「とても良かったです」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー あさやけさんの映画レビュー(感想・評価)
とても良かったです
村の住民が口々に
あそこは恐ろしい
とても怖い魔物がいる
近寄ってはいけない
と言っている
映画をとりまく環境まで
ドラクエにしてしまうなんてすごい
さておきとても素敵な映画でした
確かに物足りなさはあります
もっと色んな呪文が見たかったとか
ダンジョンに入るときの
ザッザッザッという音が聞きたかったとか
話の流れも急展開でした
上映時間を考えると当然ですが
描かれるシーンそれぞれは丁寧で
とても良かっただけにもっと見たい
という欲がでてきます
でもそれを補って余りある
キャラクターや物語への愛が
あふれていました
特に好きな部分はキャラクター達が
ただのプログラムでは無いところです
VRだからと言って運営と一致団結して
プレイヤーを歓待しよう!という存在では無く
プレイヤーも自分たちの世界の仲間として
本気で接してきているのです
運営と連携がとれる様なプログラムならば
フローラが主人公の本心を暴くような事は
しないはずですから
プレイヤーがなにか異質で
おそらく上位の存在だというの事は
分かっているように思えますが
何なのかははっきりと理解していないような
そんな印象でした
プサンが「わかってきいとるんじゃろ?」
と照れ臭そうに言うところ
最初は主人公達がなんだかんだあたりをつけて
自分のところへ来てるんだろ?
という意味の台詞かと考えたのですが
おそるおそるプレイヤーの事を
探ろうとしているのでは?
と考えるとまた面白いです
「今回は」と何度も言う事から
世界は繰り返すものという認識でいるようで
主人公が繰り返しの度に記憶をなくす事を
どう思っているんだろうと妄想が膨らみます
名前まで変えてきますし何なんだろうこいつは
って思っているのかなあ
色々と想像はつきません
新しいドラゴンクエストに相応しい
素敵なファンタジーだと思います
ミルドラースの代わりに出てくる
つるつるした悪役のウイルス
本当に腹立たしい敵でした
これは全部作り物で本当は無いんだ
と言ったあげくに「大人になれ」とまで
でも主人公はなりふり構わずに叫んでくれました
これは現実で本当だと
ゲームを遊んでいる時間も
人生の一部なのだから
これは現実で本当
という意味だけでは無く
ビアンカへ主人公がプロポーズをした時の
あの表情に見とれてうまれた気持ち
アルスが天空の剣を抜いた時の
BGMとともに高揚したあの気持ち
その中にいる人は作り物でもなんでもなく
本当の本物の瞬間でそこにゲームだとかお話だとか
関係無いんだっていう事を叫んでくれた
とても嬉しかったです
この嬉しさを幼稚だと言うなら言われたっていい
最後のビアンカの
この子もこれから大きくなるのよ
という台詞がとても響きました
(言い回しが違うかもしれないけど)
プレイヤーも僕たちも
アルスが大きくなっていくところを
見届ける事はできません
ゲームとしても映画としても
物語はここで終わるからです
物語の住人視点で言っても
プレイヤーが落ちた瞬間に世界はリセットされて
決して成長していく事はないはずです
それでもビアンカはこの台詞を言いました
世界にはこの物語には「これから」があると
自然にでただけかもしれない
いつもここで居なくなる主人公を
引き止めたかったのかもしれない
ただここに書いてあるというだけで
なんの感情も意図もないのかもしれない
この物語の主人公はただのプレイヤーだから
彼女たちのこれからに寄り添う事は出来ません
これを観ている僕らにも
でも幸せでいて欲しい
ただの物語に対してだけどそう思います
あさやけさん
コメントをいただき、ありがとうございました!
口ごたえだなんてとんでもない!誤解を招く書き方でした、申し訳ありません。
僕の書き方やアカウント名が好戦的で、同じ評価をした人にまで不快感を与えてしまったようです。申し訳ありませんでした・・・!
弁明させて下さい。
確かに低評価レビューには言葉の悪い投稿は多いですが、彼らをすべて大人になれていないとは考えていませんでした。
僕は、低評価レビューの一部にやたら鬱陶しいのが居ることに気づき、彼らを分析しました。結果、低評価レビューには3つのパターンがあると認識し、あの投稿をしました。
その3つのパターンのうちの1パターンは、作品を台無しにされた!という怒りに身を任せて映画だけならず、監督の人格を否定したり、監督の他作品までバッシングしたり、異なる感想を抱いた他人の投稿に「高評価=工作員!映画関係者!ネトウヨ!」と決めつけてコメントで攻撃する人たちです。
自ら(または同じ意見の仲間が)噛みついておきながら、その件で注意を受けると自分たちへの噛みつきだととらえてしまうことが繰り返されています。
それ故、僕はこの1パターンの人たちが見せる下記の二点の行為をもって、彼らを「大人らしくない」と結論づけました。
・表現の自由を破壊して他人に自分の怒りを押しつける行為。
・その行為を注意したり、苦言する声に対して「そっちこそ、自分の考えを他人におしつけてんじゃねーの!?」と反発する行為。
僕には彼らが「しつけ」の行き届いていない、ひどく幼いワガママっ子に見えました。
このパターンの人たちに対して、「これで大人なのなら、悲惨だなぁ」という感想を抱き、アカウント名に反映させ、あの投稿を行った次第です。
・・・長々と弁明をしてしまいました。
私も同じように作品を楽しめた方からコメントいただき、とても嬉しかったです!
ありがとうございました!