「オレはアリだと思いたい」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー しゃべりかんさんの映画レビュー(感想・評価)
オレはアリだと思いたい
ドラクエのことは詳しく知らないが、映画を見終え、とても感動した。
ラスボスの撃破は、子供の言い分を聞かずに持論を押しつけるイヤなタイプの親に対して、子供が見事に論破してみせるような爽快感があった。
この映画が賛否両論なのはうなずけるが、不評の意見はとりあえず無視して、これを機にスマホでできるアプリゲームからドラクエを始めてみようと思う。導入としてはとても面白い映画だったから。
あれだけの見事なグラフィック、壮大な音楽、原作と絵柄こそ違うがかわいらしく、よく動くキャラクター。
どれも作品への愛を感じずにはいられない。
この作品を叩くことを夏休み中の生き甲斐にしてる人たちだって、どうせ途中までは一緒になって感動してたろう?
それなのに・・・ラストシーンで映画上映中なのにスマホ開き始めやがって。関西圏のドラクエファンは、マナーのなってない連中だったよ。
これほど作品への愛があふれる映画に、手のひらを返して頑なに「この映画はドラクエではない」だの「愛が感じられない」だの。。。
文句いう口ばっかり一人前に「大人」に育った真のドラクエ愛者は、そんなに不満なら、そのドラクエ愛でもって結託して、この映画以上の愛のある映画を作ってくれ。こんなにわんさか居るんだから出来るだろ。知らんけど。
なんのひねりもオリジナル要素もない、原作の忠実な再現でもいい。もちろん、堀井氏だって未監修の同人作品でかまわないので、信用できない「大人たち」になんて任せてないで、もうお前等だけで作ればどうか。
オレとしては、それはそれで見てみたい。
でも、どーせ口だけの連中が集まったところで、この映画から最後の10分をカットするくらいのことしかできないんだろ?
所詮プレイヤーは創造力がロクに成長できず、ただひたすらクリエイターのつくり物にお金を払って(時には不正にコピーして)遊ばせてもらうしか能がないんだからさ。
あれだけのアニメーションは簡単には作れないと思う。そこはやはり可視化できる評点として評価されてしかるべきだと思う。少しはいつもお世話になってるクリエイター側の立場に立ってモノを考えたらどうだ。
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と煽って、ファンによる真のドラクエ映画という作品づくりを促してみる。
映画ファンと言うよりただのゲーマーなんですが、三部作にしたって駆け足は免れないボリュームなんです、ドラクエ5って。
知ってる身としては、「7割カットのダイジェストを都合に合わせて改変しながら早送り」くらい荒いです。
でもソコは仕方ないし大好きな世界に浸るには十分よーで観てたトコ へあのラスト。ゲームの ファンとしては阿鼻叫喚もやむを得ないのです。
ただ、今はこの映画、我々ゲーマーより普段ゲームをしない人に向けたドラクエ世界の紹介のようなものだったのでは?と思ってます。「続きはゲームで」として。
だとすると、あなたは製作陣の狙い通りですし、我々は「知ってるっちゅうねん」とツッコまざるを得ないんです。
僕らへのプレゼントだと思ったら、
別の子へのプレゼントだったんで駄々こねてるんですよ、
大人になれないもんでw