劇場公開日 2019年8月2日

「大人になるな、がメッセージ」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー neoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5大人になるな、がメッセージ

2019年9月14日
iPhoneアプリから投稿

これは「あり」と私は思いました。

「大人になれ」は、
「ウイルス」のメッセージ。

「大人になんかなるな」
が作品が伝えたいメッセージのはず。
(という理解です)

世間の常識や良識と言われるような
ウイルスに負けず、
ゲームでもリアルでも、
冒険、アドベンチャー精神で
生きよう。

そんな励ましのように私は受け止めました。
いかがでしょう?

p.s.
私は、ドラクエ5クリアしてません。
そう言う意味で原作と距離がある立場です。
その世界に入り込んでいる方、
入り込んでいた方と感覚が異なるのかも。

同監督の作品で「寄生獣」がありましたが、
その時私はこの監督を批判していました。
本ドラゴンクエストで批判している方と
ほぼよく似た反応でした。

私は寄生獣の原作を高く評価しており、
実写映画を観た時の感想は、

前編はオッケー、
後編は全然ダメ!!

という評価でした。

特に、後編が無理やりダイジェストを
押し込んだような感じがあり、
また、原作にあったメッセージ性、
もしくはそれに代わる何かが、
あまり印象に残る表現として
見当たらなかった
と言うのが批判理由でした。

なんとなく、今回のドラゴンクエストを
批判されている方の時と、
当時の私の反応に類似点があり。。。笑

原作に強い思い入れがある方の場合、
私も含めてですが、
この監督の作品は、合わないケースが
多いのかもしれませんね。
今後はわかりませんけども。

逆に、原作に少し距離を置いている方は
むしろ、高評価なのかもしれません。
今回の私のように。。。

と言いつつ、私個人の考えでは、

映画は、原作から離れてナンボ、

と思っています。

映画の2時間で原作をまとめるのは
まず不可能です。
だから、独自の解釈のし直し、
脚本を新しく書き直すことなどによる、
原作とは異なる、新しい価値を求めて
私は映画を観ることにしています。

しかし、そのポリシーがあっても
なかなか、割り切れないことがあるのも事実。
寄生獣では、批判的になってしまいました。

原作がある映画作品は、
作る方も、観る方も、難しいですね。。。

neo