「脚本も堀井氏が監修してる事を理解しよう」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー TheNextThreeDaysさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本も堀井氏が監修してる事を理解しよう
私はリアルタイム世代で、Ⅴはスーファミ、プレステ、DSと殆どの機種でプレイした。
最初は鑑賞スルーの予定だったが、異常なレビュー数と低すぎる平均点数に、失礼ながら「寄生獣」で平凡な監督と理解していた山崎氏が、ドラクエでそんなに観客の神経を逆撫でする映画を作ったのかと、楽しみに観に行った。
予想は何となく当たった。
そして観て良かった。
ファンタジー映画ではなく現代の映画だった。
パンフレットを購入したが、まず、この映画の企画は山崎氏ら3人の監督ではなく東宝であり、東宝から依頼されていることは理解しておくべき。
しかし彼等はプロとしてきちんとした仕事をしている。
キャラクターは活き活きと表情良く喋る。
モンスターが上手く立体化され、小気味よいスピードで飛び跳ねる。
何より、長大なドラクエⅤのシナリオを良く2時間に収めたものだ。
当然ながら変更点、省略は様々あるが、まずはこれだけでも褒めるべきだ。
音楽は都響オーケストラが今回のために録り直していなかったのは残念だが、やはり戦闘シーンの音楽を映画館で聞けるのは嬉しい。
声優陣ではビアンカ、ゲマが特に良かった。
そして脚本だが、堀井雄二氏からのドラクエVファンに向けた「みんな元気か? 現実は辛いけど、頑張ろう」という」メッセージと受け取った。
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