしまったのか、山崎さんの意図した結末でなかったこと(他の製作陣の意向を尊重せざるを得なかった)を願うばかりです。
面白かった
驚愕のラストは賛否が分かれるのは理解できますがそこを差し引いても、グラフィック、音楽、脚本すべてとても作り込まれていて最高のエンターテイメント作品でした。
想定外のラストだったからと言って辛辣な評価をつける方が多いのに驚きです。
ただのグダグタなラストではなく、多くの伏線を回収した上でサブタイトルの意味が判明する。
いい意味でやられた!と感じました。
多くの方があの展開を迎えるまで楽しんでたでしょ?あのメッセージを是とするかは評価が分かれるところでしょうが、低い評価をつけている方は本当に最初からつまらなかったの?
話が壊れている
オリジナル作品で映画を作るなら、このストーリーでも良い。
しかし、原作付きで、このオチは話が壊れている。
終盤までは満足の行く展開で、良かった。
ただ、終盤のオチが、ゲームにウイルスが混入して自説を視聴者に話すという展開で、意味がわからなかった。
監督は賛否両論がある展開になる言っていたが、
話がくだらないので白けた、というのは否定以前の話。
DQの原作付き映画でこれをやるというのは、意味がわからないし、単に脚本が壊れているだけではないですか。
百歩譲ってメタ視点でゲーマーを肯定したいのだとしても、
話が稚拙すぎて、白けてしまいました。
奇を衒ったとしても、作りが雑なのではないですか。
この壊れた脚本を通してしまった映画業界の構造が疑問です。
終盤までの展開、画、特にゲマを演じる声優の演技は素晴らしく、
これを作れるクリエイター、職人が揃っているなら、
ドラクエの世界を真摯に描く作品を作って欲しかったです。
関わる人が作り上げた仕事の結晶を、雑に泥で塗って壊して、
それが前衛的だと言って遊んでいるだけの、残念な作品を見てしまった気持ちです。
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当たり前だが、原作付きの作品であるなら、顧客はある程度は原作から「このようなストーリーでこのような作品なんだな」と想定して映画館に行く。
ただ、今回はDQの世界を描いたフィクションではなく、メタ視点で自説を話す作品という別物を見せられてしまった。
こんなことをされると、意表を突かれたとか、奇を衒ったとかを通り越して、もはや別物なので、ただ映画というメディアに対する信頼を裏切られたという気持ちにしかならない。
この国の映画業界では、顧客の信頼に応える映画作りよりも、炎上商法のような話題作りが優先になっていると、そんなことを思う映画だった。
反対意見半端ないですが私はありな映画ですよ。
今日見てきました。内容は事前にチェックせずに見たのですが、DQ5を映画にする意味あるのかな?と思いながら見ましたが、最後の想定外の展開に不思議と納得しました。ちなみに私はDQ1からリアルプレイヤー,妻はDQ未経験ですが、感想は同じですね。DQ5のストーリーそのままなら映画化しなくても良いので。後はすらリン可愛い!
「ぬわーーーーっっ!!」
※レビュータイトルは本作を観終わった直後の心の声を表したものです。
ドラクエはもちろん強く思い入れのあるシリーズで、特に本作の原作にあたる「Ⅴ」は、リメイク版なども含めると優に10回以上はクリアしているほど大好きな作品です。予告編の中で、フルCGで再現され、動き回っているモンスターたちを見て、少し心が躍り、期待したのが大きな間違いでした。
大切な作品を人質に取られ、のこのこと劇場に足を運んだばっかりに、身動きも取れないまま(精神的に)ボコボコにされ、挙句の果てにラストの“アレ”をくらい、とどめをさされたような、そんな心境です……。
1.一見さんを置き去りにした不親切な脚本
本作はサブタイトルに「ユア・ストーリー」(かつてドラクエVをプレイしたあなたの物語)とあるように、ドラクエファンを意識したシナリオになっています。というか、原作をプレイしていないと、話が飛び飛びで全く意味が分からないと思います。
さらにNPC(ノンプレイヤーキャラクター)は、端折ったストーリーを強引に進めるため、説明的なセリフばかりを話しますが、「天空人」だの「マスタードラゴン」だの「ドラゴンオーブ」だの「大魔王ミルドラース」だのといった意味ありげなワードを並べるだけで、それらについての説明や描写はほとんどありません。有名な「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」と同じような状態になっています。原作未プレイの人は全くついてこれないでしょう。
そのくせ作中でまともに描かれている場所が「サンタローズの村」(のパパスの小屋)「サラボナ」「大神殿」の三ヶ所ぐらいのものなので、世界がすごく狭く感じられます。「グランバニア」や「エルヘブン」すら出てこないので、パパスやマーサの出自もよく分からないままです。「世界観をちゃんと作りこんでいないのに、意味ありげなワードだけ並べて無理やり世界観を広げようとする」という、クソゲーRPGにありがちな事態に陥っています。
2.原作ファンを蔑ろにした不誠実な改変
原作をプレイしていないと、ストーリーも世界観も意味不明で魅力を感じにくい“一見さんお断り”のつくりになっているくせに、原作ファンにとってはいちいち引っかかる改変が多すぎます。
➀天空の剣をルドマンが持っている
原作では、パパスが伝説の勇者を探す長い旅路の果てに「天空の剣」を見つけたことになっています。パパスから主人公、主人公から息子へと剣が受け継がれていくところに、この物語が親子三代に渡る壮大なドラマであることが象徴されていると思うのですが……。ちなみに原作では、ルドマンが持っているのは剣ではなく「天空の盾」です。
➁ブオーンが弱すぎる
原作でのブオーンは、有名な“詰みポイント”にもなっているぐらい強力な中ボスです。戦闘前の演出と相まって、多くのプレイヤーに絶望感を与え、下手するとラスボスの「ミルドラース」以上に強烈な印象を残しているモンスターではないでしょうか。それがまさか、「バギマ」程度であっさり倒されるなんて……。なんか、思ったよりちっちゃいですし。
➂主人公と息子の名前
主人公の名前が小説版由来の「リュカ」なのに、息子の名前は「ティミー」ではなく、なぜか「アルス」。細かい部分かもしれませんが、ファンへの配慮(あるいは監督のこだわり)が感じられません。これなら、デフォルトの「アベル」(主人公)と「レックス」(息子)でよかったんじゃないでしょうか。(そうすれば、小説版の原作者に訴えられることもなかったでしょうし。)
➃娘(タバサ)はどこにいった!?
原作では、主人公に息子(レックス)と娘(タバサ)の双子が生まれるのですが、映画ではなぜか息子だけになっていて、娘の方はいないことになっています。これだけの重要キャラクターをあっさりと切り捨ててしまえる監督には、不信感を抱いてしまいます。
➄軽いノリでしゃべりまくる主人公
映画化にあたって仕方のないことだとは思いますが、ゲームでは一言もしゃべらなかった主人公がべらべらとしゃべっている姿には違和感を覚えてしまいました。いや、別にしゃべるのは構わないのですが、あのヘタレ男子中高生みたいな軽口はなんとかならなかったでしょうか。物語中盤は「ビアンカかフローラか」という話を、ラブコメのような軽いノリで延々とやっているのですが、出来の悪い二次創作を見せられているようで、気恥ずかしくなりました。
あとBGMに関しては、すぎやまこういちさんによる元の楽曲が素晴らしすぎるので、否応なくアガる部分もありますが、「V」以外の楽曲も見境なく使いまくっていますし、いくらなんでも節操なく流しすぎです。「このBGMはこの場面には合っていないんだけどな……」と思う場面が多々ありました。
3.とどめの“メタ”ゾーマ!
さて、極めつけがラストの“アレ”です。そもそもの意味深なサブタイトルに加え、冒頭に出てくるスーファミ版そのままの映像や、モンスターが倒された時のデジタルな処理(消えてなくなり、お金をばら撒く)、また、時折メタ発言とも取れるセリフが散見されたので、なんとなく嫌な予感はしていたのですが、まさかこんな使い古されたネタを最後の大オチにもってくるなんて、たまげました。ダサすぎです! 負の衝撃度でいうと、まさに「メラゾーマ」級。心の中でパパスのように「ぬわーーーーっっ!!」と叫んでしまいました。
メタフィクションにすることで、先ほど述べた違和感や不満点のいくつかを説明することもできますが(例えば、主人公が男子中高生みたいな軽口でしゃべる点)、はっきり言ってそれは作り手の“逃げ”です。ドラクエの世界をきちんと作り上げることができなかったことへの言い訳のようで、本当にダサいと思います。
主人公がのたまっているのも、要は「ゲームだけど、これも現実なんだ!」ってことですが、そんなことは言われなくても分かっていますし、言葉にするのは野暮ってものでしょう。主人公に直接セリフで説明させてしまってはおしまいだと思います。
4.『ダニーの奇妙な冒険』
最後に余談ですが、私が大人になってから出会い、感銘を受けたドラクエVのプレイ動画『ダニーの奇妙な冒険』を紹介させてください。
「ダンスニードル」の「ダニー」を筆頭に、通常のプレイではあまり使われることのない“マイナーモンスター”たちをフィーチャーしたプレイ動画なのですが、「本筋のストーリーとは全く別の“もう一つのドラクエV”が生まれている!」と猛烈に感動し、実際に同じパーティーでゲームをクリアしたこともあるぐらいです。シリーズ最後の動画に付けられた「いらない子なんて、いなかった」のタグは、今でも深く心に残っていますし、一緒に冒険した「ダニー」「ピーコ」「マーリン」「ロッキー」「アイリン」「エミリー」「ネレウス」はいつまでも私の心の中で生き続けます。
この『ダニーの奇妙な冒険』に限らず、ドラクエはプレイした人の数だけドラマが生まれるゲームだと思います。だから、映画のことなんて早く忘れて、ドラクエVを実際にプレイしてみてほしいと思います。ぜひ本当の「あなただけの物語」を紡いでいってください。
「大丈夫、あなたの物語は山崎貴・脚本じゃない」
大好きドラクエを馬鹿にしたクソ作品。
レビューが大変長いです。ご了承ください
酷いです。酷すぎます。
ここでは何が酷かったか具体的に書いていこうと思います。
共感して貰えたら嬉しい限りです。
① 1時間40分
そもそもこのストーリーを1時間40分でまとめるべきではない。
これから説明していきますが、オチが〜とかビアンカが〜とかどうこうよりもまずこの問題ですね。
制作陣は何を考えているんだ。
幼少期からのビアンカとの絡みやボロンゴ(ゲレゲレ)の救出イベント。故郷が滅ぼされ怒りに狂う主人公やら妖精の町での物語全てカット。
おかしいだろう。
それに描かれてはいるが、ボロンゴ(ゲレゲレ)との再開イベントはビアンカのリボンを必要なくしていつの間にか仲間になっているとか有り得ません。
奴隷期間の10年間でお互い心のどこかの記憶を無くさないで、いざ再開した時にビアンカのリボンのおかげで打ち解ける。
他にもまだまだ感動するべきイベントがあるはずなのにそれら全てを尺のせいでカットした監督には怒りが収まりません。
要は前編後編と分けてしっかり作って欲しかったです。いや作れ。
②キャラデザ
これに関しては私が鳥山明先生のデザインで見たいと感じているだけか?と思っていましたが、やはり同じような投稿がいくつかありましたので私の考えは間違っていませんね。
フローラはとても可愛かったです。しかしビアンカは可愛いと思いませんでした。
女らしくないキャラだとゲームの中でも言っていた彼女ですが、鳥山先生の描くビアンカはとても可愛いですよ。
それなのにあのビアンカは自分には受け入れられませんでした。
あと主人公の絵も好きじゃないっすね。
③オチ
皆さんが仰っているように、オチです。
これね。本当にクソですよ
何がクソかって?ラスボスがプログラム?
笑わせんなよ。
もしこれがオチではなく、ラスボスであるミルドラースをしっかり倒した上で、プログラムの下りを入れないで、「昔も今でも、僕達は勇者なんだ。」みたいなフレーズが流れてきたらもう最高ですよ。
こんな事を脚本したことも無いど素人の俺でも考えられるのに、なんで監督はそのようにしなかったんですかねぇ…
オチが酷いと言うより、ミルドラースをしっかり描いて、上記のようにしろって話ですね。
まあだいたいこんなもんです。
理由にもありますが、①と③が酷かったですね。
②に関してはまだ妥協出来ますし、これだけなら十分良作になっていたはずですよ。
本当にガッカリで、自分のテンションもスーパーローテンションですよ。
ですのでこの作品の良かったところを最後に紹介して終わろうかなって思います。
それはずばり音楽とボロンゴ(ゲレゲレ)、スライムが可愛かった!!
くらいです。
以上です。長々と語ってしまいましたが、最後まで私のレビューを見てくれた方、ありがとうございます。
ワースト1位
最初から面白かった。
観ててドラゴンクエスト5やってた頃のストーリーも少しずつ思い出してきて楽しかった…でも、あのラストはないな。。。
ウィルス?ゲーム?データ?
そんなオチならドラゴンクエスト5をベースじゃなくてもいい。どんなゲームをベースにしても使える最悪なオチ。
普通に映画としてのドラゴンクエスト5のストーリーを楽しみたかった。
映画館に行って100本近く観てるはずだから中には駄作もたくさんあったけど終わってからここまで憤りを感じた作品は初めてだった。
自分の中のワースト1位になりました。断トツの!
がっかり
自称ドラクエファンで、5は10週はクリアしたくらい好きなタイトルです。正直この映画は期待が大きかっただけにがっかりしました。
時間に限りがあるため、展開が早くなるのは仕方ないでしょうが、本編で好きだったシーン、苦戦したボスキャラが出てこなかったのは残念でした。一番最悪だったのは子供の数が2人でなく1人だったこと。これは致命的でした。また本編のサブタイトルが「天空の花嫁」なのに、結婚式のシーンがなかったのも最悪です。
結末は賛否両論ありますが。きちんとドラクエ5の物語とすべきだと思います。現実味はありましたが、僕は夢を見に映画館に行ったので…。
良い点を強いて挙げるなら、映像と音楽は素晴らしかったです。
もし尺の問題で仕方ないのであれば、最近の映画でありがちな前後編にし、内容をもっと濃くして欲しかったです。
万人向けではない映画
この映画を見終えて、設定やオチに対して抵抗がある人もいるのではないかと思いました。よかったと感じた点は、3DCGならではの戦闘シーンや、ゴリ押し感も少しありましたが今までのドラクエシリーズの曲(特にドラクエ5や6の曲が多かった印象です)がドラクエらしさ感が出ていたと思います。しかし、違和感に感じた点も多く、主人公の少年時代が駆け足だったことや、キャラ設定の改変(プサンやヘンリー、双子の妹がいないこと)はドラクエ原作から変える必要があったのか、尺の都合ということもあるためか、個人的にはまだ妥協はできましたが、VRオチについては結構戸惑い、今までの盛り上がりが冷めてしまいました。なのでこの映画は正直ドラクエファンとしては賛否両論だと思います。とはいえ、特に序盤は感動できる部分はあると感じたのでこのような評価にさせていただきました。
否定意見が多いのはよくわかるけど
僕自身子供の頃にPS2版のdq5を何度も何度もプレイしていました。
それぐらい思い入れがある作品が映画化されたので、不安な気持ちと楽しみな気持ち両方を携えて映画を見てきました。
途中までは設定が色々変わっているし展開が早いな〜と思いながら映画を見ていました。
いろんなキャラがちょくちょくメタいセリフ(マスタードラゴンとか)を言ってて気になりましたが、2週目の主人公なのかな、ぐらいにしか思いませんでした。
そして賛否両論、いや否定意見多数と言われているラストの15分ぐらいはとても衝撃を受けました。
突如現れたウィルスが、「この世界はVRの中の世界で、君はたった数時間しかこの物語を体験していない。
設定も何もかも全てがプログラム上で、簡単に崩れ去る物だ。」とそんな感じの事を言い放ってきました。
しかし主人公がそれを含めての僕の人生だ、的な感じの事を言ってそいつを倒します。
とてつもない急展開です
僕はひどく驚きました。
でもそれは決して不快感だとかドラクエを汚された、とかいうマイナスな気持ちではありません。
むしろ自分のゲームありきの人生を肯定してくれるような話でした。
私たち自身人生の中でゲームを通して違う世界のストーリーを体験し、また現実に戻るという事を繰り返しています。
この映画自体も「違う世界のストーリー」であり、映画を見ている我々は「設定に沿ったストーリー」を眺めているだけです。
つまりは私達自身もリュカ自身(現実の姿)となんら変わりないわけです。
否定意見を出す方々はこの映画に何を求めていたのでしょうか?
とても思い入れのあるDQ5のフルCG映画、とみんなは言うでしょうね。
けどこれは「ドラゴンクエスト YOUR STORY」です。
どこにも映画版DQ5とは書かれていません。
勝手にDQ5の映画だと期待して観に行って、期待通りの映画じゃなかったからクソ認定、というのは流石に「大人」がすることでは無いと思います。
作品に込められたテーマをよく理解してください。
この映画は「ドラゴンクエストの物語を体験してきたあなたの人生」なのです。
そこら辺を理解してからレビューを投稿して欲しいな、と私は思いました。
ゲーム人気に嫉妬してた総監督の渾身の作品
実は現実世界でゲームをしてただけというよくあるオチ。
それからは何故か「ドラクエは関係無くなり」ゲームなんかやってないで外に出ろという内容です。
当時ドラクエVをしていた人は仕事して休日に外に出て映画見に来てると思うんですよね(苦笑)
総監督は90年代頃にゲームに恨みを持つような何かがあったのでしょうか。そっちの方が気になりますね()
そのようなゲームの否定を善とする「古典的なゲーム嫌い」が喜ぶ作品に仕上がっています。
ちなみに総監督・脚本は「ドラクエV未プレイ」「RPG嫌い」とまで公言しています。
原作の無い映画は作れない監督なので色々とお察しですが、「ゲームを否定する」というやりたい事は明確なのに実力も無く話題も作れないので、嫌いな人気ゲーム作品に手を付けてしまったといったところでしょうね。
ついでに今現在、登場人物の名前の無断使用で小説版の作者から訴えられています。
いやぁ~酷い映画だなぁ。
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